プライマリ・ケア学会に参加してきました
ポートメッセ名古屋で開催されたプライマリ・ケア学会に5月13,14日とトラベルwithじぇぷとのブース出展として参加してきました。
ぼくたちがやっている旅行支援について興味持ってもらえて嬉しいです!
旅行支援は岡山に帰っても続けていきます。
岡山の皆さんにも「旅行する」という選択肢を持ち続けてもらうことと、「旅行支援」という関わり方ができる人を増やしていきたいと思っています。
今回のプライマリ・ケア学会ではずっと会いたかった人や、久々に会えた人、新たな出会い、そして理想と現実など、様々な刺激に触れることができました。
まずは東京都町田市のヨリドコ小野路宿さん。
歴史的な場所でありながら、竹林放置が問題になっている土地で、古民家をフルリノベーションした施設。
訪問看護ステーションを始めとして、カフェ、地域のみんなが集まれるコミュニティスペースなどが集まっています。
「あるといいな が あるところ」をコンセプトに、人と繋がる場、力を生かす仕組み、学びを育む環境、を作り出しています。
コンセプトも素敵だし、建物の雰囲気とかも抜群に素敵。
木の温もりもありつつ、広々としたスペースで
「ここに来るとテンション上がる!」
「よーし!運動するぞ!」
「みんなで楽しいことしよー!」
みたいな感じがたまらないですよね。
老若男女、出身も国籍も関係なく、地域の人らが自主的に集まって、自分たちの好きなことをして、運営していく。
これがあるべき姿だなーと思いました。
田舎あるあるだと思いますが、運営当初は地域住民から批判的な声もあったとお伺いしました。
つい最近でも、高知県の地域おこし協力隊の活動とその周りの方の話が話題になっていますね。
それでも今のように、地域になくてはならない場所になったのは「とことんやり続けること」と「理解してくれる地域の人と繋がったこと」があるとのことでした。
やはり生半可な気持ちでやるのではなく、そして自分一人の力でやるのではなく
「自分の大好きなこの場所をみんなで盛り上げていきたいんです!」
という強い気持ちが大切だと感じました。
その気持ちは自分も負けてないと思います。
高校卒業後からいろんなところで暮らしてきて、やっぱり地元が一番だと思ったからです。
論理的な理由などなく、生まれ育った地元の雰囲気や町の名前、方言、特産物、そんなのがただただ大好き、それだけです。
ヨリドコ小野路宿さんのコンセプト、空間デザイン、非常に勉強になりました。
そしてもうひとつ。
広島県三原市にある暮らりさん。
1階がデイサービスくらすば で、2階がデザインオフィス。
そして地域とつながるためにデイサービスの軒先で八百屋をやっています。
老若男女関係なく誰しもが何かしら生きづらさを感じていて、そんな人たちがここと関わることで少しでも一息つけるような空間づくり。
とっても素敵です。
先ほどのヨリドコ小野路宿さんとは違いデイサービスというハコモノなので、利用者さんが安心して過ごせるよう完全に地域に開ききるのではなく
閉じた空間と開いた空間のちょうど良い塩梅を探り、誰もが過ごしやすい環境作りを実践しています。
こちらの施設はオープンして約1年。
創業時ならではのリアルな部分もたくさん教えていただきました。
コンセプトや空間づくり、地域との関わり方など非常に共感できる部分が多く、ぼくたちの何歩も前を行っている暮らりさんはぼくたちのロールモデルとなる存在だと思います。
もちろんそのほかにも素敵なものはたくさんありましたが、ここでは一例として2つの事業所さんを挙げました。
いろんな方と繋がって、思いを共感して、みんなで素敵な空間を作っていけるのがベストだと感じました。
今回の記事を読んでまた共感していただけると幸いです。