VSムアントン in タイ
今年もやって参りました、シーズン後のタイ遠征。
10月中旬に、チームのマネージャーから、パスポート更新しといて〜と言われていたので、今年もタイ遠征のメンバーに入ったんだな、準備しておこうという気持ちになっていた。
正直、タイに行く事は本当に楽しみだった。
タイ料理は結構好きだし、タイの街の雰囲気、人々の優しさ、そしてゆる〜い感じが俺は好きなのだ。
そして、妻も東南アジアにはよく旅行に行っていたみたいで、タイのことは好きと言っていたので今年も楽しみだった。
昨年はブリーラムとバンコク、合わせて10日程度居たので、空いた時間にショッピングモール、繁華街、住宅街、屋台等色々巡れたので、とても良い思い出しかないんだけど、今年に関しては4泊5日だし、しかも9日のナイターゲームをして、翌日の早朝6時45分にはホテルを出発しなければならなかったので、全くと言っていいほどタイを満喫できなかった。
12月6日の早朝に宮の沢のクラブハウスを出発し、新千歳空港から羽田空港を経由し、国際線に乗り換え、タイのスワンナプーム国際空港へと向かった。
昨年は、プレミアムエコノミーというそこそこ良い席で、移動は全く苦にならなかったんだけど、今年は予算の都合上、全員がエコノミーにての移動だった。
身長やガタイが良い俺や、その他選手にとって、8時間近くをエコノミーは中々キツイ。
まぁ普段の旅行等なら全然構わないんだけど、着いてから3日後に試合があると思うと、中々しんどいなーと思っていた。
ま、調子に乗ってんじゃーよってことだし、俺のプロ生活のルーツは20時間のバス移動だったので、飛行機で8時間くらいの移動を、苦にしてる場合じゃねーよとも思っていた。
そして、俺はある失態を犯してしまった。
羽田空港にて、持っていた日本円を、タイの通貨バーツに両替しようと思っていたのだけれども、持っていたリュックの中身をいくら探しても、財布が無い。小銭入れしかない。
でも、なんとなくだけれどいつも持っているボディバッグの中に入れた気がしていて、それは大きなスーツケースに入れていた。
スーツケースは新千歳で預けていたので、スワンナプームに着いた時に、スーツケースを開ければ、財布はあるだろうと思っていた。
がしかし、スワンナプーム空港に着いて、スーツケースを開け、ボディバックを開けても財布が見つからない。クレジットカード、免許証、キャッシュカード、マイナンバーカードと、大きい額の金額が入っていたので、本当に焦った。
でも多分ではあるけれど、海外で無くしたわけではなく、羽田空港もしくは新千歳空港、コンサバスの中、宮の沢のクラブハウス、自家用車、はたまた、そもそも自宅に置いてきたのでは、と思っていて、それなら日本国内だしどうにかなるだろうという、めちゃくちゃ楽観的な気分でもいた。
とはいえ、財布がないことには変わらなかったので、とにかく札幌にいるスタッフに連絡をして、クラブハウスと俺の車を探してもらった。
なんと、駒井と俺のロッカーの間に財布が落ちていた。
俺のせいじゃない、駒井のせいだと思いながら、見つけてくれたスタッフにとにかく、感謝の気持ちを伝えた。
変なところに靴と椅子を出している、マッチョニキ駒井のせいだと思っている。
まぁ余談はさておき、サッカーの面での話をしていこうと思う。
12月4.5.6日はスポンサーパーティーや、移動含めトレーニングが出来ていなかったので、7.8日の2日間で調整して試合に挑まなければならなかった。
暑さは30度以上、ボールも違う、グラウンドも日本のピッチとは全然違ったので、対応はとても難しかった。
まぁでも、割とそんな環境が好きなので、ミスったり暑さでバテてもしょうがないやーくらいの気持ちで、ポジティブなマインドでプレーしていた。
そりゃあキツイけど、こういう経験も年齢重ねる毎に明るく前向きな気持ちでいる事が出来ているので、しんどいというより、むしろ楽しくてしょうがなかった。
2日間の練習が終わり、一気に試合モードに入って行く。コーチからは、60分出ると伝えられていたので、しっかりフル出場のつもりで準備した。
しかし、あまりホテルの食事が合わなかった事もあり、栄養面ではとても不安があった。
まぁ試合前日に限らずになんだけども…
とにかく、そんなに味のしない肉と魚、たまに出る納豆とキムチ、唯一美味しかった味噌汁で、ちょっとパサパサな米をかき込んだ。
食事に関しては、昨年泊まったホテルの方が美味しかったかな…笑
そんなことはしょうがないので、出来るだけ頑張って栄養を摂ろうと持ってたし、セブンイレブンが、タクシーで100-200円のところにあったので、補食等は調達する事が出来た。
緊張と不安がありながらも試合前日の夜と試合当日のバス出発までの時間を過ごし、ムアントンのホームスタジアムへと向かった。
昨年のチェックの古巣のブリーラム戦や、チャナティップのいる川崎フロンターレ戦ほど、人数の上では盛り上がってるとは言えないものの、スタジアムの周りには、ムアントンのユニや、コンサドーレのユニフォームやTシャツを着た人たちが居て、とてもモチベーションが上がった。
ウォーミングアップの時にピッチに出て、遠くタイまで応援しにきてくれたサポーター達に挨拶したんだけどね…
コールリーダーの安中さんをはじめ、ウルトラスのメンバーや、沢山のコンサドーレサポーターが来てくれていて、本当に嬉しかったし心強い!と思わせてくれた。
こんな暑い中での応援もそうだし、普通のアウェイ戦とは比にならないくらいの金額が掛かる中で、わざわざタイのムアントンのスタジアムまで来てくれて、この人達に無様な試合、プレーは見せられないと思ったね。
来てくれたサポーターの思いや、わざわざ有料会員になって試合を見てくれるサポーターの為にも、良い試合をして勝つ!と、意気込んだし、やっぱり俺らコンサドーレは、沢山の人に愛されて成り立っているんだと再認識させてくれた。
やっぱり良いね、コンサドーレというクラブは。自分がサポーターだったからこそ、強く思う。
試合はというと2回ほど、決定機と思われるようなピンチを防いだと思う。
これは赤池さんと、2年間取り組んでいた部分が出たと思う。
コンサドーレは攻撃に重きを置く反面、守備が手薄になり、GKと相手選手が1対1になるシチュエーションが多い。
そこをGK陣としてしっかりトレーニングで落とし込められたからこそ、防ぐ事が出来た。
ビルドアップの部分は、高い位置でサポートをしていくというテーマがあったので意識したんだけれども、相手チームがそこまで前から来なかったので、そんなに難しくはなかった。
だが、2本ほどミドルパスの距離感が合わずに相手ボールになってしまった事は、課題として残る部分であった。
ミシャ監督に求められてるのは、攻撃の時にいかに良い配給できるかという部分なので、さらに改善していく余地があるし、菅野選手、高木選手、大谷選手にまだまだ及ばないプレーではあるので、来シーズンさらにバージョンアップをしていきたい。
後半の失点場面に関しては、構えた時の両足のスタンスが広く、重心が後ろに乗ってしまい、更に自分から見て右側に体重が乗ったことによって、正面の上のボールに対して反応が遅れてしまった。
シューターが左利きということもあり、少し重心が傾いてしまった。
シュートスピードがあったとはいえ、止めるべきシュートだったと思う。
まだまだ自分の実力不足と、試合に出れた事で自分の良さと課題を再認識する事が出来た。
試合は1-1。ドローの結果となってしまった。
現地に来てくれたサポーター、コンサドーレを応援してくれているタイの人達、日本で応援してくれているサポーターには申し訳ない。
でもこの試合と、この試合に向けての準備や経験はクラブとしての財産になっているので、2024年以降は、必ずこの経験を生かしてさらに上に行けるように頑張っていきたい。
試合の感想はこんな感じかな。もし、聞きたい事があれば、コメント欄やTwitter等にコメントくれれば答えます!
試合は今スカパーかな?で見られると思うし、よくわかんないけれどYouTube等で根気よく調べたら出てくるのかな?
公式なのかどうかは、海外のサイト含めよくわからないので、ここには載せませんが、気になる方はハイライトでも見てください!
で、ムアントン戦が終わり、ホテルに帰ったのが22時過ぎ。
翌朝6時半には出発しなければだったので、とても忙しく、タイを満喫する事は全く出来なかった。
ゆっくりタイの屋台でも行って、ビールでも飲みたかった。
ちなみに昨年タイに行ってから、タイ料理好きになり、この間も札幌のタイ料理屋さんにご飯食べに行きました!
でも、パクチーは苦手…
翌日にまた12時間以上の移動で帰国し、宮の沢に無事到着。
12月11日から約1ヶ月のオフシーズンが始まった。
昨年は11月中旬からオフだったのもあり、そして自身の結婚式もあり、コンディション含め1月の始動にはとても不安があったものの、今年のオフ期間は短い。
子育て等はあるものの、基本は札幌群馬にいて、トレーニング場所に困る事もないし、コンサアカデミーへの指導や、群馬や京都などでのサッカースクール等、沢山自分の為になるイベントがあるので、コンディションも上げていきながら、さらに自分自身をアップデートしていきたいと思う。
オフシーズンも書ける事があったら書いていきたいと思うし、キャンプ中も時間はあるので、色々書ければいいなと思います。
もし、書いて欲しいものがあればコメント下さい!ここのコメント欄でも、Twitter[新X]でもいいので。
最後に写真でタイ遠征振り返ります!
好きな人が写っていたら是非拡散と、いいねをよろしく!
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