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僕なりのキャリアアップ

みなさん。こんにちは。

第60代 ボクシング「元」日本ライト級チャンピオン。土屋修平です。

この度、私はプロボクシング界に「選手」として復帰します。

賛否両論あると思いますが、私の私なりの考えをしっかりとここに表していきたいと思います。

ハンパじゃやらねぇよと。


自分の思い。経緯。

また、どういう意図で活動していこうと考えているのか。

簡単に書いていこうと思ってます。

長いので時間ある時に読んで!!笑


【目次】

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・なぜ現役選手に戻るのか
・5Rボクシングのポテンシャル
・移籍について
・僕が何をしていきたいのか

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【何故現役選手に戻るのか】


まず、私は2年前にプロボクシングを引退しました。

「体力の限界」「身体のダメージ」

いくつかの言い訳をしましたが、本音は

「このままの流れでやってても何も変わらないな」

でした。

SNSで何度も発していますが
ボクシングは世界で最もメジャーなコンタクトスポーツで、オリンピック種目でもあり

世界で最も稼げるスポーツ

です。

先日のWBSS(World Boxing Super Series)で井上尚弥選手はさいたまスーパーアリーナに約30000人を集めチケットはSOLD OUT。

民放2社が生放送するなど別次元のコンテンツ力を発揮したと思います。

『ハンパねぇだろボクシング!!』

しかしながら現状

日本のボクシングは

「貧乏」「ツラい減量」「ダサい」

と、世間的にいいイメージがほとんどありません。

私は「イメージ」を変えたい。

泥臭く、貧乏で、いつも減量やチケット販売の話ばかり。
そんな『ボクシング』のイメージを変えたい。

そのために2年間、足りない頭と身体をフルで使って勉強しました。
いろいろな問題に直面したし、成功したとは言えない結果ばかりが残りました。

そして東京に帰って来ました。

そこで、いろいろなモノと人とタイミングが繋がった。

“ボクシングは他の格闘技に絶対負けないコンテンツだ!!”


私はそう思っている。


**「やれることを全部やろう」 **


僕の「資産」は人生を懸けてやったボクシングの『経験』と、それに対して『悩み考え抜いた経験』にあると思っています。


それを発揮するためにあえて「選手」として現場に戻ります。

I'm back

シュワちゃんばりの“I'm back”です。




【5Rボクシングのポテンシャル】


ボクシングに復帰するにあたって僕は今回のKnockout Dynamite トーナメントから始まった

「5R制ボクシング」

これに特化する方向性で選手として活動していきたいと思っています。

流行らせたいんです。5Rボクシング(笑)流行らなかったらまた考えますけどw

・5Rボクシングの何が良いか

まず、ボクシングといえば世界的に12R制。

12R制になると年間2試合。

身体のダメージも大きく多くてMAX年間3試合が限度かなと。

簡単に言えば

“年に2〜3回しか人前に出ないプロスポーツ”

であり、コマーシャルを含めても非常に露出が少ない。
また年に2〜3回しか試合をしないということはタイトルマッチ(王座挑戦、交代)も年に2〜3回しか行われません。
これによりランキングに入っている選手は平気で2〜3年「待ち」の期間にさらされるわけです。
身体のピークに関係なく。

これは重大だ。

一回の負けでチャンスは2〜3年来ないし。


5R制にすることによって5〜6試合できるようにすればそれだけで露出も増える。

そして

“日本ボクシングコミッション内で5R制ボクシングができた!!!

日本という国は1国1コミッションという世界的に非常に珍しい国です。

つまり日本のプロボクサーライセンスを持っている選手は全員が日本ボクシングコミッションに帰属しています(例外あり)

コミッション内で5R制ができれば

・優れた選手ほぼ全員が自由に参入できるようになる
・5Rで試合経験を積み12R制にも問題なく行き来できるetc...

など、選手のバリエーションが増えて面白い(と思う)

もちろん12R制が悪いわけでは全くない。
先日の井上尚弥選手を見てもそれは明白。

「12R」には12Rの駆け引きと「人間の極限」を見られる良さがあります。
「5R」には5Rのスピード感とエキサイティングな試合が生まれる良さがあるはずです。

また5Rボクシングでキャリアを積み12Rにチャレンジするという道もあっていいと思います。
年間試合数が多くできるし、キャリアを積みやすい。逆もしかり。

「長距離走があれば短距離特化型選手がいてもイイよね!!」

そういったより個人の得意ジャンルに踏み込める余地も、もちろん作ることができます。



【移籍について】

今回復帰するにあたって私、土屋修平はお世話になった角海老宝石ボクシングジムを離れることになりました。

個人的にやりたい方向性があり、強く発信をしていきたい。
その上でお世話になったジムに迷惑をかけたくはありません。

なので、移籍を決断しました。

角海老宝石ボクシングジムには本当に本当に感謝しています。

しっかりとお話しさせていただき移籍の手続きを取らせていただきました。

鈴木会長と浅野マネージャーには今でも良い関係でいさせていただいてます。

そして次戦から『reason大貴ボクシングジム』に所属してDANGANプロモーション主催興行を中心に活動することとなります。

professional boxing DANGAN


【私がやるべきこと】


私がやるべきこと。
それは「外敵」になること。だと考えています。

現役選手の諸君。
俺は目立つぞ。一回引退したおじさんなのに。

頑張って試合とかして今やってるプロ選手より前に出て目立ってやる。

それでイイのか?悔しくないのか??


5Rボクシングをメジャーにして目立ってやる!!

それ以外でも、なんかしらの動きを作ってやる。

やってやろうよ若造ども。
盛り上げようぜボクサーどもよ。

遊びじゃない。

俺は至って本気だ。




【僕なりのキャリアアップ】


僕の中でボクシングは誇れる「キャリア」のひとつです。

そして2年間「外の世界」でキャリアを積み、揉まれてボコられ厳しさを味わい本当にポンコツでした。

その経験。「キャリア」をボクシング界に戻り生かしさらに強く発信していきたい。

そういう形の『キャリア』があっても良いんじゃないでしょうか?

「出戻り」と言われるのはわかっていますが、違う業界でキャリアを積み、現場に戻るというのは世の中ではごく普通のことだと思います。

もちろん成功するかはわかりません。

そしてそこはみなさん。お客様が判断し、評価するところでしょう。


さあ?どうなるでしょう?

みなさんにプロボクシングの「価値」をお届けします。

見とけこのやろー


ちゃお( ・∇・)



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