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#87 ブレンディッドラーニング
ブレンディッドラーニングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
実は、私ごとなのですが、
人材育成に関わるような、SaaSの企業に只今在籍しておりまして。
その関連で本書を手に取り読みました。
内容
ブレンド?何をブレンドするんや?となると思うので
その辺りから、説明します。
すっごく簡単にいうと
「オンライン研修」と「オフライン(対面)研修」をブレンドします。
コロナでオンライン研修はすごく発展しました。
Zoom、Meetの使用は当たり前になり、
私もそうですがフルリモートでも働けるような働き方も現れてきています。
今まではオフライン研修をそのまま乗り換えたようなオンライン研修ばっかりだったものが、オンラインの良さをうまく使えるような研修も現れています。
じゃあ、オンライン研修のメリットとは?何?って話ですが
ここも端的にいうと
「コスト」「個別化(一斉研修でないこと)」
かなと理解しています。
ここにおける個別化というのは、もちろん個人の習熟度に合わせてレベルを合わせたりできるというだけでなく。
「個人が好きなタイミングで、自由に学べること」
と定義させてください。
このように、個人が自由に学べるしコストも抑えられるオンラインと
オフラインの対面研修を融合させることが効率的かつ成果の出る研修になり得ると
本書では言っています。
本書では、40:20:40のハイ・インパクトモデルを使って説明していますが、
学習効果を高めるためには、事前:研修:事後の構成比を40:20:40にすることが重要と謳っています。
もう少し具体的な例を記載しますね。
【事前】
ビジネスマナー基礎の研修をする前に、そもそもなぜビジネスマナーの研修が必要かを学び、具体的な事例などは、事前にインプット
【研修】
集合研修で実際にお手本を見ながら実践
【事後】
各職場に戻って、実際に先輩に見てもらったり、お客様と接して実践する
という具合です。
この例だと、事前研修なんかはオンラインに置き換えができますよね。
オンラインだと、好きなところを見返したりと個人の学習フェーズに合わせられます。
ブレンディッドラーニングは、オンラインとオフラインをブレンドしながら研修を実施していきます。
また、階層別研修だけでなく、個人が常に学び続けながら実践できる場が個人にとっても会社にとってもいい場所だとしています。
※このあたりは少し私の解釈が入っています。
感想・まとめ
私は、2016年に新卒で化粧品メーカーに入りました。
その際はオンライン研修??何それおいしいの?状態でした。
新入社員研修は、3ヶ月間研修所にカンヅメ。
それはそれで同期の仲が深まったのでよかったです。
一方私のパートナーは2021年新卒なので、同期にもほぼ会わないまま新入社員研修があったと言っていました。
この差はすごいですよね。
ただ、今は幸いにも両方選べるということは間違いなく言えることだと思います。
オンラインしかできなかった時に色々なものが洗練されました。
オンラインでどうやって解決しようとみんなが考えて
その成果として、テクノロジーや仕組み、考え方が変容しました。
すごいところで、ある程度適応できたと思っています。
今はコロナが明けて(明けたといっていいと思っています。)
コロナ前の2010年台の生活に近い生活が戻ってきました。
じゃあここで私たちはどういう選択をするのかが
すごく大事だと思っています。
コロナ渦に洗練されたものを無駄にしてしまうのは勿体無い。
その結果としてオンラインで仕事できるようになって、育児や介護がある家庭は働きやすくなったり、
いろんないいこともあったと思っています。
それを、どうやってブレンドしていって
一人でも多くの方が豊かに生活できる社会を形作っていくのか。
それができれば、あのコロナ渦を力に変えられるような、しなやかさを手に入れられるような気がします。