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#41 定常型社会

社会福祉とか資本主義とか
いろいろ気になることはニュースを見てても思うけど
どんな社会があるべきなのかいろんな話をいろんな人と改めてしたいと
そう思った本でした。

本書では

1.マテリアルな(物質・エネルギーの)消費が一定となる社会
2.(経済の)量的拡大を基本的な価値ないしは、目標としない社会
3.(変化しないもの)にも価値をおくことができる社会

定常型社会 新しい「豊かさ」の構想/広井良典

としての「定常型社会」を提唱しています。

例えば、
人生を「成長期(子ども)ー生殖期(大人)ー後生殖期(老人)」の
三つの段階に分け

それぞれ
成長期は、「遊+学」
生殖期は、「働」
後生殖期は、「遊+教」をすべき。

また、そういった目線で見たときに、労働人口以外の比率で行くと
ほぼ一定であるといっていたりしています。
そしてそんな「人」起点で社会システムを考えるべきと。

紹介するときりがないので、あとは是非本書で。

「社会保障」と言うものを理解していなかった
感じました。

たまたま、migkakibaの中でも相互扶助と自助努力のバランスみたいな話をしたり
コテンラジオでも社会保障の会聞いていたりするので
今社会保障について考える時期なのかもしれないと思いつつ

「公」の担うべきパートについて改めて考えました。
例えば、ホームレスの人はもう少しサービスを受けるべきなのかもしれないし

見方を変えれば、都市でも空き缶を拾いながら
世界のどこかの人に比べたら豊かに生きているのかもしれない。

個人的には、その人が尊厳を持って生きて行くための
マズローの下の方の欲求を満たす
最低限のサービスは、「公」かなと思っていたりしますが。
現代の社会問題は、そこだけでは解決しない。

そのため、「公」にいろんなものを求めたり
一方で「個人」の責任という人もいる。

「公」「個人」の間の、セーフティネットが必要なのかもしれないな
と今は思っています。

きっとどちらでもカバーしきれなくて、
セカンドとショートみたいにベースの間もきっちりと
相互に補完しながらカバーするような

そんな、人との繋がりとかコミュニティみたいなものが
オンラインとリアルと、動画と音声と文字で
実現するといいのかなと。

誰かにとっての、そんな存在になりたいし
そんな場所を作れるような人になりたいなと
思っています。


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