#92 ジャンプ
「風が吹けば桶屋が儲かる」とはよくいったもので
世の中には、想像もし得ない関係性というのが存在すると思ってる。
人智を超えたものもその中には多く存在すると思っていて
それを人間が理解しようとすること自体が傲慢な行為のようにも感じている。
そう思っていても
「あの時こうしてれば」なんて思うことはザラにある。
その行為が、後々こんなことにつながるのであれば、やらなかったのに。と
本書の主人公もそんな感じで
どこで選択肢を間違えたのか、どこからリセットしてやり直せばよかったのか。
そんなことを悩んでいました。
すごくわかる。
※冒頭と言っていることが違うけれど。
一方で、私はスティーブ・ジョブズの
「Connecting the Dots」のスピーチがとても好きです。
目の前の好きなものに全力で取り組めという叱咤激励だとは思うのですが
それ以外に、ここから人智を超えた因果のようなものを感じます。
ホモサピエンスが狙って因果を予測し
これをすればこうなるだろうと思うのは、限界がある。
そこを取り払い、狡猾かつ戦略的になりすぎないことが
効率なんて考えないことが結果的に最短経路になるのではと思います。
とはいえ
ストーリー理解しかできない人類なので
事象に対して原因や因果を求めてしまう。
そうしないと理解できない、納得できない。
ここの天秤が非常に心としてはしんどいんでしょうね。
まだまだ私も修行が足りないので
しばらくはどうしようもない後悔を続けそうです。