#51 ビューティフルからビューティフルへ
極度の自己否定を極度の自己肯定に反転させ、その両極を繋げることによって、
束の間、魂を生き延びさせる、その方法を描いた小説でした。
すみません。
Amazonに書いてあった推薦文をコピペしました。
でもなんだか、わかる。
言葉にはできないけど、
高校生ってすごく欲望と情熱を詰め込まれていて栓をされていて
でも、制限とともに安全地帯な一面があって
エネルギーとその状況から、なんだかどこにでもいけそうな気がする。
そんな人種ばかりの坩堝で
日々の変化が激しくって、
今日の私と明日の私は別人になってるような
そんな世界の混沌をいろんな角度と書き方で表現されていました。
感服でした。
これを整った文章で、広辞苑の表現で書かれたらきっと
私には伝わらなかった、
散文、散らかり、エントロピーがすごい、そんな文章が素敵でした。
でも、話としては日常で
意外と起承転結もなく、すぎていく
そんな感じも、なんだか懐かしくかつそれっぽい。
自分の高校生の時も
というかなんなら今の自分を10年後の私が見たら思うかもしれないけど
今の私にとっての世界でしかないので
なんだかって思うかもしれない。
けど、この高揚感、生きている感覚を
血が出るくらいに噛み締めていたいと、そう思えました。
明日もしっかり地面を踏んで、
太陽に焼かれて、黄砂にやられながら、生き延びようと思いました。
梅雨ですが、