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デザイン系note集

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2023年4月の記事一覧

「不快のデザイン展」で心理効果を駆使した斬新なアイディアに触れるチャンス!

イントロダクション先週末に東京のGOOD DESIGN Marunouchiで開催されている「世の中をよくする不快のデザイン展」に行ってきましたので、その紹介をしたいと思います。  「不快のデザイン展」では、意外性に満ちたデザインが展示されています。不快感を効果的に活用することで、注意喚起や行動変容を促すデザインが紹介されており、世界をより良い方向へ導くデザインの秘密に迫ることができます。  「不快のデザイン展」は、写真撮影・SNSシェアOKだったため、以下ではデザイン展

Yahoo!ニュースを読んだ感想は、なぜ「いいね」ではいけないのか

少し前から、Yahoo!ニュースで配信される記事にはこんな表示が出るようになりました。 記事を読んでどうだったか?という感想を選んで押せる「記事リアクションボタン」です。 みなさんはこのボタン、押したことありますか? わたしは押したことがあるのですが、実はそのときちょっと引っかかったんですよね…。 「学びがある」「わかりやすい」「新しい視点」という言葉に、です。 なぜ、「いいね」のような単純な言葉ではないんだろう。記事を読む側からすれば「いいね」のほうが押しやすいの

実案件から学んだ、本当に役立つUIデザインの法則50 ユーザビリティチェックリスト総集編

こんにちは!i3DESIGNデザイナーチームです。 今日は、私たちが様々なクライアントのプロダクト・サービスの改善を行っていく中で得た、ユーザビリティを改善するためのヒントを50個シェアしていきたいと思います。 マガジン「ユーザビリティチェックリスト」01〜09ののまとめ記事です。 「ユーザビリティチェックリスト」ということで、UIデザインの「あるある」を取り上げ、改善案とセットでまとめています。 今回は、10のヒューリスティクスをもとに分類してみました。10のヒューリス

LLMが変える、ユーザインターフェースの未来

こんにちは、高橋と申します! 2022年末からChatGPTをはじめとしたAI技術が爆発的に普及しはじめ、とてもワクワクしながら毎日を過ごしています。 本日は、昨今のAI技術がユーザインターフェースにどんな変化をもたらすか?という観点から記事を書いてみました。 CUI→GUI→NUI→?人間とコンピュータの接点であるユーザインターフェースは、その時代の最新技術を取り込むかたちで、これまで進化を遂げてきました。 70年代ごろ:CUI(Character User Inter

デザイン4原則でUIの観察眼を鍛える

ココナラのHead of Designをしている外崎(@TakumiTonosaki)です。弊社にもついに新卒デザイナーを迎えることになりました。育成プランを練る中で、若手UIデザイナーが最初に身につけたい、そして今後も汎用的に使えるスキルについて僕なりのアイデアが浮かんだのでこの記事を書きました。 ◎この記事読んでもらいたい人 ・新卒、若手UIデザイナー ・デザイナーのメンター ・情報設計が上手くなりたい人全般 デザインの本質と「情報設計」の重要性UIデザイナーとして学

モーダルで悩むのは「もうだるい」ので整理した

はじめにモーダルって言葉はよく聞くけど、なんかわかっているようでわかってない、、 というデザイナーの方は多いのではないでしょうか? そんなモーダルについて悩むのは、「もうだるい」ということで整理してみました。 今回は、モーダルとは何か、モーダルの制御レベルの違いとそれぞれの用途や目的、使い分けのポイントについて解説します。 それぞれの使い分けがチーム全体で意識できると、よりユーザーにとって負荷の少ない体験が設計できるようになると思うのでぜひ読んでみてください。 モー

カタチからはじめないデザイン

デザイナーにはデザインを作るとき、様々なアプローチ、プロセスがあると思います。また正解も不正解もないでしょう。今回は、大事にしているデザインてとての「デザイン制作の入り口」を紹介します。 依頼する側にとっても、制作する側にとっても何か参考になればと思います。 また、デザインを依頼する時の心配事として「どう頼んでいいか分からない」というのは、かなり大きな割合を占めているのではないでしょうか? デザインを頼むのだから、明確なイメージを伝えないきゃいけない、ということは決してありま

デザイナーが組織づくりに初挑戦!デザインプロセスを活用して重要なワークショップ設計を成功させた話

こんにちは!クックパッドのデザイナーの後藤(@__chhi)です。突然ですが、みなさんはワークショップの設計をしたことはありますか? 今回実務で初挑戦したのですが、デザイナーでもスキルをフル活用すれば想像よりも難しくないことに気付いたのでnoteにまとめてみました。 私と同じくデザイン組織づくりの一歩目に悩んでいる方の知見になれば幸いです! 難しく考えすぎないのがポイント。日頃のデザインプロセスを活かして本当に求められるものを作る。私自身、最近デザイン組織づくりにも参加す

FigmaのSlotを活用したらデザインシステム管理が超絶楽になった話

いつも大学や英語の勉強についての記事を書いてますが、今回はデザイナーとして働いている私が知った技術的なことについてまとめていきたいと思います。 改めて軽く自己紹介昨年の11月よりファインディ株式会社でUI/UXデザイナーとして働いております。ファイディで働くのはとても楽しく、また周りの優秀な人達に囲まれて自分もメキメキと成長を感じています。(ここに関しては入社半年エントリー記事で詳しく書く予定) 普段はプロダクトの魅力を高めるために様々な取り組みを行っています。その中でも

新卒デザイナーの時にやっててよかったこと

こんにちは。プロダクトデザイナーのmybです。 デザインやクリエイティブの仕事は学生時代のアルバイトや個人受託なども含めると7年ほど、大学卒業後の社会人キャリアとしてはちょうど5年が経過しました。 現在は9名のプロダクトデザイナーが所属しているチームのマネージャーと、SaaSプロダクト戦略の意思決定に関与しています。 「新卒の時にやってたことが今でも活きているな」 と感じることがいくつかあるので簡単に紹介してみようと思います。 ① 過去施策の社内wikiや、issue(

UXリサーチをやるかどうかの判断軸

「とりあえずユーザーにインタビューしてみよう!」と勢いで調査を始め、結果的には「ふ〜んそうなんだ〜」という感想で終わってしまった経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか。 あくまでリサーチは手段!と頭ではわかっているはずなのに、ついインタビューをしたい気持ちが先走って、その先の活用が疎かになってしまう。(昔の僕です) 今はリサーチが目的にならないよう、事前に調査の目的や、調査結果を誰がどう活用するのか?を整理するようにしています。 時には「そもそもこの課題はリサーチ