マガジンのカバー画像

リンモチのデザイン

16
リンクアンドモチベーションのデザイン組織が発信する記事をまとめたマガジンです。 デザインプロセス、チームづくり、プロダクト開発の裏側など、幅広いテーマで発信していきます。
運営しているクリエイター

#プロダクトデザイン

ユーザー体験を磨くことは、事業を伸ばすことではない

リンクアンドモチベーションでデザイナーをしている辻井です。今日は、社内ミーティングでもらったフィードバックが、驚くほど深く突き刺さったので、その話について軽く書いてみます。 (写真は旭山動物園のホッキョクグマですが、本題にはほぼ関係ありません。) もらったフィードバックはタイトルの通りなのですが、もう少し噛み砕くとこんな内容でした。 ユーザーにフォーカスして、ユーザー体験を改善する活動は、それ自体は尊くて意義深いこと しかし、事業のフェーズによってその優先度や重要度は当

『Deep Dive』して、プロダクトを磨き上げる

こんにちは。リンクアンドモチベーションでUXデザイナーをしている辻井です。会社として、3ヶ月サイクルでチームの目標や方針を定める文化があり、今日は今期のテーマについて書いていきます。 直面していた壁先期は、過去最多のメジャーリリースを行い、開発チームとしての出力を大きく高めることにチャレンジしました。決して大規模なチームではないのですが、職種間の連携を深めることで、アウトプットの目標はしっかりと達成することができました。 一方で、各リリースに対して定めていた「アウトカム目

リンクアンドモチベーションの「デザイン組織」について、自己紹介します

リンクアンドモチベーションでデザイナーをしている辻井と申します!2014年に新卒で入社をして、5年半は組織人事コンサルタントをしていました。そこから、社内でジョブチェンジをして"1人目デザイナー"となり、デザイナーになってから3年半が経過しました。 突然ではありますが、「リンクアンドモチベーションのデザイン組織について、お伝えしてみたい」と思い、筆をとりました。 言うなれば、デザイン組織の自己紹介記事です。ゼロからデザイン組織を立ち上げた事例の一つとして、気軽に読んでいただ

そのプロダクトで、心は動いているのか?

僕は今、UXデザイナーとして、BtoB SaaSのプロダクトをつくっている。携わっているのは、『ストレッチクラウド』という名前の成長支援サービス。360度サーベイや研修を変化のきっかけに、継続的なアクションプランの実行に伴走し、個人の成長・変革を実現する、というものだ。まだまだ発展途上なので、どのように成長実現の確率を高め、再現性を生み出すかを探求中である。 今し方、カケアイという1on1支援サービスを運営する会社の創業者の本を読んでいて、衝撃を受けた。具体的なUXがどうと