2021年版「マイクロモビリティスタートアップ大全」
こんにちは、現在、独立系VC(http://f-ventures.vc)でアソシエイトとしてインターンをしている辻 周悟です。今回は、2021年版「マイクロモビリティスタートアップ大全」と題し、日本と海外、両方のマイクロモビリティスタートアップをまとめていこうと思います。マイクロモビリティの市場はかなりホットで、海外の最大手Limeの評価額はすでに2500億円($24億)を超えています。最近では、日本でもシェアサイクルのサービスが渋谷区・目黒区・港区などを中心に広まりつつあります。電動キックボードに関しても、法改正を推し進める動きが強まっており、去年の10月からは一部の地域で実証実験も始まっています。
1. 海外マイクロモビリティスタートアップ14社
San Francisco(米)
1. Lyft(Lyft)
総調達額:$4.9B(IPO)
→Halo Carsを含む11社を買収し、2019/3/29に上場済み。
2. Lime(Lime)
総調達額:$935M(シリーズD以上)
→去年の5月にUber傘下の電動バイク領域のJUMPを買収した。
3. Skip(Skip Scooters)
総調達額:$131.3M(シリーズA)
→ニューヨークに拠点をおく、Helbizによって買収された。
4. Scoot(Bird)
総調達額:$38.3M(シリーズB)→Birdが27億円で買収済み。
5. BLUE DUCK(Blue Duck Scooters)
総調達額:$35.6M(シリーズC)
6. Spin(Ford)
総調達額:$8(シリーズA)→Ford Smart Mobilityが約1億ドルで買収済み。
NewYork(米)
7. HELBIZ(Helbiz)
総調達額:$31.4M(シリーズB)
→去年の8月にMiMoto Smart Mobilityを、12月にSkipを買収した。
Santa Monica(米)
8. Bird(Bird)
総調達額:$623M(シリーズD)
2020/1/27 Circ(前進Flash)を非公開額で買収。
2019/6/12 Scootを27億円で買収。
Mexico City( 墨)
9. GRIN4U(Grow Mobility)
総調達額:$150M
→マイクロモビリティのGrinとYellowが合併してGrow Mobilityを設立。
→Mountain Nazca(VC)が伸び悩んでいたGrowを買収してExitした。
Berlin(独)
10. Circ(Bird)
総調達額:66.8M$
→2020年1月27日、ベルリンとサンタモニカを拠点とするBirdに非公開額で買収された。
11. Tier(TIER Mobility)
総調達額:$381M(シリーズC)
12. WIND(Wind Mobility)
総調達額:$72M(シリーズA)
Stockholm(瑞)
13. Voi.(Voi Technology)
総調達額:$355.9M(シリーズC)
Amsterdam(蘭)
14. Dott(dott)
総調達額:$56.6M(シリーズA)
2. 主な国内マイクロモビリティスタートアップ5社
1. Charichari(neuet 株式会社)
総調達額:5.5億円
2. mobby(株式会社mobby ride)
総調達額非公開
3. Luup(株式会社Luup)
総調達額:約8億5千万円
4. ema(株式会社EXx)
→移動型滞在施設事業『BUSHOUSE』を展開する株式会社アオイエと、電動キックボード事業を展開する株式会社マイメリットのジョイントベンチャーとして設立。
5. movicle(Curious Vehicle)
総調達額:不明プロジェクト管理ツール「Commu」やビットコインのアプリ「Coincat」の「Curious Edge」が港区を中心に運用。