「しゃもじ」改め「ハンジロウ」です
「しゃもじというこのコンビ名だと、人の10倍の苦労をしてギリ食えるようになるぐらいです」
占い師に言われた言葉でした。
キツすぎる。
人の10倍の苦労してギリて
苦行じゃん。
そうは思いましたが、
お笑い芸人に占いやら字画やら関係ねぇ!
名前なんてなんでもいいんだよ!
そんなの関係なく売れてやらぁ!
みたいな青くさい事を考えて、言われた言葉はあまり気にしないようにしました。
それが10年ぐらい前。
それ以降も番組の企画やライブの企画等、色々なタイミングでしゃもじを占ってもらう機会があり、その度に何度も「コンビ名が良くない」と言われ続けてきました。
でもその度にそのいじられ方で笑いになるし、それがあるならこのままでいいか、と考えて過ごしました。
そもそも「しゃもじ」というコンビ名は沖縄の事務所オリジンに所属する前、ただの田舎の高校生だった僕らが何も考えずに軽いノリで適当につけた名前でした。
特に何かしらの強い思い入れがある訳ではないので、「しゃもじ」というコンビ名を名乗り出して10年以上経ってからも、布団の中で「いやしゃもじて!」と叫ぶ夜があるぐらい、名乗ってる本人でも何そのコンビ名とは思ってました。
でも、そんな諸々を全部「まぁいいか」とずっと放置したままにして過ごしていたのです。
そんな中、娘が生まれまして、娘の名前を考えている時に、ふと気付きました。
あれ?俺、自分のコンビ名の時はそんなの関係ないとか言ってたくせに、子供の名前となると字画とかめちゃくちゃ気にしてるじゃん。と。
子供の名前は少しでも良いものにしたいのに、何で自分の時は適当でいいなんて思っちゃったんだ。と。
あぁ、強がってたな。
本当は俺、字画とか気になる人だったんだな。
そこからはもう正直、適当につけたこのコンビ名、何かしら改名のタイミングが来ないもんかとずっと思っておりました。
そんな中、いま出演させて頂いている、連続テレビ小説「ちむどんどん」の現場で、共演している片岡鶴太郎さんと仲良くさせて頂けるようになりました。
ちむどんどんでの共演をきっかけに僕らのライブを見にきて下さって以来、鶴太郎さんは僕らの事を色々と気にかけてくれるようになり、撮影現場の待ち時間でもよく話すようになりました。
ちむどんどんのロケの合間。片岡鶴太郎さん、藤木勇人さん、与座よしあきさん、小橋川建さんらと話している中で「しゃもじってコンビ名が良くないってよく言われるんですよね〜」と漏らした所、鶴太郎さんがその話に強く食いついてくれました。
鶴太郎さんは「片岡鶴太郎」という名前になるまでに3回ほど芸名が変わっているらしく、名前というものをとても大切にされている方でした。
「適当につけた上に字画的にもダメだと言われている名前なら、本当によくないと思うよ」と。
そしてそこに居た皆んなで、新しい良いコンビ名はないか?という話していく中で、「尊敬する親族から名前を貰う」というパターンがあるという話になり、相方の祖父であり映画カメラマンの「仲沢半次郎」という名前が出てきた所で、相方が珍しく「しっくり来てます顔」になりました。
あれ?
半次郎ってなんかいいな。
そしてその場の勢いで、手相で有名な島田秀平さんに相談のLINEをしてみたところ、「ハンジロウ」というカタカナ表記にすれば、運勢的には大大吉だと。
おいおいおい。
なんか勢いで来ちゃったけど、これこの勢いのまま本当に改名しちゃおっか?
となりまして、
そこからはとんとん拍子で話が進み、マネージャーさんに相談して諸々確認してもらった所、6月1日からなら改名した名前で大丈夫だという事になりました。
というわけで
本日より我々のコンビ名は
「ハンジロウ」
になります。
よろしくお願いします!
この記事のトップにある「ハンジロウ」の書は片岡鶴太郎さんに書いて頂きました!
なんてこった!です!
ありがとうございます!!
「しゅうごパーク」っていう変な個人名は変えないの?
という声には無視を貫かせて頂きます。
芸歴20年目にコンビ名を変えるって何!?
という声もありますが、売れてないとはこういう事です。足掻かせてくれ!
改名するにあたりお手数をおかけしました事務所のスタッフの皆様、関係者の皆様、申し訳ありません。我々のわがままに付き合って頂きありがとうございます。
ハンジロウです。
ハンジロウです。
ハンジロウです。
ハンジロウです。
よろしくお願いします!!
大丈夫です。確実にあなたより年収は低いです。安心してサポートしましょう。