PCR検査受けました。

少し体調が悪かったので体温計で測ってみたら、熱が出てた。

こりゃ風邪だな〜と思って市販の風邪薬を飲んですぐ寝たけど、起きてもまだ熱があったので病院に行くことにした、トコで!思い出した!

そういえば!
コロナのことがあるから、風邪の症状が出てもすぐに病院に行くのはあまり良くない。とりあえず保健所に連絡して相談するべし。
と聞いた気がする!

早速、保健所に連絡。
少しコロナ禍も落ち着いてきてるのか、電話はすぐに繋がった。
症状を相談したところ、
「その症状でしたら近くの病院に行って大丈夫です。ただし、熱がある人は先に病院に電話をして、診察の予約をして行ってください」とのこと。
保健所の方の声のトーンも穏やかだったので少し安心した。



家の近くの内科院に連絡して予約を取ると「入口横のチャイムを鳴らして、そのまま外で待って下さい」とのこと。

ほうほう。

病院に行き、チャイムを鳴らすとインターホン越しに「外にあるベンチで待ってて下さい」と指示された。

病院の外に簡易的に置かれたベンチ。
壁を向いて座るように設置されていて、座ると壁を見つめる意外に何も出来ない状態になっていた。

…気が滅入るわ。

側から見たら身体を病んでるのか心を病んでるのか分かったもんじゃない。

仕方なく壁のシミを見つめていると、後ろから足音がして、防護服完全装備の先生が登場した。

めちゃくちゃ怖かった。

防護服の人が自分めがけて近づいてくるのってとんでもない威圧感。

慄きつつも「よろしくお願いします」と言いながら先生を向こうとすると、
「喋るときはこちらを向かないで」
という第一声が飛んできた。
ぎゃふん。

そこから簡単な診察(喉の奥見るとか聴診器当てるとかは無し)をした後、先生から、
「おそらく風邪、だと、今までであれば、結論づけるんですけど、無自覚感染者なんてものまで出てきてますので、コロナではないとは、誰にも言えません。
しばらく様子を見て、症状によっては保健所に連絡してPCR検査を受けて下さい」
と言われた。すっごい深刻なトーンで。

そのまま先生は院内に戻り、入れ替わりに受付の人が外に出てきてお会計。
受付の人が僕の出したお金を直接受け取らずビニール袋に入れて受け取る様子を見て、どんどん怖くなってきた。

風邪のつもりでいたが。。。

仕事はもちろん全部お休みにして頂き、自宅待機。

風邪なら病院の薬飲んでしっかり休めば1日で治る。

頼む。すぐ治ってくれ。



しかし、このあと難しかった。

鼻水は止まった。気怠さもさほど無くなったし、咳も少し出るぐらい。
ただ、37.3〜37.5度あたりの微熱が続く。。

治った、のか?これは?

保健所の方に症状の変化があれば電話で相談して下さいと言ってもらっていたので、その状態を話したところ、PCR検査を受けるほどの症状ではないのでもう少し様子を見てみましょうとなった。

が、僕には大きな心配事があった。

嫁さんが、人と多く接する仕事をしている。

もちろん嫁さんの職場もコロナ対策がしっかりとされているけど、人と接することが多い仕事である事には変わりない。
その旦那がコロナ感染となるとなかなか大変な事態だ。
不安なまま時間を過ごすよりは、白黒はっきりさせたい。

その心配事を話すと、保健所の方が対応してくれ、すぐに近くの大学病院に連絡をしてくれた。

1時間後に予約を入れてますので行ってください。もちろん公共交通機関は使わず、密をさけながら。と。



大学病院に着くと、コロナ患者対策の取られた完璧な動線があり、防護服姿の先生との簡単な問診のあとすぐ「ではPCR検査をして下さい」となった。

保健所との電話からここまで1時間半。

微熱が続く不安な数日からの急展開に、少しワクワクしていた。

その時点ですぐ嫁さんに連絡したところ、嫁さんの職場も大慌て。嫁さん即帰宅。
後で聞くと嫁の職場では今までにないぐらい大慌てで除菌作業が行われていたらしい。

本当に申し訳ないとは思うが、こちらもついさっきまで「君は多分ただの風邪」という対応をされていたので、この時までに嫁の仕事を休ませる判断は出来なかった。

そして、いざPCR検査へ。

扉で区切られた部屋をいくつか通り(マジで超厳重)椅子があるだけの簡素な部屋に到着。

防護服姿の看護師さんが待ち受けていて、
「ではPCR検査させて頂きますね〜。少し上を向いて下さ〜い」
と優しく言われる。

検査は簡単で、鼻の奥まで長ーい綿棒を突っ込まれるだけ。

ただ、『覚悟していた鼻の奥』から『そのもう2つ先の鼻の奥』まで綿棒突っ込まれる。

『向こう側まで触れた』気すらした。

コロナに感染した与座さんが言っていた
「俺ってこんなに奥行きある人間なんだって思うよ」ってのがよく分かった。

そして、その状態から綿棒をグリグリ回される。

出来ればもう一生やりたくないな。あれは。


終わったあとはこちらでも外でのお会計。
事務の方と、距離をとって、最小限の会話で。

薬局でも別室待機。
風邪のお薬を頂き、帰宅。

その日が金曜日だったので、結果の連絡が来るのが月曜日になるとのこと。
それまではしっかり自宅待機をして下さいと強めに言われた。
はい勿論です。

ここで思い出した。娘も保育園に行ってるじゃないか!(忘れてちゃいかんけど)

とりあえず、嫁さんに娘のお迎えをしてもらう。

この時点で嫁さんの職場が僕のせいで大慌てになっている情報を聞いていたので、まだPCR検査の結果が出てない段階で保育園にどう報告するか迷った結果、僕に熱が出たのでとりあえず様子を見て月曜日は休ませる。という事だけを告げてもらった。


そして、次の日。

熱、完全に下がる。

体調、完全に回復。


マジかよおい。

外は快晴。
体調も万全。
仕事は休み。
給付金も入った。
この上ない週末。

に、自粛。

時間かけてしっかりストレッチで体をほぐしたあとに座禅組まされてる気分。

熱も下がってるし、公園で少し娘と遊ぶぐらいならいいのでは?と考えてしまうが、最初の病院の先生が言っていた
「無自覚感染者なんてものもありますので、コロナでは無いとは、誰にも言えません。」
という言葉を思い出し、大人しく自宅待機。

外に遊びに行きたがる娘を引き止めるのが心苦しかった。

この結果待ちの2日間は本当に長く感じた。
もし感染してたら?と考え出すとすごく怖くなる。怖くてしょうがない。



運命の月曜日。

朝5時に目が覚めた。

この日も夫婦共に仕事は休んだ。もちろん娘も保育園は休ませた。

アンパンマンのブロックを使ってしまじろうの家を作るという異次元の遊びを娘としていると、着信が入った。

番号は大学病院から。

この時点で、少し安心した。

検査結果は、病院か保健所から連絡が行きますと伝えられていた。
陽性だった場合、その後の対応も含めて保健所から連絡が来ると考えた方が妥当だ。

結果は陰性だった。

めちゃくちゃホッとした。

風邪の症状も無いのであれば外に出て大丈夫とのこと。

すぐあちこちに連絡。
嫁さんの職場では僕が陽性だった場合の対応もいくつか作られていたらしい。
本当に申し訳ないです。

因みにPCR検査含めて全部に保険がききましたので、かかったお金は一つ目の病院も含めて全部で5000円いかないぐらいです。


そんなわけで皆さま!

普通に風邪ひくだけでも今はこんなに大変なことになります!

気温の変化も激しくて風邪をひきやすい季節です。
コロナは勿論ですが、体調管理ホントに気をつけて下さい!!

ホントに!!!ね!!!






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