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前回の補足~院長からの実用的なアドバイス【手技道コラムNo.204】(再掲)
2018.3.24掲載
こんにちは、手技道の多治見です。
流石東京の春は三寒四温。
晴れたり暖かくなったり雪が降ったり寒くなったり大忙しですね。
そんな寒暖激しく、冬が戻ったのかと思う日でも花粉が飛ぶのか、マスクにくしゃみに鼻づまりの人をよく見かけます。
さて、お陰様で前回ご紹介させて頂いた花粉対策のMSMパウダーが人気で、
一度本当に売り切れてしまいました。
今は再入荷して在庫もありますが、
院長からも効果の太鼓判を押して頂きました。
そこで、今回はNo202で紹介させて頂いたMSMパウダーや、
門田先生がNo.203で紹介した火傷について実用性の高いアドバイスを院長から頂いたので、
皆様にも是非ご活用して頂きたい内容でしたので、追って是非ご紹介させて頂きたいと思います。
内容は院長にいただきましたが、文体自体は私の口語ですので、予めご承知下さい。
◆アドバイス実用編
◯MSMパウダーの飲み方(+服用薬の飲み方)【No.202】
MSMパウダーの包装容器には、
【お召し上がり方:「1日1~3回、1~2包を目安」】
という表記があります。
数で言うなら、最小1包~最大6包と結構差がありますね。
基本はこれに倣って飲むわけですが、特に患者さんにご案内せず飲んでいただこうとすると、
1日1包くらいしか飲まない方が殆どでした。
経年的継続的に時間をかけて治すのなら、この場合でも大丈夫です。
しかし、症状がキツイ今の時期に少しでも反応を良くするためには、集中的に一日の飲む量を増やすことが有効と思われるということでした。
感染症などで一般的な薬を飲む場合でも、処方後数日は指定量を続けて飲むよう指定されます。
これは短期間に集中的に服用することで、急激に抗体を作って菌の撃退に当たらせます。
抗体が十分に形成されないうちに飲むのを止めてしまうと、菌の侵食力が勝り回復しません。
弊院で販売しているプロポリスも服用後、3時間ほど急速に免疫が上昇するので、
風邪を引いた時に3時間おき、かなり症状がひどい時は1時間おきに飲むと、
一気に体温が上昇し、菌を殺して急激に良くなります。
この効果は実感も凄くて、飲んだ方はその反応の良さに驚き、殆どリピーターになります。
本来は6時間おき、ひどい場合3時間おき、ウィルス性インフルエンザなどは1時間おきが目安です。
このMSMパウダーも、服用より8時間(個人差があります)程、
効能が高まるようなので、日に3回、飲み始めや症状が強い場合、また花粉の多い時などは1回に2包づつ(1日6包)飲むことをオススメ致します。
消化の良い方は3包飲むことも出来るかも知れませんが、
ご自身の体調と相談して、逆に違和感を感じる場合は、量を減らして調整して下さい。
わからない場合はいつでもご相談下さい。
こうすることで、長期的な体質改善だけでなく、花粉が飛んでいる時期の反応も変わってくるものと思われます。
◯火傷(熱傷)の緊急対応について【No.203】
火に触れたり、熱されたものに触ったりして火傷を負った場合、まずいちばん大切なことは直ぐに冷やすことです。
火傷を負った場合は直ぐに以下のような対応を行って下さい。
・急性期
熱傷を負ったら直ぐに、まず冷水で患部を冷やし続けます。患部より少し上から冷やして下さい。
手足などの場合は水道水(冷水)を出しっぱなしにして患部を冷やしてください。状態が酷い場合は、衣服の上から冷やしてください。この場合皮膚を直接冷やすと剝離する危険性があります。
顔や目などはシャワーで行い、流水がかけられない場合は水で濡らして冷やしたタオル等で患部を冷やして下さい。
水道水の場合は30分~1時間冷やします。表面の発赤が消失したり、水をかけるのを止めた時にまだ痛みが残っていたり、過敏になっている場合は、まだ深部に種火のように熱が残っています。その場合は表面の感覚が麻痺してでも冷却を続けます。
※痛みが続いている場合は、熱が残っているので、これが完全に取れず、真皮まで浸潤すると、皮膚再生が困難になり、著しく機能低下、免疫不全を起こすので、十分な冷却を施す必要があります。
熱が引いたら、患部を消毒します。マリマリとアンジェローバを混ぜたものを患部に塗ると抗菌作用が高いため、予後の細菌感染を防ぐことが出来ます。
患部の応急処置が完了したあとは、上記の抗菌対策とともにバンブジェルを塗ることで皮膚のケロイド化、癒着の快復を促して下さい。
・慢性期
西洋医学では、年数のたったケロイド化や肥厚性瘢痕となった患部に対する処置は、外科手術による皮膚移植が一般的です。
急性期の予後同様、マリマリとバンブジェルを塗布することで患部の回復を図ることが出来ます。
マリマリは免疫機能不全による皮膚表面の殺菌、バンブジェルは皮膚細胞の還元作用により皮膚再生を促します。
ただし、門田先生のコラムに有るような、化学物質によるもの、電撃によるもの、放射線によるものなどは専門的な処置が必要になりますので、直ぐに最寄りの病院に行って下さい。
炭化した場合などもそうですが、どの場合でも火傷はその後の感染が怖いですので、必ず患部を清潔にすることが大切です。
実際、火傷は緊急時の対応をどうするかで、予後が全く変わりますし、
以前火傷しそうになった時に直ぐに対処したお蔭で殆ど怪我にもなりませんでした。
皆さんも、緊急時は焦らず、直ぐに対処して下さい。
今年は花粉が凄く多いのか、珍しく目までかゆい時がありますが、
対策のおかげか、鼻やくしゃみはいつもより遥かに楽です。
あと1ヶ月皆さんも元気で乗り切って下さいませ。