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中耳炎にはユキノシタ!【手技道コラムNo.207】(再掲)
2018.4.14掲載
こんにちは、手技道の門田です。
昼間すごく暑くなってみたり、逆に朝晩は肌寒かったりと
なかなか温度の調節が難しいですね。
「服装をどうしようか本当に迷うわ。」
と患者さんもおっしゃっておられました。
身体を冷やさないようにしたいですね。
さて、今回はタイトルにもあるように「耳」がメインのテーマです。
最近手技道に来られた方でも、中耳炎や突発性難聴、
耳鳴といった症状の方が大変多いです。
この理由としては、季節の変わり目であるので、
温度変化が大きく、それが原因で神経系に異常が出ている事も
大きく関係しています。
花粉症などで、免疫が弱っている所に風邪をひいて、
さらに耳までウィルスが及んでしまって、
中耳炎になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
すぐに病院やこちらの手技道に来られれば、
良いのですがなかなかそうもいかない場合もありますので、
そんな時に自分で出来る方法を今回はご紹介したいと思います。
冒頭にもある「ユキノシタ」ってご存知でしょうか?
これです。
あ~、見た事ある~っていう方は挙手をお願いします(笑)
多分結構見た事ある人は多いのではないでしょうか?
ユキノシタ(学名Saxifraga stolonifera)は
ユキノシタ科ユキノシタ属に属する植物で、
本州や四国、九州に自生しています。
湿った日陰の場所を好み、
古い民家の庭であんまり日の当たらない所に良く生えているイメージですね。
意外と探してみるとない物で、
もし運よく見つける事が出来たらその場所は大事にした方が良いと思います。
中国では、虎耳草と呼ばれ、
腫れものなどの消炎に用いたとされています。
痔の痛みにも効果があるそうで、
このユキノシタの絞り汁を脱脂綿に浸し、
患部にぬると痛みの軽減につながるという事が言われています。
さて、このユキノシタなのですが、実は耳の疾患にとてもよく効きます。
外耳炎や中耳炎で膿が溜まっている場合でも、
膿を出すお手伝いをしてくれます。
では、やり方です。
①ユキノシタの葉っぱ(出来るだけ葉の大きい物がよい)
を取ってきて、流水で良く洗って、
かるく拭き水気を取ります。
②すりこぎ、もしくはスプーンでもよいので、
良くすりつぶします。
③すりつぶして小さくなった物をガーゼにくるんで、
良く絞ります。
④この搾り汁を耳の穴に1~2滴入れます。
外耳炎の場合はただれている炎症の所に塗ってください。
⑤絞ったガーゼは汁をしみこませ、
耳の部分に栓をするように当てておくと、
そちらも効果が高いです。
以上です。
耳の穴に入れるのはかなり、抵抗がある方が多いと思いますが、
1~2滴ほどなので、そこまで違和感はひどくないと思います。
状態によっては、何回か繰り返すと良い場合もあります。
手技道にも昔から庭に生えており、耳の疾患の患者さんの場合には
院長から言われてユキノシタを取ってきて、搾って耳に入れていた事もあります。
膿がでるようなひどい炎症の人にも、
結構効果があるので知っておいて、
損はないと思います。もし分からなければいつでも聞いて下さい。
以前のコラムでも、紹介した事があったと思いますが、
耳は特に腎臓と関連が深いです。
腎臓は冷え、慢性的な疲れによって,
特にダメージを受けやすい臓器です。
耳鳴なんかも、少し良くなったかな~と思うと、
また疲れが出たりするとまた症状がぶり返したりするので、
根本的にはやはり腎臓機能の改善が必要になってくると思います。
早め早めに原因に対処し、
根本的な改善を目指したいですね。
今回はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました。
ではまた。