【つけ合わせ料理を手早くこなす】「まめ多」女将の知恵
家にいる時間がなおも増える昨今、料理をする機会も増えました。
料理の頻度が増すと、悩ましいのが「次の食事で何を作るか」という点です。メインは決めてもつけ合わせをどうするか、となると次第に食事の支度が負担となるもの。
そんな時に心強い一冊が、『赤坂「まめ多」女将のおつまみレシピ春夏秋冬』(A5ソフトカバー・128ページ・1,400円+税・写真/天方晴子)です。
「おつまみ」というとお酒を飲む時のものをイメージしますが、まめ多女将の料理は「飲まない人も美味しく楽しめる」のが特徴です。さらに、作り手が楽できるのに見映えは上々。
日々たくさんのお客様の料理を次々と作り上げる女将のアイデアにあふれた本書には、時短料理も随所に登場します。今回はその中から3点をご紹介しましょう。
まずは上の写真、本の表紙となっている「人参オレンジサラダ」(p.12)。人参、オレンジ、干しぶどう、昆布酢、オリーブオイル、はちみつが材料です。人参を千切りにし、塩でしんなりとさせて、オレンジの実とそのしぼり汁、お湯で戻した干しぶどうなどを和えればできあがり。冷蔵庫で2~3日保存できるので、作りおきにも役立ちます。
続いて上の「のりわさび」(p.12)は、のりを手でちぎってめんつゆでしめらせ、おろしわさびを混ぜるだけ。生わさびをおろせば風味も格別ではありますが、チューブのおろしわさびでも十分満足の味に仕上がります。
これならメイン料理の合間にもサッと作れそうです。展開例としてかまぼこを切った中にはさんでも。お刺身にも焼き魚にもぴったり合いそうですね。
最後に「大根とたくあんのサラダ」(p.101)も、火を通すことなく気軽に作れる一皿です。千切りにした大根とたくあんを塩とごま油で混ぜて、白ごまをふったら完成。たくあんも輪切りにして小皿に並べるだけでなく、このように干切りにして和えると、味覚にも食感にも、料理のアクセントとなりますね。シャキシャキした歯ごたえと、まろやかに広がるごま油の風味を想像しただけで、すぐに作りたくなります。
いかがでしょうか。料理をするハードルを下げながらも、できあがりの料理はぐっと気分を上げてくれるのが、まめ多女将のスゴ技です。
本書には、ステイホーム時間を明るくするお役立ちレシピを101種掲載。どうぞ御愛読ください!
試し読みページはこちら
http://www.shueisha-cr.co.jp/reading/f/akasakamameda/
『赤坂「まめ多」女将のおつまみレシピ春夏秋冬』書籍詳細
http://www.shueisha-cr.co.jp/CGI/book/detail.cgi/0550/
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http://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-420-31069-7&mode=1