就活Q&A~Vol.3~
みなさんこんにちは。採用担当Nです。
各大学やイベントでの説明会、今年度は全て終了しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
そのなかでいただいたご質問にお答えするQ&A、第3回です。
Q 自分のやりたいことが「入社志望書」ではどの志望ジャンルになるのか
教えてほしいです。
A というご質問が、説明会や、インターンシップでありました。その都度できる限りお答えしましたが、せっかくなのでここでもお答えしておきます。
・マンガ系アプリの編集をしたい
→「ジャンプ+」「ヤンジャン!」志望の方は【少年・男性コミック誌】。「マンガMee」志望の方は【少女・女性コミック誌】です。
・マンガ系アプリの開発、運営に興味がある
→新しいサービス、デジタルデータの分析やWeb上での施策に興味がある方は【デジタル・ネット通販】を選んでください。
・マンガのグッズ制作に携わりたい
→【宣伝・イベント事業】を選んでください。
・2.5次元ミュージカルに関わりたい
→原作となる作品をつくりたい場合は【少年・男性コミック誌】【少女・女性コミック誌】などで一番イメージが近い部門に。
→権利関係や関係各所との調整をしたい場合は【ライツ】になります。
・集英社のWEB媒体に携わりたい。
→「webSportiva」「週プレNEWS」「週プレグラジャパ!」は【ジャーナリズム誌】。
→「DAILY MORE」や「MEN’S NON-NO WEB」などは「ファッション誌」を選択のうえ、デジタル媒体でやりたいことをお書きください。
Q ライツにはどのような経歴の社員がいますか?
A ライツ事業部はここ数年で大幅に人員が増えました。担当作品の映像化を編集者として携わった経験をいかせるため、マンガ編集出身者が多い傾向はありますが、文芸、営業、ファッション誌、様々な経歴を持った社員が集まっています。
Q 出版社の書店営業と、取次会社の書店営業の違いとは?
こちらは入社5年目、コミック販売部Nに答えてもらいました。
A かなり業界研究を進めている方からの質問ですね。
私の所属するコミック販売第1課は売上データや当該号の内容をもとにコミック誌の部数を決定しています。今回はコミック販売第1課と書店との関わりについて私なりにまとめてみました。出版社によって、販売部の業務領域はかなり違いますので、あくまで「集英社」の場合となります。
※「書店への営業」という言葉だと、各店舗への直接営業なのか、書店チェーンの本部といった法人への営業なのかが分かりづらいので、書き分けるべき箇所ではそれぞれ「店舗」・「法人」の表記で区別しています。
◆コミック販売第1課と法人の関わり
①販促企画の実施と、実施のための関係づくり
コミック販売第1課では、雑誌の増売のために、巨弾新連載やDVD付録などのある売りの強い号に合わせて販促企画を実施しています。ここでいう「販促企画」は、「購入者特典企画」と言い換えても差し支えないです。例えば、「雑誌Aを対象店舗で購入すると、人気作品Bのイラストカードがもらえる」、というような企画がこれに当たります。付録とは異なり、雑誌を買えば必ずもらえるわけではないのが「特典」の特徴です。一部法人でしか実施していなかったり、「数がなくなり次第終了」だったりします。
さて、購入者特典を付けるのは、ハードルが高い施策です。店舗には日々、雑誌も書籍も大量の新刊が運び込まれてきます。もちろん特典企画を実施しているのは集英社だけではないので、「この特典はどの雑誌に付ければいいのだろう?」と店頭の方々にご迷惑をおかけしてしまう可能性があります。そういった問題を回避するためには、企画を実施する書店法人本部との信頼関係が必要です。
コミック販売部では、各法人と打合せや日々のやり取りを通じて関係構築に努めています。打合せでは「来月号の雑誌Cは大人気作Dの付録でたくさん売れると思うので、たくさん注文してください!」みたいな感じでお願いをしたりします。
◆コミック販売第1課と各店舗の関わり
店舗とコミック販売部1課の関わりは追加注文のための電話連絡がメインです。サイン会で書店へお邪魔することはありますが、そういった機会をのぞけば営業という形で店舗へ直接伺うことはほとんどありません。(もちろん市場調査、勉強のために様々な書店に伺っています。)
◆取次各社の書店営業
取次会社の中に各書店法人の担当がいて、担当法人各店舗への配本数を調整しています。各店舗からは、日々様々な意見や注文があがってきます。「この雑誌の次号の配本は増やして欲しいけど、この雑誌は減らして欲しい。」といったものです。それらをまとめて、出版社から搬入された雑誌をどう配るかを決めるのが取次会社の仕事になります。
まとめると
集英社の書店営業
→自社商品を置いていただくための棚取りのお願い+特典施策にご協力いただくための関係づくり
取次各社の書店営業
→仕入れに関する調整。各店舗ごとの売れ筋を把握し、次回の配本に反映するなど。
となります。
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コミック販売部1課のNさん、ありがとうございました。
入社志望書の締切まであと少しです。数年前の内定者の中には前日から書き始めたという猛者も! 皆さまのご応募、お待ちしております!!