竹芳亭という舞台を週3回借りて半年が経った。
今回は『劇場芸人になって良かった』という事についてお話したい。
ちなみに漫才協会なので東洋館という舞台があるが
これはあくまでもメインではない。
何故に舞台ではないのか。
出れる数に限りがあったり、尺が決まったり
規制多いし、1日に1回しか舞台に立てないので
メインではない。
おまけに我々にとってアクセスがそこまて良くない。
勿論、漫才協会様のお陰で劇場以外の面で大変お世話になっているので全否定はしないが
我々にとって規制が多すぎる舞台はあくまでもメインではないのだ。
そんな中、劇場『竹芳亭』さんが出来た事で出演数が増えた。
週三回で舞台出演数は2倍になった。
理由は組数が少ない事でもあるけど、自分たちの企画も含めて
尺の制限なく、本数作って舞台で相方とプロレスできるようになったのはものすごく最近は漫才が楽しくなる方向へ向いていった。
あともう1つ気付いた事が
今更気づくなよという話だが、本数は沢山持っていた方が強いと感じた。
村本さんの本も影響されてかあるけど
最近、下北沢のライブでめちゃんこスベった。
それはこの前のノートでも書いたのだが
もう1つがあのネタに自分の言いたかった事が言えたのかなということ
『個人の紹介』というネタをやって初見の人に覚えてもらいたかったが
もっと本音を語ると『その日一睡もしないまま、ライブに出たので漫才どころでなかった』
けど、ネタをやってるとお客様にはバレてると思う。
『左の人、なんでこんなに疲れてるんだろう。』
そっちが勝っていたと思う。
声の声量や尋常じゃなく眠そうな顔しているのを見てたら
そりゃ笑えるものも笑えないだろうなと思う。
その事に気づいて昨日は『コンビニの深夜勤のネタ』をやった。
ウケた。
その日あの日の自分の状態、相方、お客様の雰囲気は絶対にあるなと思った。
昨日も『明日こうしよう』みたいな事を会議したが
途中でお互いに『いや、明日だとわかんないからやっぱ辞めるか』みたいな事で解散した。
そら食でもその日は『寿司を食いたい』と思ってて明日になったら『ラーメン食べてた』
て事もあるのでそれはネタでもあるなと思ったからだ。
そういう意味では今めちゃんこネタを作っては
竹芳亭で制限なしに作っている。
宮田陽・昇さんが真打ち昇進のドキュメント映像で
『昔の東洋館は若手が少なくて組数が少なかったら15分間色んな事が試せた』
とインタビューに答えていたが
うすくら屋はそれ以上に試している。
試す事に対して自分たちが何とかすりゃいい問題だからだ。
机で書いた自分たちのネタがいかにつまらないかも再確認させている。
かといって机でネタも書いているのだが
答えは舞台なんだな。
といってもアドリブでめちゃくちゃやれという訳でもないが
まずは『自分は何者なのか舞台を通して考える』という事なのか。
いや、この答えで合ってるかわからない。
けど『錦鯉の長谷川さんやともしげさんのバカが世間では受けてるから』から俺らのボケも『バカっぽく』しようぜ。
憧れ芸人のまね漫才はやらないほうが良い事だけ思った。【地方芸人やりがち】
粗品さんが『○○っ!』と短くツッコむからボケが沢山つくりやりすい。
とか誰かの漫才を自分たちの漫才に入れない。
答えは『その人がやるから面白くて自分たちがやったらソコソコ受けるけど、自分たちのポイントではない。』
説明伝わってるか心配だし
明日になったら意見が変わってるかもしれないが
『憧れを抱くな』
とアルプスの打ち上げでいつしか言っていた先輩の主張も感じている。
それだけどこかで何となしに側だけやってたんだと思う。
ちなみに今日は台風らしいが
22時から高円寺竹芳亭でライブをやる。
外は台風だろうが漫才は沢山やりたいからね、
毎回違う言い回しの文章を書いててそう思うのであった