#003 経営学独学にあたっての必須本

おはようございます。

今日はタイトルの通り「経営学独学にあたっての必須」と私が考える本をご紹介したいと思います。

私は大学・大学院で哲学・美術を研究したのち、MBAを取らずに外資系戦略コンサルティングファームに入社しましたので、経営学の基礎的な知識がないままにコンサルティングの激務をこなせるかどうか、当初は非常に不安でした。

今でこそ、MBAを持たずにマッキンゼーやBCGといった戦略コンサルティングファームに入ってくる人は随分と増えましたが、当時はMBAを持たずに入社してくる人は非常に珍しかったんですね。

最終的に私は入社しませんでしたが、当時、最終面接でお会いしたマッキンゼー日本代表の平野正雄さんから、面接終了時に「何か質問はありませんか?」と聞かれた際、率直に「私は経営学の学位を持っていません。そんな私が御社に入社したとして期待されるパフォーマンスを出せるかどうか非常に不安です」と申し上げたところ、平野さんからは「マッキンゼーが採用において重視するのは知識やスキルではなく、ジェネリックな資質です。経営学の知識は入社してからプロジェクトを遂行する過程で必要に応じて身につけていただければ全く問題ありません。現に日本代表である私はMBAを持っていません」と言われたのをよく覚えています。

とはいえ、やはり「知らない」というのはいろいろとハンディになるだろうと思い、2年ほどかけて経営学の基本的な知識は独学してやろうと思い、それを実践しました。

本当にダボハゼのようにありとあらゆる教科書に食らいついていきました。おそらくトータルで200冊ほどは読んだと思うのですが、率直にいって3/4の内容は今では覚えておらず、読まなくてよかったかなと思っています。

ということで、経営学を独学したいと考えるみなさんに同じ轍を踏ませるのは勿体無いので、私が「これは読んでおいてよかった」と今でも思える本を下記に挙げておきますのでどうぞ参考になさってください。

まず基本編。ざっくりと全体像をつかみたいということであれば下記がおすすめです。
・MBA経営戦略 グロービス
・MBAマーケティング グロービス
・ざっくりわかるファイナンス 石野
・人事屋が書いた経理の本 CDI
・問題解決プロフェッショナル 斎藤
・意思決定のための「分析の技術」 後

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