ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:【メイクシフト・ブレイド、ブレイズ・メイド・イット】(前編)
◆【はじめに】◆
この記事はダイハードテイルズの公式discordサーバーで開催された、ニンジャスレイヤーTRPG(1版)のセッション【メイクシフト・ブレイド、ブレイズ・メイド・イット】のリプレイ記事の前編パートです。
後編はこちら。
また、本シナリオは続き物となっております。
第一回はこちら。
前回はこちら。
discordのログそのままではなく、加筆や順番の入れ替え等の編集を加えています。
参加者は以下の通り。
NM:しゅう(筆者)
PL:しかな=サン、ふるあかり=サン、T1000G=サン
また本シナリオ作成にあたり藍氏青素=サンに多大なご協力をいただきました。アリガトウゴザイマス!
◆【これまでのあらすじ】◆
アパシーブレイドから依頼されたネオサイタマの砂浜でのイクサを経て、互いの実力を改めて確認したノイジーエッジ、シャープキラー、シックスソードの三人。それぞれの剣を持ちそれぞれの任務に臨む彼らであったが……。
◆【トレーラー】◆
ネオサイタマを狙う敵は数知れず。
それらはネオサイタマの闇の随所に潜み、ソウカイヤの力を削がんと
深謀遠慮の計画を進め、大胆不敵の一歩を踏み出す。
巧緻狡猾なる罠は、訪れる獲物を今か今かと待っている。
いつも通りのスカウトに向かう者。
憧れの人と共にミッションから帰還したばかりの者。
ソウカイヤの敵を討たんと今まさに戦いに赴く者。
刃携え行く剣士らの向かう先に立ちはだかるは、なんの因果かまた刃。
ニンジャスレイヤーTRPG
【メイクシフト・ブレイド、ブレイズ・メイド・イット】
道を開くは己自身の刃のみ。
◆OP:シックスソード◆
HO:シックスソード
君はシックスゲイツに憧れた結果、六刀流という独自の境地を見出し(てしまっ)たニンジャだ。
君はシックスゲイツが一人バンディットから、他のソウカイニンジャと共にネオサイタマに潜伏しているというザイバツニンジャを討伐する任務を与えられた。
君は六刀流という、ソウカイヤでも他に類を見ない独自のカラテを編み出した。
初めは誰もが笑い馬鹿にしたその独特のスタイルも、たゆまぬ鍛錬と命を削る実戦を経て高度に洗練されてきた……かもしれない。
そんな努力が評価されてか、君は今回、シックスゲイツの一人であるバンディットから直々に任務に招集された。
ネオサイタマに潜伏しているザイバツ部隊の存在をダイダロスが掴んだだめ、これを討伐しにいくというのだ。
憧れのシックスゲイツからの指令に、君の心は子供のようにときめいているかもしれない。
NM: 君が今いるのはトコロザワ・ピラーの会議室の一つ。壇上にバンディットが立ち任務の概要を説明しているところだ。 君の隣には数人のニンジャ。中には、共にカタナのトレーニングを積んだ同期のニンジャであるデストラクションカッター、トライサーベル、キルレインらの姿もある。
注:彼らについては拙作リプレイ【ブレイズ・オブ・ソウカイヤ】を参照な
バンディット(NM): 「……纏めると、俺が先行して連中がアジトにしている廃屋に潜伏し、フラッシュグレネードを投げ込みアンブッシュを仕掛ける。お前達はグレネードの起爆に合わせて正面入り口、裏口、屋上から一気に突入。混乱に陥ったキョートの屑共を一匹残らず叩き潰せ。いいな」
シックスソード: 「ハイヨロコンデー!」シックスソードはキアイを入れて返事をする。
◆シックスソード(種別:バイオニンジャ) PL:T1000G
カラテ 13 体力 17
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 2 脚力 7
ジツ 4 (ハチ・ニンジャクラン、遠隔攻撃系ソウル)
サイバネ:『▲▲▲多腕の如き戦術(バイオサイバネ多腕読み替え)』
装備:『二刀流』『パーソナルメンポ』『ブードゥー』
スキル:『●連続攻撃3』
『●タクティカル移動射撃』『●ハチのように刺す(タツジン:ソニックカラテ読み替え)』
『●ニンジャ動体視力』『●ヒサツ・ワザ:アナフィラキシー・スティンガー(ブロウパイプ・サスペンション読み替え)』
『◉滅多切り』
サイバネ狂気:『薬物依存(軽度)』『自我希薄化(軽度)』
シックスソードは六刀流というニュービーには重すぎるハンデを捨て、様々なセンセイの下で鍛錬を積んだ。
更にはトレーニングのみではなく実戦すら経験し、そのカラテは鋭く磨き上げられる事となる。
彼にはカタナの才能があったのだ。そして彼はリー先生のラボでのソウル鑑定を許され、それを行う事となった。
期待を寄せる彼。一体どんなソウルが己に憑依しているのだろうか。ヤイバ?ツルギ?まさかハガネ……!?
「アー、これはハチ・ニンジャクランのソウルだねェー」「エッ」
彼に憑依していたのは、カタナとは全く無関係の弱小ニンジャクラン、ハチ・ニンジャクランのソウルであった。
それでも彼はカタナの道を行く。六刀流という大道芸めいたカラテを実戦で使うために……。
シックスソード: シックスソードはソウカイ・シックスゲイツをソンケイしているが、その中でも特にソンケイしているのがバンディット=サンだ。それに、同僚や先輩の姿もある。ここで落ちぶれた姿を見せるわけにはいかない……。
デストラクションカッター(NM): 「へっ、キアイ入ってるなシックスソード=サン」 君の隣で、黒と黄色の縞模様の警告色デザインの装束を着込んだデストラクションカッターが笑う。
シックスソード: 「当たり前だ。シックスゲイツであるバンディット=サンが直々に招集してくださったんだ。キアイが入らないワケがない。そうだろ?」
デストラクションカッター: 「ご立派だな。俺も負けてられねぇぜ!」
シックスソード: 「ようし!尚更キアイが入った!」シックスソードの目はメラメラと燃えるように見えた。
バンディット: 「準備はいいな?では作戦通りに。行け!」バンディットが号令を下す!
シックスソード: 「イエッサー!」
デストラクションカッター: 「ハイヨロコンデー!」デストラクションカッターも威勢良く返事をする。
◇◇◇
君たちはバンディットの作戦に従い現場へと向かった。
ザイバツ部隊が潜伏しているのはとある人気のない地区の一角。 君達の視線の先には長いこと重金属酸性雨に晒されひどく劣化した小さな廃屋が見える。 一見人が住んでいるようには見えない建物だが、確かに複数のニンジャ存在を感じる。
シックスソード: 「……」網膜HUDを確認する
デストラクションカッター: 「あの中にキョートのネズミ共が潜んでるってわけか……」
NM: 既にバンディットはステルス・ジツと卓越したニンジャ野伏力により廃屋に潜入している。
君がいるのは廃屋の正面入り口付近の建物の陰、隣には相方としてデストラクションカッターがいる。
シックスソード: 「そうだな。バンディット=サンは既に先行している。合図に着実に応えられるよう準備しないとな……」
デストラクションカッター: 「で?今日は六刀流でいくのか?」デストラクションカッターが声を潜めて笑う。
シックスソード: 「隙があれば、な」笑みを返す。 「だがまずは自分がしっかりとイアイドーを使える事を見てもらわないと……六刀流はその次だ」
デストラクションカッター: 「ヘッ、随分としっかりしたこと言いやがって。そのくせ六刀流は諦めてないの、笑えるぜ」
シックスソード: 「ハハッ、我ながら確かに笑えるな……」
NM: そんな会話を君たちがしていると、バンディットから極秘IRC通信。
バンディット: 『突入用意。3,2,1』
NM: そして!
NM: KABOOOOOM! 強烈な爆音と凄まじい閃光が廃屋の窓から君達へと届く。そして間を置かずに
「イヤーッ!」「アバーッ!?」
バンディットのシャウトとザイバツニンジャの断末魔!
NM: 「敵襲!」「デアエ!」「一体どこから!?」
そんな声が廃屋から響く。
奴らが体勢を整える前に廃屋へ突入し、ザイバツニンジャを掃討するのだ!
シックスソード: 「イヤーッ!」カタナの柄に手を添え、エントリー!
デストラクションカッター: 「よっしゃいくぜ!イヤーッ!」デストラクションカッターもカタナを抜き突撃!
NM: 「しょ、正面からも敵だ!」正面出口から外へ逃げようとしたザイバツニンジャが叫ぶ!
シックスソード: 「(まずはエネミーコンタクトだ。敵の有無、位置情報、状況を伝え……!)」
シックスソード: 「イヤーッ!」逃さんとばかりに、シックスソードが抜刀した。
NM: 「イ……」咄嗟に反撃しようとするザイバツニンジャ。しかしあまりに遅かった。
シックスソード: 彼はそのまま霞むような高速移動を行いながら、ザイバツニンジャの横をスライド移動!イアイの一閃を繰り出す!
NM: 「アバーッ!?」
シックスソード: 「(そして、斬る)」油断なくザンシン。
NM: 「サヨナラ!」アイサツすらできず爆発四散!
シックスソード: 「エネミーダウン!一人斬った」状況を確認!
デストラクションカッター: 「イヤーッ!」KABOOM!! 君の隣ではデストラクションカッターのデトネイト・イアイが別のザイバツニンジャを爆斬殺!
デストラクションカッターは全身に装備した火薬を爆発させるジツとイアイを組み合わせ、驚異的な破壊力を生むのだ!
シックスソード: 「やるな、デストラクションカッター=サン!」
デストラクションカッター: 「ヘッ、こんなもん自慢にもならねぇ!この調子で先行くぞ!」
シックスソード: 「勿論だ!」シックスソードはもう一振りのカタナを抜く。次は二刀流だ。
NM: 君とデストラクションカッターは廃屋の奥を目指す。
サージテイスト&バロウシリアス: 「ドーモ、サージテイストです!」「バロウシリアスです!」
NM: 行く手を阻むザイバツニンジャ。しかし未だ状況を把握できていないのか隙がある。彼らがカラテを構えるまに速やかに殺すべし!
シックスソード: 「ドーモ、シックスソードです」アイサツを返す!
デストラクションカッター: 「ドーモ、デストラクションカッターです!死ね!」
シックスソード: アイサツ終了後から0コンマ3秒、シックスソードは地を蹴り、二刀流による斬撃の嵐で彼自身が災害になるのか如く突撃! 「イヤーヤヤヤヤ!!」
バロウシリアス: 「ハヤイ……!?」
サージテイスト: 「バロウシリアス=サン!」サージテイストの警告はあまりに遅すぎた。
バロウシリアス: 「アババーッ!」全身を切り刻まれるバロウシリアス!
シックスソード: 更にすれ違いざまに、油断ならぬ鋭いカタナの回転斬撃による一閃!「イヤーッ!」
バロウシリアス: 「サヨナラ!」バロウシリアスは爆発四散!
サージテイスト: 「馬鹿な……!」
デストラクションカッター: 「よそ見してんじゃねぇ!イヤーッ!」サージテイストの顔面に爆発エネルギーを滾らせたカタナが迫る! KABOOOOM!!
サージテイスト: 「サヨナラ!」サージテイスト爆発四散!
シックスソード: 「順調だな!」
デストラクションカッター: 「ああ、まったく張り合いがねぇ!」
シックスソード: 「どうやら数だけ揃えたらしいな、キョートの連中」
ノイジーエッジ: デストラクションカッター君が成長してる…
シックスソード: 生き残れば強くなる……
NM: 生き残ったから強いのか、強いから生き残るのか……
ノイジーエッジ: わからない…
シックスソード: 7/5/5/4のカタナに乗る★デトネイト・カラテと◉滅多切りくらいには成長してそう
ノイジーエッジ: ボス戦のオトモにいるとかなりいやらしいやつだ
NM: その時、君のニンジャ聴覚はバンディットのカラテシャウトを捉える。
どうやら上の階で敵の部隊長と交戦中のようだ。援護に向かおう!
シックスソード: 網膜HUDの情報とバンディットのカラテシャウトを感知!
「上の階でバンディット=サンが交戦中だ……!援護に向かうぞ、デストラクションカッター=サン!」
デストラクションカッター: 「あいよ了解!」
NM: 君たちは階段を駆け上がる!
シックスソード: 「(敵の部隊長……どんなヤツやら……)」急ぐ!
NM: 階段を上った先、君が突入した部屋の先ではバンディットと敵集団のリーダーとおぼしきニンジャが交戦中。
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
どうやら敵はかなりの手練れのようだ!
シックスソード: 「なるほどな……!」ただならぬカラテのアトモスフィアを感じ取る。
バンディット: 「貴様ら、援護しろ!」バンディットがカタナを手に叫ぶ!
シックスソード: 「イエッサー!」
NM: (RPでなんかいい感じに敵にダメージを与えてくれ!)
シックスソード: (OK!)
NM: ヒサツ・ワザ:マルナゲである
シックスソード: ジュー・ジツ奥義めいた名前だ!
ノイジーエッジ: マキアゲにも似ている…
: OPから濃厚なイクサ描写だあ…!
シックスソード: 「イヤーッ!」シックスソードは己の経験から、バンディットを適切にカバーできる状況を掴まんとする。
二刀流のまま間合いを詰め、バンディットと攻撃を合わせるように、背後から斬撃を繰り出す!「イヤーッ!」
キリングステイン(NM): 「ヌゥーッ新手!」敵ニンジャ、キリングステインは辛うじてそれをブリッジ回避。
デストラクションカッター: 「イヤーッ!」そこにデストラクションカッターのデトネイトイアイ!
キリングステイン: 「イヤーッ!」これをブレイクダンスじみた動きで牽制するキリングステイン。しかし大きく体勢を崩す!
シックスソード: 「イヤーッ!」今とばかりに簡易論理トリガを通して、鞘に指示を下す。
キリングステイン: 「なっ!?」目を見張るキリングステイン!
シックスソード: すると……アナヤ!彼の腰にある鞘に納まった合計6つのカタナが……BBBBBBLAMN!
シックスソード: 柄を相手に向けたまま弾丸のように飛び出してきたではないか!シックスソードの秘密兵器の一つ、多連装爆裂鞘イアイ・ガンである!
キリングステイン: 「バカナーッ!?」予想外の攻撃!回避動作間に合わず!
「グワーッ!」キリングステインはイアイ・ガンの衝撃で強く壁に叩きつけられる。
なんたるテックとカタナ、そしてロマンを組み合わせた恐るべき機構による攻撃か!
シックスソード: 更にシックスソードは背を向けるように突撃し、キリングステインとの間合いを詰めながら暗黒カラテ技ボディチェックを繰り出さんとする……!
バンディット: 「インタビューする、一応殺すなよ!」バンディットの声。
シックスソード: 「勿論です!」それ故に、カタナを使わぬ打撃攻撃!「イヤーッ!」
キリングステイン: 「アバーッ!」キリングステインはボディチェックを受け血を吐く。もはや戦闘不能!
バンディット: 「フン、これで片付いたか」バンディットが吐き捨てると同時に
トライサーベル: 『下は片付いた』と別口から侵入したトライサーベルの通信が届く。
シックスソード: シックスソードは床に落ちた四本のカタナを蹴り上げ、掴み、六刀流となってキリングステインに向け威圧した。
「……終わりましたか」
バンディット: 「ああ、ではインタビューの時間だ」バンディットが壁を背にもたれるキリングステインの眼前にしゃがみ込む
キリングステイン: 「カタナ六本……?ケッ、ガキの遊びかなにかかよ……ガハッ」
キリングステインは血を吐きながらもシックスソードとバンディット、デストラクションカッターを睨む。
シックスソード: 「……ガキの遊びではない。それより、そのガキの遊びをするようなニンジャに負けるのもどうかと思うがな」
バンディット: 「それだけ口が利ければ十分だ。貴様らがここでコソコソと何をやっていたか。吐いてもらうぞ」バンディットの目が冷酷に細められる。
NM: ではここで、ニューロンかワザマエ判定ドーゾ!難易度はN
シックスソード: OK!
シックスソード: /nd n6
シックスソード, :6d6>=4 = (5,2,6,3,5,4 :成功数:4) = 4
シックスソード: 成功!
NM: ヨシ!
NM: では君のニンジャ聴覚は微かな異音を捉えるだろう。それは規則正しく時を刻む音。音の発信源は、目の前のザイバツニンジャ。
シックスソード: 「……な?」
バンディット: 「……自爆装置だ!」バンディットが叫ぶ!
シックスソード: 「クソッ!」シックスソードは咄嗟に下がろうとするが……!
デストラクションカッター: 「エ?」デストラクションカッターが聞き返す!
シックスソード: 「デストラクションカッター=サン!」
キリングステイン: 「バカ、め……!いまさら俺達を殺したところで手遅れよ。ザイバツの計画は既に……!」
NM: その言葉をキリングステインが言い終えない内に。
キリングステイン: KABOOOOOOOM!!「サヨナラ!!」 キリングステインは爆発四散!
NM: 凄まじい爆風と熱が君たちを襲う……!
シックスソード: 「グゥ……!」
バンディット: 「グワーッ!」吹き飛ばされるバンディット!
NM: 踏ん張る君も床板の崩落と共に瓦礫の中へ……
シックスソード: 「グワーッ……!」
…………
「……い!」
バンディット: 「……おい、しっかりしろ」
シックスソード: 「……」
NM: 目を開けた君の視界に、君を覗き込むバンディットの顔が入ってくる。どうやら君は爆発の衝撃で数分意識を失っていたようだ。
シックスソード: 「……ば、バンディット=サン……」
バンディット: 「無事だったか。まったく、最後の最期で迷惑なことをしてくれる」 バンディットは忌々しげに吐き捨てる。
シックスソード: 「俺は……意識失ってたところですか……」ふぅ、と息を吹く。「そういえばデストラクションカッター=サンは!?」
デストラクションカッター: 「ア?呼んだか?」バンディットの後ろからひょいと顔を出すデストラクションカッター。
デストラクションカッター: 「俺があんな爆発で死ぬと思ったかよ?」その顔は煤でやや黒くなっている程度。怪我らしい怪我も無さそうだ。
シックスソード: 「ああ……」安心したように首をもたげる。「そうだな、そんなワケはないか……」
バンディット: 「他の連中の無事も確認済みだ。しかし……」バンディットは顎に手を当てて考える。
シックスソード: 「……? どうかされたので……?」その様子を訝しむ
バンディット: 「奴の死に際のセリフが気になってな」
『いまさら俺達を殺したところで手遅れよ。ザイバツの計画は既に……!』
NM: あのザイバツニンジャは確かにそう言ったのだ。
シックスソード: 「……なるほど」思い出す、キリングステインが言っていたあの言葉を……そしてそれが確かならば……。
バンディット: 「連中が下らん策を巡らしてソウカイヤを脅かそうとしているのなら看過ができん。まずはこのことを報告せねばな。ピラーへ戻るぞ!」
デストラクションカッター: 「ハイヨロコンデー!」
シックスソード: 「ハイヨロコンデー!」
デストラクションカッター: 「ほらさっさと立てよ、行くぞ」
シックスソード: 「ああ、立てる」シックスソードは立ち上がり、後へ続いた。
こうして君はミッションを終えた。
ザイバツニンジャの死に際のセリフに一抹の胸騒ぎを感じながら……
◆OP:ノイジーエッジ◆
HO:ノイジーエッジ
君はソウカイニンジャであるアパシーブレイドに情念を抱いているニンジャだ。
最近彼女とともにミッションに向かうことが多かった君だが、「私はしばらくは単独で動くことになるから、その間はスカウト部門の手伝いにでもいってやってほしい」と彼女から告げられる。
君は最近、敬愛しているニンジャであるアパシーブレイドからなにかと仕事を言いつけられることが多かった。
面倒くさがりな彼女の代わりに小間使いをさせられることもあれば、野良ニンジャ狩りの際の優秀な戦力として彼女に抜擢されることもあった。
今日も君は彼女とともにトヨス・ダンジョンでのレリック探索ミッションから帰還し、リー先生へのブツの受け渡しが完了したところだ。
発狂ニンジャ、ゾンビーの大群、突如崩落する天井。君はそういった数々の困難をアパシーブレイドと二人で乗り越えてなんとか生還した。
ミッションで疲れた体を癒すのに、彼女をスシ屋にでも誘ってみようか。君はそんなことを考えるかもしれない。
ノイジーエッジ: (ひどい目にあった…)←2連続で天井(即死イベント)を引いたなどした
◆ノイジーエッジ(種別:バイオニンジャ) PL:ふるあかり
カラテ 12 体力 16
ニューロン 6 精神力 5
ワザマエ 10 脚力 8
ジツ 5
サイバネ:『▲無情の狂信(バイオサイバネ頭部読み替え)』『△アーチ級ニンジャ第六感・偽(バイオ複眼読み替え)』
『▲▲▲鮮血の疾風(バイオサイバネ多腕読み替え)』
『▶ヤイバ敏捷性(ヒキャク読み替え)』『▷ヤイバ健脚(ブースターカラテ・ユニット読み替え)』
装備:『パーソナルメンポ』『伝統的ニンジャ装束』
『*血剣爪*(パワーカタナx2読み替え)』
『*刃の灰*』
アイテム:『オーガニック・スシ』『チャ(トロ粉末)』
スキル:『●連続攻撃2』『●連射2』『●疾駆』
『●チザクラ』『●多刀イアイドー』『●カクシ・キリ』『●ヒサツ・ワザ:クアドラブル・イアイド』『●剣呑み』
『◉情念:アパシーブレイド(MoS読み替え)』『◉不屈の精神』『◉常人の三倍の脚力』
サイバネ狂気:『獣化(軽度)』『過剰戦闘衝動(軽度)』『薬物依存(軽度)』『自我希薄化(中程度)』
『*刃の灰*』:『レリック』【精神力】+1、『その他の行動』としてこのレリックの使用を宣言することで、【精神力】が1回復する(消費はしない)。
説明:微かに彼女の痕跡を宿す灰。
女子高生にニンジャソウルがディセンション。そのままソウカイ・ニンジャとなった。
あるカタナ使いのニンジャに命を救われたことがあり、そのニンジャに対し深い情念を抱いているらしい。
イクサの際は凶悪な形状のカタナを生成し、二刀流で振るう。そのカタナは血のような紅色である。
アパシーブレイド(NM): 「……トヨスに潜ったのは初めてじゃないけど、今日のは特にひどかった」←2連続でトラップ部屋を引いたなどした
カタナを携えウンザリしたように溜息をつくアパシーブレイド。
ノイジーエッジ: 「全くだよ……うん。まさか崩落した天井から逃げた先でトラップの山に出くわした挙げく発狂ニンジャのアンブッシュを受けるなんて」同じくため息をつくノイジーエッジ。最も、アパシーブレイドの役に立てたので喜びのほうが大きいのだが。
アパシーブレイド: 「まったく、面倒この上なかったな」彼女の顔には若干の疲れが見えるだろう。
シックスソード: 不運な二人……
NM: その上まさか宝箱からネオサイタマの死神がアンブッシュしてくるなんて……
ノイジーエッジ: 生き残れたのが奇跡のようだ…
: 宝箱からニンジャスレイヤー……アアーッ!!
ノイジーエッジ: ……そういえばとノイジーエッジは思い出す。アルバコア=サンの余った切り身を提供したことでソウカイヤとネンゴロなスシ屋に無料券を2枚貰ったはずだ
ノイジーエッジ: 「…アパシーブレイド=サン、その…」緊張のあまり声が震える
アパシーブレイド: 「ん?」
ノイジーエッジ: 「もしこの後予定がなければでいいんだけどスシ屋でもどうかな?ちょうど仕事の都合で無料券が2枚あるんだ」※緊張のあまり一周回って一息で言い切った
アパシーブレイド: 「ん……」ちょっと考えるそぶりで「いいよ。空いてる」
ノイジーエッジ: (ウワーッ言っちゃった!これでアパシーブレイド=サンの予定が埋まってたら私はこの人の予定を邪魔したことになるんじゃないか…?やっぱり言わないほうが良かったかもしれない…エッ」
アパシーブレイド: 「……なんか声に出てたけど?まあいいや」アパシーブレイドはノイジーエッジの早口を特に気にするそぶりも無い。
ノイジーエッジ: 「……それじゃあ行こうか、アパシーブレイド=サン!そう遠くでもないしすぐに着けるはずだよ。結構いい店なんだ」
アパシーブレイド: 「ん。どこ?」ノイジーエッジを先行させ案内するよう促す。
ノイジーエッジ: 「ソニックブーム=サンに教えてもらった場所でね。確か……」
ノイジーエッジ: てな具合で案内するぜ!
シックスソード: ちょっと早口になってそう() 良い雰囲気だぜ
ノイジーエッジ: ソウカイヤ内で名声を高める内にソニキとかからいい店教えてもらったりしたのかもなあと妄想するなど
NM: ありそう 「テメェらもニュービー共に見られて恥ずかしくない店を知らねぇとなァ?」みたいな
シックスソード: ありそうだ
ノイジーエッジ: ソニキはそういう意味でも便利だぜ
NM: では君とアパシーブレイドは目的のスシ屋へとやってくる。
イタマエ: 「ヘイラッシャイ!」イタマエの確かなシャウトから、ここが大衆向けの安物スシ屋などではなく、確かなワザマエと品質の上に成り立つスシ屋であることが分かるだろう。
ノイジーエッジ: 「ドーモ」オジギして無料券を提出する。この店には何度か来たが、いつ来ても確かなアトモスフィアを漂わせる場所だ
アパシーブレイド: 「ドーモ」ノイジーエッジに続いて入店。
イタマエ: 「今日はお二人でですか。ではこちらへドーゾ」イタマエは無料券を笑顔で受け取る。
NM: イタマエはパーティション隔離された奥ゆかしい座敷席へ二人を案内。
ノイジーエッジ: 「ああ、ありがとう」イタマエの案内に従ってそのまま奥へ
アパシーブレイド: 「ドーモ」アパシーブレイドは軽く頭を下げ案内された席へ。
NM: 席につくとオチャが出され、イタマエが注文を聞く。
ノイジーエッジ: 「マグ…いや、まずはタマゴを」
アパシーブレイド: 「イクラ」
イタマエ: 「アイヨ、タマゴ一丁イクラ一丁!」
NM: イタマエが去った後、二人は座敷に向かい合って座る。注文したスシが出てくるまでしばらく間があるだろう。
アパシーブレイド: 「ドーモ。ご馳走になるよ」アパシーブレイドが君に向かって軽く頭を下げる。
ノイジーエッジ: 「ドーモ。いや私が誘ったことにアパシーブレイド=サンが来てくれた時点でむしろ私のほうがお礼を言いたいというか頭を下げる必要は全くもってないんだけど」二人きり故に…早口になる!
アパシーブレイド: 「そんなに一気に喋らないでいい。落ち付いて」若干呆れたように言う。だがその表情に不快の色は無い。
ノイジーエッジ: 「…う、うん。…どうしても慣れないな…」
ノイジーエッジ: 「最近は少しは大丈夫になったと思ってるんだけどね。…二人きりはやっぱり緊張する」
アパシーブレイド: 「まあ、いきなり目の前で倒れられるよりはいいよ」そう言ってオチャをすする。
ノイジーエッジ: 目を何度か泳がせようとし、シツレイに値する故に何度もそれを直し、最終的に落ち着かない様子でアパシーブレイドに倣いチャを啜る。
アパシーブレイド: 「……ところで」アパシーブレイドがユノミを置いて切り出す。ノイジーエッジはアトモスフィアから彼女が周囲の気配に注意を配っていることに気付くだろう。何か他者には聞かれたくない話をするようだ。
ノイジーエッジ: 話を切り出されたことで怯える小動物のようにびくり、となるが…すぐに、アパシーブレイドのアトモスフィアに気づく。何やら重大な話をするらしい、ハァーッと深く息を吐いて姿勢を直した
アパシーブレイド: 「そう身構えないでも大丈夫、大したことじゃない」
ノイジーエッジ: 「…あ、ああ。ごめん」
アパシーブレイド: 「最近は私の指示であれこれ動いてもらうことが多かったけど、私は他にやるべき仕事ができたから、また以前のようにソニックブーム=サンやダイダロス=サンの指示に従って動いて欲しいってだけ。こっちの仕事は私一人で大丈夫だから」
ノイジーエッジ: 「…そんなことか。もちろんだとも、私はアパシーブレイド=サンのワザマエを信じてるしね。きちんとこっちのするべきことをするよ。…なんと言っても、それが私の愛だからね!」
アパシーブレイド: 「ドーモ」アパシーブレイドが素っ気なく返したその直後、控えめにフスマをノックする音。
NM: ……丁度イタマエがスシを持ってきたタイミングだったらしい。
イタマエ: 「アー……お話中スミマセン……」遠慮がちな声が聞こえる……
ノイジーエッジ: 「大丈夫だ。もう終わったよ」そっと静かにフスマを空け、イタマエに小さくオジギで礼をする
イタマエ: 「ドーゾ、タマゴ、イクラです」奥ゆかしくスシを置いていく。
「ではゴユックリ。次のご注文が決まりましたらそちらの鈴をドーゾ」
NM: イタマエは頭を下げ退出。この手の会話を長く妨げるのは奥ゆかしさに欠けることをよく知っているのだ。
アパシーブレイド: 「……ま、先にスシにしようか」アパシーブレイドは静かに手を合わせハシを手に取る。「イタダキマス」
ノイジーエッジ: 「…そうだね。トヨスで散々な目にあった分、今はスシを楽しもう。イタダキマス」
NM: 君たちはスシを食べながらトヨスでの苦労を振り返ったり、ニュービー相手のイアイトレーニングのスケジュールについて雑談を交わすなどした。
: 奥ゆかしい……
ノイジーエッジ: さすがソニキ紹介のお店だぜ…
: これは流石の一流店…!
シックスソード: 一流店!
NM: ソニキ紹介の店であると同時に、ノイジーエッジ=サンがアパシーブレイドに紹介した店でもあるからね しっかりしたところよ
ノイジーエッジ: やがてシックスソード=サンもニュービーにカタナを教えるのであろうか そう考えるとなんか…しみじみするよね
NM: 教えられる側から教える側へ いいよね
シックスソード: 良い……
: 受け継がれるもの……
ノイジーエッジ: ミーミーの伝播……
NM: なお六刀流を受け継げる逸材がいるかどうかは不明
ノイジーエッジ: が、頑張れば行けるかもしれないし……もしかしたらAoMでもシックスソード・スタイルとかそういうかっこいい名前で伝わるかもしれないし……
シックスソード: かっこいい……
: インプルーブド・シックスソード的な……
NM: シャーテックめいていろんな六刀流に派生するかもしれない
シックスソード: 純粋に腕を六本生やして六刀流をするニンジャ、両腕と両足、そして口に二本ずつ構えて六刀流するニンジャ、シックスソードのように指と指の間に挟んで六刀流するニンジャ、拳銃を並列させるようにカタナを六本並列させて大剣のように六刀流するニンジャ、etc……
ノイジーエッジ: サイバネ内蔵型六刀流もあるかも…
シックスソード: ありそう……むしろそれが一番現実的っぽい
ノイジーエッジ: SoCのニンジャがサツガイ接触で得たジツと自身のジツを組み合わせて全く新しい六刀流を…(ry
シックスソード: 強そうだぜ……!
NM: 最初のスシはあっというまに腹に収まり、次のスシを注文する。
アパシーブレイド: 「イカを」
イタマエ: 「ヘイ、イカ一丁!」
ノイジーエッジ: 「私はエンガワを」
イタマエ: 「エンガワ一丁!」
NM: 注文を聞いたイタマエが退出する。
アパシーブレイド: 「ああそうだ、さっきの話の続きだけど」 新しく淹れてもらった熱い茶を手に持ちながら
アパシーブレイド: 「これから、手が空いてたらスカウト部門の仕事でも手伝ってあげて。最近ニュービーが多くて中々手が回らないってディスグレイス=サンが嘆いてた」
ノイジーエッジ: 「スカウト部門の仕事……ああ、最近は結構ニンジャが増えてきてるしね」
アパシーブレイド: 「ん。最近のディセンションの多さ、なんなんだろうね。まるでサイコロを転がすくらいの気軽さで増えてる気がする」
ノイジーエッジ: 「そんなに気軽にニンジャが増えたら、そのうちモータルより多くなりそうだなぁ…」
「勿論だよ。最近はシックスソード=サンもかなり成長したからね、余裕はけっこうあるんだ。シックスソード=サンにももうちょっとしたらニュービーを付けてみてもいいかもしれない」
アパシーブレイド: 「シックスソード=サンも、無理に六刀流に拘ることもないと思うけどね。まあ本人がそれがいいって言ってるし、実際それで役に立つからいいけど」
ノイジーエッジ: 「シックスソード=サンは六刀流はともかく、基本のワザマエは相当伸びてた。前のマグロ騒ぎで実感したよ」
アパシーブレイド: 「らしいね。普通のイアイでも十分やっていけどうだけど……」
NM: そこでアパシーブレイドが言葉を切ると、イタマエのノック。
イタマエ: 「イカ、エンガワです」奥ゆかしくスシ皿を差し出す
アパシーブレイド: 「ドーモ」受け取る
ノイジーエッジ: 「ドーモ」同じくスシ皿を受け取る
イタマエ: 「ゴユックリ」イタマエは退出。
NM: そうして君たちはまた、スシを味わいながらとりとめもない雑談を交わす。
: スシをつまみながらの談義、アトモスフィアが良い
NM: いいよね... (自画自賛)
ノイジーエッジ: 食事シーンはキャラの性格を表すってどっかで読んだな… 粗暴なキャラは乱雑に食べるし繊細なキャラは食べ残しがないとかうんぬんかんぬん
NM: なるほど
ノイジーエッジ: あと正体不明だったり神秘的なキャラはそもそも食べない…とか?(うろ覚え)
NM: なお私は美味そうな食事描写に自信が無いので食事風景は適当に誤魔化す
ノイジーエッジ: 同じくである
シックスソード: なるほど食事シーン……
NM: さらに追加のスシもいくつか注文し、十分腹もふくれてきた頃だ。話すべきことも大方話したし、そろそろ店を出るべきだろう。
アパシーブレイド: 「もうこんな時間か。そろそろいい?」
ノイジーエッジ: 「うん。…今日はわざわざ付き合ってくれてありがとう、アパシーブレイド=サン」
アパシーブレイド: 「いいよ、別に。というかご馳走になったのは私だから。ありがとう、ノイジーエッジ=サン」
ノイジーエッジ: 「いやわざわざお礼を言われるほどの事じゃ……」言いかけて口を噤む。ここは素直に感謝の気持を受け取っておくべきだろう。
NM: そうして二人は座敷を立つ。
アパシーブレイド: 「じゃ、さっきも言ったとおりしばらく私は別任務だから。連絡つきにくいかもしれないけど気にしないでね」
ノイジーエッジ: 「了解したよ。戻ってくるまでに、新しいニュービーも見せられるぐらいには鍛えたいな」
アパシーブレイド: 「ん、よろしくね」
NM: そうして二人は店を出る。
アパシーブレイド: 「ゴチソウサマデシタ」
ノイジーエッジ: 「ゴチソウサマデシタ」奥ゆかしくイタマエに礼
イタマエ: 「ヘイ、ドーモ!またのご来店お待ちしてやす!」
イタマエの威勢のいい声に見送られ君たちは帰路につく。
……ノイジーエッジはまだ知らない。
この先に彼女に襲いかかる運命を……。
ノイジーエッジ: ふ、不穏…!
◆OP:シャープキラー◆
HO:シャープキラー
君はスカウト部門に所属しているニンジャだ。 君は直属の上司であるディスグレイスからの指示で、いつものようにニュービーニンジャのスカウトに赴くことになった。
シャープキラー: スカウト部門の日常だぜ……
賑やかな喧噪、夜だというのにまばゆいネオン看板、それでいてツチノコ・ストリートのような無秩序で汚れた暗さを感じさせない整った町並み。
曜日は土曜、夕食やノミカイを終え帰宅するスーツ姿のサラリマンたちは、アルコールの匂いを漂わせながらも自分の足でしっかり歩き、ヨタモノめいた泥酔の醜態を晒す者は滅多にいない。
君は今、上司であるディスグレイスからの指示でカネモチ・ディストリクトへの入り口へ通じるストリートへ来ている。
彼女が言うには、最近ここで「ハイドランジア」なる野良の女ニンジャが出没し、ディストリクトへ帰宅中のメガコーポ役員を捕まえてはケチなカツアゲ行為に及んでいるらしい。
ソウカイヤと協力関係にあるコーポからも被害者が出ており、当然ソウカイヤとしてこれを放置しておくわけにはいかない。
君の任務は彼女のスカウトを試みること。必要とあらばカラテで以て思い知らせる必要もあるだろう。
シャープキラー: 「フン、フーン♪フンフフーン……」鼻歌を歌いつつストリートを征くのは女子高生めいた少女である。時折向けられる奇異の目など気にする風もなく、周囲を見渡す。
◆シャープキラー(種別:ニンジャ) PL:しかな
カラテ 9 体力 9
ニューロン 5 精神力 16
ワザマエ 13 脚力 9
ジツ 7
サイバネ:『▶ヒキャク』『▷ブースターカラテ・ユニット』
装備:『パーソナルメンポ(生成)』『伝統的ニンジャ装束(生成)』
『*ノダチ*』
『*刃の灰*』
ジツ:『★カラテミサイル・マスタリー1』『★カラテミサイル・マスタリー2』『★カラテマイン』『★★カラテ・エンハンスメント』
『★★★アーチ級ニンジャ第六感』『★★★電光石火』『★★★共振装束生成』
スキル:『●連続攻撃2』『●連射2』『●疾駆』
『◉タツジン:ノダチ』『◉戦闘スタイル:回転斬撃』
その他:『○キラーマシーン教育』『○カジバチカラ(カラテに+1補正)』
『*刃の灰*』:『レリック』【精神力】+1、『その他の行動』としてこのレリックの使用を宣言することで、【精神力】が1回復する(消費はしない)。
説明:微かに彼女の痕跡を宿す灰。
暗黒非合法アサシン養育施設「アシサノ私塾」出身。
ソウカイヤによる私塾襲撃の折にニンジャとなり、そのままソウカイヤに組み込まれた。
ヒキャクに組み込まれたブースターユニットとソウルによってもたらされたカラテ粒子を
組み合わせた高速機動を得意とし、ノダチを持って暴れ回る。
彼女は楽しいことが大好き。
シャープキラー: 「さて、さて、さて。今日の子はカワイイなのか美人なのか……ディスグレイスへの手土産にできるくらいが丁度いいんだけどな」
NM: 君が聞いたのは名前だけで、そのニンジャの外見的特徴は知らされていない。
さて、そんなことを考えながら君が歩いていると
「ネェオジサン、万札持ってんでしょ?あたしそういうの分かるんだよねー」
「こ、小娘!貴様私を誰だと思っている!? 私は実際ヨロシサンの役員の一人!私に手を出せばどうなると……!」
「知ってる、ソウカイヤでしょー?でもあたし、そんなん怖くないし。だってあたしもニンジャだから」
「バカな……ニ、ニンジャだと……!?」
NM: 若い女の声と怯えるサラリマンの声、そしてソウカイヤを侮る増上慢なセリフ。
君が今居るメインストリートから一本入った薄暗い路地で、今まさに例のニンジャがカツアゲ行為に及んでいるのだ!
シャープキラー: 「お、いたいた。ねえ、そこの彼女ー!」空気を読まぬ笑顔で声を投げかける。
NM: シャープキラーの視線の先では、大事そうにカバンを両腕で抱えた7:3分けのサラリマンと、そのサラリマンを壁際に追い詰めニヤニヤと笑う、美しい長髪が目立つ一人の女ニンジャ。
役員の護衛と思われるクローンヤクザ数体は、全て額から鋼鉄の星を生やして息絶えている。
NM: こんな見た目
シャープキラー: おおー
???: 「ん?なにさ人が楽しんでるのに」彼女は君を振り返る。
シャープキラー: 「……ディスグレイスが目をつけるわけだよね。うん、うん。俄然ヤルキが湧いてきた、っと」
「アー、ゴメンね!こっちも貴女に用があったからさ」
???: 「あたしにって、もしかして……」彼女の目が興味深げに細められる。
シャープキラー: 「カネに困ってる?ならいい働き先を紹介できるよ」
「ソウカイヤっていうんだけどね。ドーモ。シャープキラーです」流れるようなアイサツ。
ハイドランジア(NM): 「ドーモ、ハイドランジアです。へぇ、アンタがソウカイヤ? どんなのが来るかと思えば、あたしと大して変わらないじゃん」
ハイドランジアは鼻で笑いながらシャープキラーを見る。彼女のバストは豊満であった。
シャープキラー: 「アハハ!そうそう。たいして変わらないんだから仲良くしようって話」言いつつも、値踏みするように相手の頭から爪先まで視線を送る。
(ま、見た目だけでもディスグレイスのオミヤゲにはなりそうかな)
ハイドランジア: 「仲良く、ね。いっとくけどあたし、自分より弱い奴なんかと一緒にいるの嫌だから」
ハイドランジアはサラリマンから興味を失ったように君に向き直る
ハイドランジア: 「モータルの相手も飽きてきた所だしー。ソウカイヤのニンジャってのがどれほどすごいのか、見せてもらおうじゃん」
そして彼女は両の手の拳を握ってカラテを構える。
: 強気生意気女ニンジャ…
NM: いいよね
シックスソード: 良い……! 叩きのめして立場をわからせたい……!()
シャープキラー: 「ンンー、負けん気が強いね。じゃじゃ馬ってやつ?いいよね……」
NM: そのアトモスフィアを見てシャープキラーは気付くであろう。
目の前の相手は大口を叩いているが、その実力はどう見ても増長したニュービーのそれ。苦もなく叩きのめせる弱敵だと。
シャープキラー: 敵のカラテを一瞥し、微笑。背負ったノダチの柄に手をかける。
ハイドランジア: 「ハッ!そんなでっかいカタナ、あんたなんかに本当に扱えるの?」
シャープキラー: 「ンー?見てみる?」
NM: ハイドランジアは完全に慢心している。カラテを叩き込んでやれ!
シャープキラー: シャープキラーは不意に身を屈め……次の瞬間、剥き出しのヒキャクとノダチの柄付近で小爆発!彼女のソウルがもたらしたカラテ粒子によるものだ!
ハイドランジア: 「……!」
シャープキラー: 引き抜かれたノダチとともに急加速!ハイドランジアのワン・インチ距離へ! 「イヤッハー!」
ハイドランジア: 「イ……」回避動作を取ろうとするが、遅い!
シャープキラー: 大上段からの斬撃!
ハイドランジア: 「ンアーッ!」ギリギリで回避するも、胸部から腹部にかけて浅く斬り裂かれる!
シャープキラー: 「ンンー、アブナイな。もっとちゃんと避けなよ」
地面に突き立ったノダチ。その柄のうえめ逆立ちするような格好で笑いかける。
ハイドランジア: 「お、おちょくりやがって……!イヤーッ!」ハイドランジアはノダチの上のシャープキラーめがけ反撃の大振りチョップを繰りだそうとする!
シャープキラー: ニヤリ、と笑う。その周囲でカラテ粒子が煌めき、ハイドランジアのチョップ軌道上で連鎖爆発を起こす!
ハイドランジア: 「ンアーッ!?」チョップ腕がカラテ粒子爆発に巻き込まれ負傷!
シャープキラー: 「ダメ、ダメ。もっと相手の動きを見ないと!」
ハイドランジア: 「厄介なジツを……!」ハイドランジアがじり、と後ずさる。
シャープキラー: 「イヤーッ!」
相手が毒づくその隙をつき、カラテ粒子ブースト!ノダチを引き抜き……振り回す!
ハイドランジア: 「ンアーッ!」直撃こそ免れたものの衝撃波で大きく吹き飛ばされビルの壁に叩きつけられる!
ヨロシ役員(NM): 「アイエエエエ!」先ほどまでカツアゲされていたヨロシ役員は真横で失禁!
シャープキラー: 「んん、派手にやりすぎたか。これ以上怪我させるとディスグレイスに怒られそうだな」苦笑。ツカツカとハイドランジアの元に接近し、その頭の真横にノダチを突き立てる。
ハイドランジア: 「ひっ……!」
シャープキラー: 「どうかな?まだやる?私はまだやれるけど……」
ハイドランジア: 「オ、オミソレ・シマシタ……」
ハイドランジアはぐったりとした様子で真下を向き、呟く。
シャープキラー: 「ヨカッタ!あんまりじゃじゃ馬だと、ほら。手足の一つもケジメしなきゃいけないかと思ってたから。聞き分けがよくて助かるよ。うん!」
悪戯っぽく笑う。その瞳の中で、火花めいて超自然の輝きが爆ぜた。
「あ、仮にそうなっても心配してくれなくていいよ。ソウカイヤにはいい医者もいるからさ」
ハイドランジア: 「……いい医者って……」顔を上げて呟く 「……冗談じゃない、そんなの」そっぽを向いて呟く
シャープキラー: 「アハハ!ま、うちは福利厚生もしっかりしてるってことで」
シャープキラー: 「で、エート!そちらのヨロシサンの人、ダイジョブ?一人で帰れる?私、この子をちょっと連れていかなきゃいけないんだけど」
ヨロシ役員: 「アッハイ、大丈夫です……」
ヨロシサン役員はずれたメガネを直しながら立ち上がる。暗黒メガコーポ役員だけあり、NRSへの耐性は高い。
ハイドランジア: 「強いね、お前……じゃなくて、シャープキラー=サン」ハイドランジアは早足で歩き去る役員の背中を見つめながら呟く。
シャープキラー: 「ンー、アリガト!けどソウカイヤには上がいるよ。カラテの強さでも……私より『優しくない』ニンジャも、たくさんね」
「で、その中でも私は特に女の子に『優しい』ニンジャに貴女を紹介してあげようってワケ!いい話でしょ?そう思うよね?」首を傾げて念を押すように尋ねる。
ハイドランジア: 「もっと上が……すごい」彼女は役員の去っていった方向を見つめながら言う。
ハイドランジア: 「……あたしも、ソウカイヤに入ったらシャープキラー=サンみたいな強いカラテ、学べるかな……?」
シャープキラー: 「ン?……まあ、意欲があるなら平気じゃない?」
無愛想な『センパイ』を、それを慕うニンジャの少女を。そして彼女らを見てカラテを高めた六刀流のニンジャを思い出し。シャープキラーは端的にそう答えた。
「案外、面倒見のいいニンジャもいるもんだよ」
ハイドランジア: 「シャープキラー=サンが紹介してくれるっていうニンジャも……?」
シャープキラー: 「ああ、そうね。ディスグレイス……=サンはなんだかんだ優しいから。カラテの指導もしてくれると思う。あの人、本領はどっちかっていうとジツなんだけど。貴女、なんかジツ使える?」
ハイドランジア: 「え、ジツ? いや……多分、無い、と思う……」
NM: ではそうですね せっかくだし。ニューロン判定ドーゾ、難易度はUHだ
シャープキラー: お?
シャープキラー: /nd u5 ニューロン低いぜ
シャープキラー, ニューロン低いぜ:5d6=6 = (3,5,4,1,3 :成功数:0) = 0
シャープキラー: 失敗!
NM: 残念!
NM: ではシャープキラーは彼女のはっきりしない返答にやや違和感を覚えたものの、特にそれ以上は気にしなかった。
シャープキラー: 「そっか。ま、平気平気!ジツがなくても私より強いニンジャなんてざらにいるし。気にしないでいーよ」ぽんぽんとハイドランジアの肩を叩く。
ハイドランジア: 「シャープキラー=サンよりも強いニンジャが、ざらに」
「……ソウカイヤってすごいなあ……」
シャープキラー: 「すごいよー。ま、詳しい話はうちでやろうか」
シャープキラー: と、ハイドランジアを連れてトコロザワ・ピラーに向かってもよいでしょうか?
NM: ハーイ、じゃあ軽くディスグレイス=サンに紹介してから導入終わりかな?
シャープキラー: OK!
NM: ではトコロザワ・ピラーへ!
シャープキラー: びゅーん
◇◇◇
NM: 君達は不夜城の異名を持つスカウト部門のオフィスへとやってきた。
シャープキラー: 楽しげに鼻歌を歌いつつ、ハイドランジアの手を引いて『上司』の元へ。
ディスグレイス(NM): 「あら、早かったですね。ドーモ、シャープキラー=サン。ディスグレイスです。そしてそちらが……」改造ミコー装束の女ニンジャが出迎える。
注:ディスグレイス=サンは参加者であるしかな=サンのPCですが、今回は事前に許可を得てNMが動かしています
シャープキラー: 「ドーモ!ディスグレイス=サン!シャープキラーです。で、こっちがハイドランジア=サン」
ハイドランジアを押しやるように前へ。
ハイドランジア: 「ド、ドーモ。ハイドランジアです……」ディスグレイスの金の瞳に気圧されるようにアイサツ。
シャープキラー: 「アハハ!そう固くならなくていいって。こう見えて優しいんだから」
ディスグレイス: 「ウフフ!よくやりましたね、シャープキラー=サン。この娘はわたくしが責任持ってお世話しましょう……」
ハイドランジア: 「ヨ、ヨロシクオネガイシマス……」
NM: 妖艶な笑みを浮かべるディスグレイスに、若干怯えたような態度のハイドランジア。
シャープキラー: 「うん、うん!喜んでくれて嬉しいよ。ハイドランジア=サンもしっかりディスグレイス……=サンの言うこと聞くんだよ?いいね?」
ハイドランジア: 「は、はい。あの……」
ハイドランジアはおずおずと尋ねる。
ディスグレイス: 「あら、何でしょう?」
シャープキラー: 「ん?なあに?」
ハイドランジア: 「……ソウカイヤで、シャープキラー=サンより強い人ってどんな人がいるのかなあ、って……」
シャープキラー: 「アー」わりと気にするんだな、と首を傾げる。
ディスグレイス: 「……この娘に何か変なこと吹き込みましたの?あなた」
ディスグレイスが怪訝そうに尋ねる。
シャープキラー: 「ンー?ジツがなくても私より強いニンジャはざらにいるよーって。ほら、アパシーブレイド=サンとか」
ディスグレイス: 「なるほど、ジツの有無についてですか」
ハイドランジア: 「いつか会ってみたいなあ、強いニンジャ……」
「……あたしも強くなりたいなぁ、なんて……そんなことを、ちょっと考えて」
NM: ハイドランジアは若干恥ずかしいのかうつむく。先ほどまでの舐めた態度が嘘のようだ。
: オイヒロイン力が強いぞコイツ!
シックスソード: ヒロインぢから……!
NM: オラッ!全力のヒロインカラテを食らえ!
シックスソード: グワーッ!カワイイ!
: グワーッ!
シャープキラー: グワーッ!
: カワイイは力…!
シャープキラー: 「いい心がけじゃない。そういうニンジャ、伸びるよー。ねえ、ディスグレイス」ついつい呼び捨てだ
ディスグレイス: 「ウフフ、将来が楽しみですわね。さあ、あとはわたくしが引き継ぎます。あなたは戻りなさい」ディスグレイスが微笑みかける。
シャープキラー: 「えー?もうちょっとおしゃべりの時間があってもいいのにー」悪戯っぽく笑いつつ
ディスグレイス: 「何言ってるんです、あなたがすべき仕事は他にもあるんですよ」
NM: ディスグレイスは呆れたように言って、君に次の仕事の指示をいくつか出す。だがとりあえずここでの今日の仕事はこれで終わりだ。
シャープキラー: 「チェー。頑張ったらご褒美ヨロシクね」ややぶーたれつつも、素直に指示を受ける。態度からは読み取りにくいが、ディスグレイスに対するソンケイは本物なのだ。
そうして君は明日以降のミッションのために休息を取る。
今日一人スカウトしたところで、また明日にはバンブー・アフター・レインめいて
次々と新しいニンジャの情報が出てくるのだ。
シャープキラー: ニンジャはタケノコ
「……強いニンジャ、会ってみたいなあ……」
ハイドランジアのその呟きは、
君のニンジャ聴覚を以てしても拾えないほど小さかった。
◇◇◇
君達がザイバツニンジャとイクサしたりアパシーブレイドとスシ屋で会話したり野良ニンジャをスカウトしたりしてからしばらく経った。
シャープキラーはいつも通りに、ノイジーエッジはアパシーブレイドの言いつけに従い、シックスソードはたまたま空いていたところをノイジーエッジに連れられて、スカウト部門のニュービー用トレーニングルームに来ている。
ソウカイヤにスカウトされたニュービーニンジャはここで最低限のカラテとソウカイヤへの忠誠心を叩き込まれ、そうしてようやく半人前のソウカイニンジャとして扱われるようになるのだ。
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「「「グワーッ!!」」」
NM:今日も君達の眺める先で、数人のニュービーが木人や訓練用クローンヤクザを相手にカラテトレーニングに勤しんでいる。
「ケッ、クローンヤクザ如きじゃあ相手にならねぇ」「今の俺のカラテならきっとソニックブームの野郎だって殺せるぜ」
NM: 増長したニュービーがそう語る様は微笑ましさすら感じさせるだろう。
NM: 君達の今日の仕事は彼らに自分たちのカラテを見せつけ、ソウカイニンジャとして求められる水準がいかに高いかを、そして今の彼らがまだほんのサンシタに過ぎないということを分からせてやることだ。
ノイジーエッジ: 「よくいるんだよな、ああいう奴ら」増長するニュービーを見て溜息混じりに呟く
シャープキラー: 「おー、やってるやってる」にこやかに訓練風景を眺める。
シックスソード: 「やってますね。懐かしいですよ」軽装の武士めいた姿にカタナを六本以上帯刀するニンジャ、シックスソードは懐かし気にニュービー達のトレーニングを見ている。
シャープキラー: 「……ン?ああ、ノイジーエッジ=サン!シックスソード=サンも!ドーモドーモ、シャープキラーです!」
見知った顔を見つけ、アイサツ!
ノイジーエッジ: 「…おっと。ドーモ、シャープキラー=サン。ノイジーエッジです」オジギを返す
シックスソード: 「ドーモ、シャープキラー=サンにノイジーエッジ=サン。シックスソードです」オジギ!
シックスソード: 「今日はやはり、ニュービー達に稽古を?」
シャープキラー: 「まあ、そんなとこかな。一応ニュービーの世話ってうちの管轄だし……」
シックスソード: 「スカウト部門は大変ですね……その分、俺みたいなヤツも手伝えることは手伝いたいものです」そう言いながら、ニュービー達を見る
ノイジーエッジ: 「私もあの人に頼まれてこっちの手伝いに来たんだ」「シックスソード=サンは空いてる所を連れてきた」
シックスソード: 「ハイ、なんか連れてこられました」
シャープキラー: 「アハハ、助かる!」
シックスソード: 「まあ役に立てるか、わからないんですけどね。私はまだまだですし」
シャープキラー: 「私、あんまり教えるの上手じゃなくてさ。調子乗ったやつを叩きのめすのはできるんだけど」
シックスソード: 「ハハハ、シャープキラー=サンらしい……」
ノイジーエッジ: 「シックスソード=サンも前と比べると見違えるようなカラテになったからな、もうちょっとしたらニュービーを付けてみるかもって話になったんだ」
シックスソード: 「私にニュービーが……!?」
シャープキラー: 「いいね!どんどんニュービーを教えていけばいい思うよ。私やディスグレイス……=サンの仕事も減って、自由時間が増える!……そこまで上手くはいかないか」
ノイジーエッジ: 「そのくらいの力量は実際ついてきてると思うし。ニュービーたちにも示しになるからな」
ノイジーエッジ: 実際シックスソード=サンみたいにメキメキとワザマエを上げてきたニンジャが居るってのを示せばいい具合になると思う
シャープキラー: ウム
NM: 希望の星だ
シックスソード: ホープ……!
NM: さてさて、君達がそんな感じで談笑していると
???: 「イヤーッ!」CRAAASH!!
今まさに使い込まれた木人をカラテ破壊したニュービーニンジャの一人が、君達の存在に気付いたようだ。
デスティニーショーテル: 「ア?何ジロジロ見てんだよ」
彼の名前はデスティニーショーテル。スカウト時点から一貫して反抗的な態度を貫いている。
名前はランダム決定だが、偶然にも剣士っぽい名前になった
シャープキラー: 骨のあるやつだ
ノイジーエッジ: どこまで保つかな
シャープキラー: 笑顔で見返す。
シックスソード: 「……」何とも言えぬ苦笑い
ノイジーエッジ: 「……はぁ」溜息
デスティニーショーテル: 「舐めやがって。そんなに俺達のカラテが気になるのかよ?」
シャープキラー: 「アハッ!まあ、そういうお仕事だからね。私は」
シックスソード: 「……まあ、気になるかな」
NM: デスティニーショーテルは他のニュービー数名に目配せする。彼らはそれぞれのトレーニングを中断し、まるで取り囲むように君達の周囲に集まってくる。
シックスソード: 「ウワッ」ニュービーの頃よく見た光景!
デスティニーショーテル: 「出て行ってもらっていいですかね、センパイ方。気が散っちまうんで」なんたる無礼な態度!
シャープキラー: 「うん、うん。最近のニュービーは実に、こう……ヤルキに満ち溢れてるね!そう思わない?二人とも」ノイジーエッジとシックスソードへ
ノイジーエッジ: 「ヤルキというかなんというか……まあ、そうだな。蛮勇はあると思う」
シックスソード: 「そうですねー……なんかすごい怖いですけど!」初めてやられる側に回ると少しコワイ
シャープキラー: 「これだけヤルキに溢れてると、そうだなあ……実戦訓練なんていいんじゃないかな!」
ノイジーエッジ: 「その方がいいな。ジロジロ見てるだけってのも可愛い後輩に悪いだろう」ちょっと挑発的に
シックスソード: 「……なるほど、実戦訓練。良いですね」冷静を取り戻したようにシリアスな目つきになる
デスティニーショーテル: 「実戦訓練……ほぉ、面白そうじゃねぇか。なあ?お前ら!」
NM: 「けっ、いいぜやってやらぁ」「いい加減クローンヤクザにも飽きてきたところだ……!」デスティニーショーテルの取り巻きたちも息巻く。
シャープキラー: カラテミサイルマスタリー2とかやってみたいよね
ノイジーエッジ: カクシ・キリだけでカラテ3以下のニンジャには致命傷なんだよネ
NM: ということでミニゲームタイムだ!
シャープキラー: ワー!
ノイジーエッジ: ワーイ!
シックスソード: ワーイ!
NM: さてさて
NM: カラテミサイルマスタリー2を使いたい?
NM: クアドラプル・イアイドを使いたい?
NM: 六刀流を使いたい?
NM: 結構!ではルールを説明しよう
シャープキラー: わくわく
ノイジーエッジ: どきどき
これから君達はニュービー数名を相手に簡易的な模擬戦を行う。
ニュービーの体力は2、回避ダイスは2個だが1回の攻撃に1個ずつしか使用しない。
まずは相手にするニュービーの人数を選択する(最低1、最高8)。
これらに対し近接攻撃を行う。
ミサイルマスタリー2やカラテエンハンス、カクシ・キリ、攻撃専念も可。
また近接攻撃の出目に6が含まれていた場合、ニュービーの回避難易度は+1される。
ノダチの一掃はニュービー全員を巻き込み、またクアドラプル・イアイドは出目6の数に等しい人数を攻撃できるものとする。
一人倒すごとに1ポイントの評価点ゲット。
この攻撃で全員倒せれば評価に+1のボーナスだが、倒しきれなかった場合残った人数だけ評価が下がる。
全員倒せたかどうかに関わらず、この模擬戦はここで終了する。
倒されなかったニュービーも、君達のカラテに気圧されもはや動くことはできなくなっているだろう。
NM: つまりニュービー4人を相手にすると宣言した場合、全員倒せれば評価は5になるがそのうち2人しか倒せなかった場合は評価は4 - 2 = 2となる。
シャープキラー: 成る程なー
ノイジーエッジ: ふむふむ
シックスソード: ほほー!
評価点 0-2:何も無し
3-4:名声+1
5-6:名声+1、万札10
7-8:名声+2、万札15
9 :名声+2、万札20
NM: こんな感じで、沢山の相手を同時に相手するほど評価点は高くなるが、倒しきれないとその分評価が下がるので、適切な人数を考えて選んでみよう
シャープキラー: 一掃するぞー
シックスソード: なるほどー!
ノイジーエッジ: カクシ・キリで4人巻き込んでからクアドラプルするぞー
NM: まあ所詮ミニゲーム、失敗しても大したことないし成功しても滅茶苦茶大きいメリットがあるわけでもないので、気軽に人数選んでくれ!
シャープキラー: アイヨー!
ノイジーエッジ: はいさー!
シックスソード: 六刀流で六人倒すか!()
ノイジーエッジ: じゃあそうだな…6人行ってみようか
シャープキラー: シャープキラーは8人いきます
NM: ちなみに回避ダイスは何も考えずに全ての攻撃に対し1個ずつ使っていきます
ノイジーエッジ: AIもニュービー!
NM: ではシャープキラー=サン!
シャープキラー: ハーイ!マスタリー2でニュービー2人を撃ちます
NM: ok
NM: /nd n1,1
NM, :1d6>=4+1d6>=4 = (3 :成功数:0) + (6 :成功数:1) = 1
シャープキラー: あ、1人当たった。鈍臭いやつ
NM: これで二人は回避残り1になった 続けて一掃ドーゾ!
シャープキラー: で、せっかくなのでカラテエンハンス
NM: あ、もちろんエンハンスもいいよ
シャープキラー: /nd n12
シャープキラー, :12d6>=4 = (2,2,4,1,2,2,6,1,5,5,5,3 :成功数:5) = 5
シャープキラー: 成功!これで近接攻撃ダイスが+1だ 改めて一掃!
NM: ドーゾ!
シャープキラー: /nd h16[s] ぐるぐる
シャープキラー, ぐるぐる:16d6>=5[=6] = (5,1,6,5,5,2,3,6,2,6,4,4,1,5,5,3 :成功数:8 , サツバツ![=6]:3) = 11
シャープキラー: ナムアミダブツ!4×2だ
シックスソード: つよい!
NM: マスタリー2に回避ダイスを振った二人は回避が足りないので確定で撃破!残り6人は回避するぞ
シャープキラー: どうなるかな
ノイジーエッジ: そういえばこれは第六感乗るのかな?
シャープキラー: OK!じゃあ第六感載せてもいいですか?
NM: いいよ!つまり回避難易度+2、回避UH
NM: /nd u1,1+u1,1+u1,1+u1,1+u1,1+u1,1 6人が1,1で回避
NM, 6人が1,1で回避:1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6+1d6=6 = (6 :成功数:1) + (6 :成功数:1) + (5 :成功数:0) + (4 :成功数:0) + (6 :成功数:1) + (2 :成功数:0) + (3 :成功数:0) + (5 :成功数:0) + (5 :成功数:0) + (5 :成功数:0) + (5 :成功数:0) + (2 :成功数:0) = 3
シャープキラー: すげえ!1人完全に避けてるのがいるぞ!
NM: すげえ、一人66で生き残ってる
シックスソード: なんか一人キアイのあるやつがいる!
ノイジーエッジ: 中々に素質がありそうな奴がいる!
NM: では8人選択して一人取り逃がしたので7点!
シャープキラー: ヤッター!
NM: 「まずはこの弱っちそうなガキからやろうぜ!」「「「ウオーッ!」」」
愚かなニュービーの群れがシャープキラーへ襲いかかる!
シャープキラー: 「……イヤッハー!」ノダチ一閃!直後、KABBBBBBBM!連続するカラテ小爆発がトレーニングルームを明るく照らす!
NM: 「「「グワーッ!?」」」
次々にトレーニングルームの壁に叩きつけられるニュービーたち!
シャープキラー: ノダチに纏わせたカラテ粒子がニュービーたちに接触すると同時に爆発!致命打の代わりに吹き飛ばしたのだ!
シャープキラー: 「アッハッハ!誰にスカウトされたんだよ貴方たち……おや?」
NM: 「な、何が……」
たった一人、姿勢を低くしてカラテを仕掛けようとしていたニンジャだけが無事だった。
シャープキラー: 「……ンー、仕損じたか。貴方、名前は?」唯一吹き飛ばされなかったニュービーに問いかける。
エイプワイヤー: 「ド、ドーモ、です……」冷や汗をながしながらアイサツ。
シャープキラー: 「エイプワイヤー=サン。成る程。覚えておくよ」
「いいカンしてる。謙虚にやればいいとこまでいけると思うね」
エイプワイヤー: 「ハ、ハイ……!」
デスティニーショーテル: 「クソッ、まだだ……!」壁に叩きつけられたデスティニーショーテルが呻く。「この程度じゃあ音を上げねぇぞ!」
シャープキラー: 「おお、そっちの彼も元気だね」
NM: 「「ウオオーッ!」」彼と取り巻き数名はまだやる気のようだ。
シャープキラー: 「とはいえ、そうだなー。選手交代と行こうか」
ノイジーエッジ: 「何にせよヤルキが有り余ってるのはいいことだな」
シックスソード: 「まったくですね」
NM: ではノイジーエッジ=サン、まずはカクシキリの側転判定からドーゾ!
ノイジーエッジ: OK!
●カクシ・キリ
このニンジャとすれ違った者は、速やかなイアイや、恐るべき隠しカタナなどによってすれ違いざまに体を斬られる。
自身が「連続側転」を宣言した時に、その難易度を+1することで宣言可能。連続側転に失敗した場合は通常通り「ウカツ!」状態になる。
使用した場合、その「連続側転」で通過した敵キャラクターのうち、最大で自身の現在の「連続攻撃回数」体までを選択し、それらのキャラクターに「ダメージ1」を与える(同じ相手を複数回選択することはできず、1体につき攻撃は1回まで)。この近接攻撃の回避難易度はアトモスフィアに関わらず「難易度:Hard」であり、「カウンターカラテ」はできない。連続側転後、通常通り術者は「攻撃フェイズ」で行動が可能となる。
このスキルは自身が左スロットに「カタナx2」を装備している時のみ使用可能であり、またエンハンス効果などを受けない。
原作使用例:レイザーエッジ、ディミヌエンド
●剣呑み
全身から自由自在にカタナを生やし、敵を切り刻む。腕からも、脚からも、脇腹からも、耳や口からもカタナを吐き出す姿は剣山じみておぞましい。
「●カクシ・キリ」のダメージが「ダメージ3」に上昇する。
また、自身の近接武器装備スロットの左端が素手である場合、手番開始時に【精神力】1を消費することで、「*カタナx2*」を左スロットに装備可能となる。この「*カタナx2*」はシナリオ終了時に消滅する。
原作使用例:ヤイバ・ニンジャ
ノイジーエッジ: /nd n10
ノイジーエッジ, :10d6>=4 = (2,3,1,6,5,1,2,1,2,6 :成功数:3) = 3
シックスソード: Foo!!
シャープキラー: 成功!
ノイジーエッジ: そういえばこれに出目6の回避難易度増加は乗るんだろうか
NM: これは乗らないです
ノイジーエッジ: ざんねん まあもともとHARDだがね!
NM: 対象は4人でいいんだっけ
ノイジーエッジ: ですなー。現在は4人まで狙えるはず
NM: /nd h1,1,1,1
NM, :1d6>=5+1d6>=5+1d6>=5+1d6>=5 = (2 :成功数:0) + (3 :成功数:0) + (2 :成功数:0) + (1 :成功数:0) = 0
NM: 全員やられた!
シャープキラー: オミゴト!
ノイジーエッジ: これがカラテ13になれば5人までになるのだぜ
NM: ニュービーは残り二人、判定ドーゾ!
ノイジーエッジ: ではクアドラプル狙い!
●ヒサツ・ワザ/クアドラプル・イアイド
全身の筋肉を緊張、しかる後解放し、凄まじい連撃を繰り出すイアイドー技。「連続攻撃」を使用しない近接攻撃に「出目6・6・6」が含まれている場合宣言可能。
使用した場合、その近接攻撃に含まれる「出目6」の数と同じ回数(最大8回まで)、敵キャラクターに対して「カウンターカラテ」不能の近接攻撃を行う。ダメージはその近接攻撃の本来のダメージに等しく(例えば『強攻撃』を使用した場合、ダメージは2となる)、回避難易度は「難易度:Hard」となる。
原作使用例:アサイラム
ノイジーエッジ: /nd h23[s]
ノイジーエッジ, :23d6>=5[=6] = (2,2,1,5,5,6,3,1,5,5,2,1,3,4,1,3,5,1,1,4,6,4,3 :成功数:7 , サツバツ![=6]:2) = 9
シックスソード: アアーッ!?
NM: アーッ!
ノイジーエッジ: アーッ!
シャープキラー: アーッ!
NM: サツバツ!回避難易度H
ノイジーエッジ: いちたりない!
NM: /nd h1,1
NM, :1d6>=5+1d6>=5 = (1 :成功数:0) + (4 :成功数:0) = 0
シャープキラー: 当たった!
NM: サツバツは命中したが一人取り逃した!評価点5!
ノイジーエッジ: 「それじゃあ行くとするか―――イヤーッ!」ノイジーエッジが、地を蹴り…消失!
NM: 「「「ウオーッ!」」」ニュービー達はノイジーエッジに襲いかからんとして……
「エ?」
ノイジーエッジ: 否、彼女は即座にカタナを生成し、血色の風となって駆けたのだ。だがニュービーにはそれを捉えることは出来ない!
ノイジーエッジ: またたく間に、4名のニュービーが吹き飛ばされてゆく。そして1人のニュービーの懐に潜り込んだノイジーエッジは…強烈なケリを、叩き込んだ!
NM: 「「「グワーッ!?」」」何が起きたかも分からず吹っ飛ばされるニュービーたち!
再び次々と壁に激突!
ノイジーエッジ: ノイジーエッジはそのまま最後の一人の背後に回り込み、ポン、と肩に手を置く。
NM: 「アイエッ……!」
ノイジーエッジ: 「…オトモダチは見てのとおりだけど、まだやるかい?」
NM: 「そ、そんな滅相もない……!」彼は失禁を堪えるのに精一杯!
シャープキラー: 「流石ノイジーエッジ=サン!いつ見ても鮮やかなカラテ!見惚れちゃいそう!」騒々しく拍手!
シックスソード: 「ノイジーエッジ=サンのカラテはいつ見ても凄まじいですよ……」
ノイジーエッジ: 「ドーモ。シャープキラー=サンもカナリの手際だったと思うよ」
シャープキラー: 「恐悦至極。さて」吹き飛ばされたニュービーたちを見やる
デスティニーショーテル: 「ふ、ふざけやがって……!」デスティニーショーテルの目にはまだ敵意。
シックスソード: 改めて、六刀流で6人行きます!()
NM: OK! 専念可能だ、ヤッチマエ!
シャープキラー: ウオーッ!
シックスソード: /nd n2,2,1,1,1,1 これが六刀流の力だーっ!
シックスソード, これが六刀流の力だーっ!:2d6>=4+2d6>=4+1d6>=4+1d6>=4+1d6>=4+1d6>=4 = (5,4 :成功数:2) + (5,1 :成功数:1) + (2 :成功数:0) + (4 :成功数:1) + (3 :成功数:0) + (5 :成功数:1) = 5
シックスソード: 草
ノイジーエッジ: 4回!
シックスソード: 4回!
NM: しかし出目6は無いので回避難易度はN さあどうなるか
NM: /nd n1,1,1,1
NM, :1d6>=4+1d6>=4+1d6>=4+1d6>=4 = (4 :成功数:1) + (4 :成功数:1) + (5 :成功数:1) + (3 :成功数:0) = 3
シックスソード: 草 食らったの一人だけかよ!
シャープキラー: 1人当たった!
ノイジーエッジ: かなしい
NM: というわけで6人宣言で5人逃したので評価点は1、そういうこともある……
シックスソード: 多分遠慮したのだろう……
ノイジーエッジ: 奥ゆかしさ…
シャープキラー: 本気を出せばニュービーたちがネギトロになってしまうからな……
デスティニーショーテル: 「ウオーッ!そこのカタナ6本も持ったアホだけでも!」
デスティニー(ryと取り巻きたちがシックスソードへ迫る!
シックスソード: 「アホとは言ってくれるな」シックスソードは六本のカタナを抜き、指と指の間にそれぞれ挟み込み構える!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
シックスソード: そのまま斬撃の嵐を……しかしギリギリでニュービーが避けられるよう手加減したような斬撃を次々と繰り出す!越えられる壁を見つけるのも、ニュービーにとってまた効果的!
デスティニーショーテル: 「!?」
NM: 「「「イ、イヤーッ!」」」
ニュービー数名は攻撃動作を中断、とっさに回避!間一髪で逃れる。
NM: 「グワーッ!」愚かな一人だけが回避すらできずに壁に叩きつけられる!
シャープキラー: 愚かな1人ーッ!
シックスソード: 愚かな一人ーッ!
ノイジーエッジ: オロカナヒトリ=サンーッ!!
シックスソード: 「良い判断だな」ザンシン
デスティニーショーテル: 「バカな、一度にカタナ6本も……」壁に叩きつけられた愚かな一人をあっけにとられたように見つめるデス(ry
シャープキラー: 「シックスソード=サンは奥ゆかしいなあ」
デスティニーショーテル: 「え、奥ゆかしい……?」
ノイジーエッジ: 「ああ。分からなかったか?」「さっきの、物凄く手加減してたぞ」
デスティニーショーテル: 「え……」デス(ryの顔からみるみる血の気が失せていく。もしシックスソードが手加減していなければ、自分は今ごろ……
シックスソード: 「アー……」ハハハ、と苦笑いするシックスソード
ノイジーエッジ: 「手加減してもらえたことにも気づかなかっただろ?その位の実力差があるってことだ」
デスティニーショーテル: 「お、オミソレ・シマシタ……!」デスティニーショーテルは3人に向かってドゲザ!彼の取り巻きもそれに倣う!
ノイジーエッジ: 「ここでトレーニングして強くなったつもりなんだろうけど、まだまだ上には上がいるって事だよ」
シックスソード: 「己の認識の誤りに気付くのは大事な事だ。今ノイジーエッジ=サンの言葉で気づけて良かったな」
シャープキラー: 「うん、うん。とはいえ、貴方のガッツも目に余る……じゃないな、エート、まあ評価点にはなるんじゃないかな。少なくとも、さっきと同じような態度を筆頭の前で取らない限りはね」
ノイジーエッジ: 「筆頭はそう甘くはないからな」
NM: 「ハイ!気を付けます!」「ソニックブーム=サンを殺せるだなんて、もう口が裂けても言えません!」
ニュービーたちは君たちのワザマエにただひれ伏す。
NM: と、そのとき。
ハイドランジア: 「うわ、すごい……」そう言ってドージョーの入り口からひょっこり顔を覗かせたのはハイドランジアだ。
NM: 後輩ジャージ仕様だぞ
シックスソード: 後輩ジャージ仕様……!
ノイジーエッジ: ジャージ仕様…!
シャープキラー: やったぜ!
シャープキラー: 「お。ドーモ、ハイドランジア=サン!シャープキラーです。ゴブサタしてます」にこやかにアイサツ。
ハイドランジア: 「アッ、ドーモ、ハイドランジアです!」
ノイジーエッジ: 「…ドーモ、ハイドランジア=サン、ノイジーエッジです」
シックスソード: 「?ドーモ、ハイドランジア=サン。シックスソードです」
ハイドランジア: 「え、こいつら全部シックスソード=サンが……!?」どうやら彼女はたった今このドージョーに来たところらしい。
シャープキラー: 「ンー、そんな感じ!」適当に返事!
シックスソード: 「いや違いますよシャープキラー=サン!これは三人で、だな……」
ハイドランジア: 「そ、そうですか。びっくりした……」
ノイジーエッジ: 「シャープキラー=サン、知り合いか?」
シックスソード: 「そういえば……」シャープキラーとハイドランジアを見る
シャープキラー: 「ちょっと前にスカウトした子。どう、ディスグレイス=サンとはうまくやってる?」後半はハイドランジアへ向けたものだ。
ハイドランジア: 「あ、あたしシャープキラー=サンにスカウトされたばかりで……あっはい、その……うまくいってます、多分」やや顔が赤く見えるのは気のせいだろうか。
シャープキラー: 「それはよかった」気づかぬそぶり。
ノイジーエッジ: 「なるほど…粗方シャープキラー=サンに分からされた感じかな」(顔が赤いのには気づいてない
ハイドランジア: 「そ、そんなところです、ハイ」
シックスソード: 「(なんか顔が赤いな……ソウカイ少女事情……)」
シャープキラー: ハイドランジアに気づかれぬよう、クスクスと忍び笑い。
ハイドランジア: 「しかしすごいですね、シックスソード=サン。カタナを6本も一度に扱うなんて……」「あたしには……到底真似できないや」苦笑する。
シックスソード: 「いずれ真似できるようになるさ。そのためにはまずは基礎、だな」ノイジーエッジを一瞥しながら
ノイジーエッジ: 「シックスソード=サンだってちょっと前まではここの住人だったもんな」シックスソードの視線に気づいて
ハイドランジア: 「ま、真似したいかどうかも正直分かんないけど……」シックスソードに聞こえぬ小声で呟く
シャープキラー: 素直!
シックスソード: 「ああ、そうですね。懐かしくもあり、つい最近までニュービーだったことを感じさせられますよ」真似はしない、という言葉には気付かない
ノイジーエッジ: 「まずは基礎、って事だ」ノイジーエッジには聞こえていたが…彼女は奥ゆかしく、何も言わなかった
ハイドランジア: 「基礎……そうですね、もっとカラテを学ばないと」
シャープキラー: 「六刀流はともかくとして。ハイドランジア=サンもトレーニング?」
ハイドランジア: 「アッハイ、そのつもりだったんですが……」
NM: 今のドージョーは無茶なニュービーが暴れたせいで、タタミは荒れ壁にはヒビが入り木人が倒れて積み重なっている。
ハイドランジア: 「……別のドージョーでやります、ハイ」
シックスソード: 「ああー……」
ノイジーエッジ: 「………あちゃあ」ドージョーの惨状を見て目をぱちくり、する
シャープキラー: 「……アハハー……ゴメンね?」両手を合わせて頭を下げる。
ハイドランジア: 「いえ、いいんです!」
ノイジーエッジ: 「ちょっとわからせるためとは言えやりすぎたかもな…」
シックスソード: 「まあヤツらがやった分もあるので……」
シャープキラー: 「経費で落ちるよ、たぶん」肩を竦める。
NM: さて、とりあえず君達は、さきほど叩きのめしたニュービーがいかに鍛錬不足で、またソウカイヤへの忠誠心が欠けていたのかをソニックブームらに報告せねばなるまい。
ノイジーエッジ: 「…木人の片付けはあいつらの仕事、かなぁ…ある程度オトシマエ付けないといけないし」
シックスソード: 「まあ掃除も良い経験ですよ……ウン」
シャープキラー: 「そだね。私はソニックブーム=サンに今回の顛末を報告かなー。こういうのディスグレイス=サンに任せるのもカワイソウだし」
ハイドランジア: 「あの、よければあたしのトレーニングにも付き合ってもらえれば……」
NM: ハイドランジアが要求するが、今日のところは難しそうだ。
シャープキラー: 「ウーン……ゴメンネ!私はちょっと忙しくなりそうだから、また今度!」
ノイジーエッジ: 「私もこの後忙しくなりそうだな…」
シャープキラー: 「それか、ディスグレイス=サンにみっちりしごいてもらうといいよ」
シックスソード: 「俺も忙しくなるかな、スマン」
ハイドランジア: 「そ、そうですか。残念です。みなさんのカラテからも色々学びたかったのですが……」
「今度お時間があれば是非お願いします!」
シックスソード: 「ああ、よろしく頼む。時間ならたっぷりあるさ」
ノイジーエッジ: 「もちろん。その時はみっちりやるからな」
シャープキラー: 「ハイヨロコンデー!時間があればいつでも付き合ってあげる!」
ハイドランジア: 「ハイ、ヨロシクオネガイシマス!」彼女はそう言って元気よく頭を下げるのだった。
◆◆◆
シャープキラーらがニュービーを相手にトレーニングドージョーで
実力を見せつけた、その日の夜。
薄暗い部屋の中、カタナを携えた女ニンジャと三人のニンジャが向かい合う。
サツバツとしたアトモスフィアが張り詰め、
刺すような鋭い殺気がさして広くもない室内に充満する。
「……ドーモ、アパシーブレイドです」
女ニンジャのアイサツに、三人組のリーダー格と思われる不敵な態度のニンジャが
代表でアイサツに応える。
「おっと、これは思わぬ獲物がかかったな……。ドーモ、——です」
アイサツが終わると同時に、両者は相手に襲いかかった。
◆◆◆
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
「なるほど、聞いた通り見事なイアイ。実に勉強になる。だが……」
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」
「イヤーッ!」「ンアーッ!」
「……やはり3対1では分が悪いようだな。手加減が必要だったか?」
「チッ……余計なお世話だ」
「それは結構。イヤーッ!」「ンアーッ!」
◆◆◆
「ブレイド・オブ・ソウカイヤ、油断ならぬ強敵であった……」
「フゥーッ……!小娘一人が粘りおって、ええい忌々しい!
だがどれほどイアイに秀でていようと、所詮は惰弱なる小娘の一匹。
この俺のジツの前には恐るるに足らずよ!グワハハハハ!」
倒れ込む女ニンジャ……アパシーブレイドを足蹴にしながら
負傷した二人のニンジャが嗤う。
「……だが実際、このイアイとカタナは役に立つ。存分に使わせてもらおうか」
ただ一人無傷だったリーダー格のニンジャが、アパシーブレイドのカタナを拾う。
「せっかく生け捕りにできたことだ、このままこの女は移送する。
お前たち、まずはこいつを例の場所へ連れて行くんだ」
「「ハイヨロコンデー!」」
二人のニンジャがもはや意識を失ったアパシーブレイドを乱暴に担ぎ
部屋を出て行く。
「ブレイド・オブ・ソウカイヤの身柄と、そのカラテ。
まさにキョートへの手土産に相応しい……!」
暗闇の中に残ったニンジャの笑い声だけが不気味に響く。
その時。
「イクサの音を聞きつけてみたから来てみれば…… なんだこりゃあ……!?」
アパシーブレイドを抱えた二人のニンジャが出て行った戸口に立つのは、
黒と黄色の縞模様の警告色装束のソウカイニンジャ。
「ドーモ、デストラクションカッターです。テメェ、これは……!」
彼は目の前に立つニンジャの姿を見て目を見開いた。
「ドーモ。——です。……見られたからには、生かしておけないな」
デストラクションカッターに相対するニンジャは、
静かに微笑みながらアパシーブレイドのカタナで抜刀イアイドの構えを取る。
「テメェ、その構えは」「イヤーッ!」
デストラクションカッターが言い終える前に、その首が胴体と分かれた。
「……え?」「くくっ……いいカタナ、いいイアイだ」
すれ違い際、一瞬の抜刀斬撃を繰り出し納刀するニンジャの背後で、
「サヨナラ!」デストラクションカッターは盛大に爆発四散した。
装束に仕込まれていた爆薬が誘爆し、凄まじい爆発を生む。
◆◆◆
猛烈な爆風と灼熱の爆炎が過ぎ去ったあとに、
動く者は皆無……否。
「おっと……爆弾でも抱えてたのか?まあいい……」
「すでにものにすべきはものにした。計画を早めるとしようか。
くっくっく……!」
デストラクションカッターの爆発四散の残り火が、
相手の胸元の目を象った菱形のバッジと、美しい青の長髪を照らしていた。
シックスソード: デストラクションカッター……爆裂イアイドに包まれてあれ……
ノイジーエッジ: 爆発物に包まれてあれ…
シャープキラー: 爆発に包まれてあれ……
NM: さあ事態が動きます
シックスソード: このヤバイ級なニンジャは、何かコピーするカラテでも持ち合わせているのだろうか……いずれにせよ恐ろしいアトモスフィアだぜ
ノイジーエッジ: アカシ・ジツの変種か…?
シャープキラー: 恐るべき相手だ
シックスソード: 青の長髪……
NM: ちなみに当然だけど、デストラクションカッターの爆発四散については事前にT1000G=サンから許可もらってます
ノイジーエッジ: まあそうだよね…ビックリしたぜ
シャープキラー: デストラクションカッター=サン……ニンジャのイクサとは残酷なものよ
シックスソード: 残酷だぜ……
ノイジーエッジ: 一瞬が命取り…
◆◆◆
翌日!
昨日のようにニュービーをしごいてやろうと、君達は別のトレーニングドージョーにやってきた。
昨日の話がニュービーの間で広まったのか、君達を侮るような態度を取る者は一人も居ない。
今日のニュービー達はみな真剣にカラテに打ち込んでいるようだ。
シャープキラー: 「オハヨゴザイマス!元気にやってるね!」にこやかに入室!
シックスソード: 「ドーモ」オジギし入室
シックスソード: 「効果、あったみたいですね。めっちゃ真剣に取り組んでますよ」
ノイジーエッジ: 「今日は昨日みたいなことにはならなさそうだな。いいことだ」
シャープキラー: 「ねー。二人のおかげで楽できるよ」軽口を叩きつつ、ニュービーを見渡す。ハイドランジアの姿を探しているのだ。
NM: 「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニュービー達のシャウトが響くが、そこにハイドランジアの姿は無い。
シャープキラー: 「……いないか。ンー、残念!」
シックスソード: 「ありゃ、いないか」シャープキラーの様子を見て確認「残念ですね……」
ノイジーエッジ: 「……そういえばハイドランジア=サン見当たらないな…ここじゃないのかもな」
シャープキラー: 「間が悪いねえ。仕方ない。気分切り替えていこうかな」
NM: 君達が木人に向かっているニュービーに手合わせでも提案しようかなどと考え始めたころ。
NM: ドージョーのフスマを開いてやってくる二人のニンジャの姿あり。一人は改造ミコー・装束の女ニンジャ、ディスグレイス。そして一人はソウカイ・シックスゲイツのバンディットだ。
ディスグレイス: 「ここにいましたのね、シャープキラー=サン、ノイジーエッジ=サン。それにシックスソード=サンも。ドーモ、ディスグレイスです」
バンディット: 「ドーモ、バンディットです。ふむ、これは好都合。探しに行く手間が省けた」
シャープキラー: 「……ディスグレイス=サン?バンディット=サンまで。ドーモ。シャープキラーです」居住まいを正し、アイサツ。
シックスソード: 「……バンディット=サン、それにディスグレイス=サンも」姿勢を正す。「ドーモ、シックスソードです」
ノイジーエッジ: 「…ドーモ、ノイジーエッジです」姿勢を正しアイサツ
シャープキラー: 「なにかあったの?」ディスグレイスに尋ねる。シックスゲイツたるバンディットと共に自分たちを探しにくる。それだけで尋常ならざるアトモスフィアだ。
ノイジーエッジ: 「”探す手間が省けた“ということは、何か…?」尋常ではないアトモスフィアを察知する
バンディット: 「お前達に話がある。ここでは少々騒がしい、来い」
バンディットはそれだけ言うと君達に背を向けて歩きはじめる。暗に、あまり人に聞かれたくない話題であると仄めかしているのだ。
シックスソード: 「……余程の事態」ゴクリと唾を呑む
シャープキラー: 表情を引き締め、バンディットの後に続く。
シックスソード: シックスソードもその後に続く。
ノイジーエッジ: 「……」ノイジーエッジもバンディットに続く。何か少し嫌な予感がした
NM: 君達はそのままトレーニングルームを後にし、空いていた小さな会議室へ入った。
君達が全員するとディスグレイスがドアを閉め、それを確認してからバンディットが口を開いた。
バンディット: 「早速だが本題に入る。昨夜からアパシーブレイド=サンと連絡が取れていない。さらにデストラクションカッター=サンもだ。これは非常に不味い事態だ」
シックスソード: 「な……!?」
ノイジーエッジ: 「アパシーブレイド=サンが…!?」激情に満ちた瞳を見開く。アパシーブレイド=サンに限って不測の事態は…然しながら、バンディット=サンもまた虚偽を言うはずもなく。
シャープキラー: 「アパシーブレイド=サンに、デストラクションカッター=サン……ああ、彼」
シックスソード: 「あのアパシーブレイド=サンに、デストラクションカッター=サンまで……!?」
バンディット: 「奴は貴様の同期だったな、シックスソード=サン」
シックスソード: 「ええ、ハイ。そうです。俺の同期です」冷や汗をかく
バンディット: 「昨夜奴がどこで何をしていたか、知っているか」
NM: シックスソードはその答えを知らない。
シャープキラー: 横目でシックスソードを見やる。その表情はシリアスだ。
シックスソード: 「……知りません。ヤツからも連絡はきていません」
バンディット: 「そうだろうな」初めからその返答を予想していたかのように言う。
シックスソード: 「(デストラクションカッターのヤツはどこかで、してやられたのか?だがアパシーブレイド=サンまで行方不明になっている……のか。どういうことだ……)」
シャープキラー: 「不慮の事態に巻き込まれたのかね。……アパシーブレイド=サンが音信不通ってのは面白くないな」ぶすりと呟く。
バンディット: 「そうだな、順を追って説明する」
シックスソード: 「聞かせてください」食い入るように聞く姿勢になる
バンディット: 「まず、アパシーブレイド=サンはここ最近単身で極秘任務に当たってもらっていた。内容は不審なソウカイニンジャの内偵と粛清だ」
シャープキラー: 「成る程」
ノイジーエッジ: 「…なるほど、そんな任務を…」
シックスソード: 「……そのような任務を」
バンディット: 「ここ最近、ネオサイタマでのニュービーニンジャの増加とスカウト部門の人手不足は過去に例が無い勢いだ。スカウト部門筆頭をこれ以上働かせてカロウシさせてなるものかと、ソニックブーム=サンが部下にカラテで押さえつけられて強制的にオンセン休暇を取らされることになった件は知っているだろう」
シックスソード: 「……ええ、ハイ」
シャープキラー: 「痛ましい事件でしたね。その余波でニュービーが何人病院送りになったことか」
ノイジーエッジ: 「前に何度か聞いたことは。最初は冗談かと耳を疑いましたが」
バンディット: 「そういうわけで、スカウトに紛れての外部からの不穏分子の侵入が懸念材料となっていた。そこでアパシーブレイド=サンに極秘の任務として、ソウカイヤ内で素性の怪しい者の調査を命じていたのだ。ダークニンジャ=サン一人では手が足りぬとな」
シャープキラー: バンディットの言葉に静かに耳を傾ける。
シックスソード: 「なるほど」
バンディット: 「これまでは順調だったが、先ほど言った通り昨夜から彼女との連絡が途絶えた。そして問題なのは、その時彼女が調査に当たっていた対象」
NM: バンディットは懐から一枚の写真を取り出す。
ノイジーエッジ: 「……」
バンディット: 「……シャープキラー=サンのスカウトしてきたニンジャ、ハイドランジア=サンだ」
シャープキラー: シャープキラーは静かに片眉を跳ね上げた。
シックスソード: 「な……」
ノイジーエッジ: 「…アイツか」
シャープキラー: 「ハイドランジア=サン。……そう」
シャープキラー: 「謝罪は今後の働きを持って示します。ケジメしろというならしますけど」
バンディット: 「それについては今はどうでもいい」バンディットはばっさりと切って捨てる。
ディスグレイス: 「なぜ彼女の調査をお願いしたかについては、わたくしから」
ディスグレイスが口を開く。
ディスグレイス: 「シャープキラー=サンがこのニュービーを連れてきてから、わたくしはハイドランジア=サンのカラテ鍛錬を見てやっていました」
ディスグレイス: 「彼女のカラテは実に未熟で、ジツに秀でている様子もまるで無い。どう見てもただのサンシタでした。」
「……なのに、しばらく見ているうちに違和感を感じるようになりまして」
シャープキラー: 「というと?」
シックスソード: 「違和感……?」
ノイジーエッジ: 「違和感…」
ディスグレイス: 「そうですね、模擬戦での立ち回り、ここぞというときの状況判断力……。上手く言えませんが、それらの端々に油断ならぬ実力者の鱗片とでも言えばいいのでしょうか……。とにかく、ただのニュービーには不釣り合いなものを感じましたわ」
「本当に、本当に小さな違和感です、正直わたくしもしばらく見ていてようやく気がつきました」
シャープキラー: シャープキラーはハイドランジアと出会った当初を思い起こす。ニュービーにしてみれば、やけに引き際がよかった。そう取れはしなかったか。
シックスソード: 「……」
ノイジーエッジ: 「自らのカラテを隠していた…と?」
バンディット: 「その可能性はあるだろう。それも、恐ろしく巧妙にな」
シャープキラー: シャープキラーは無言である。その表情は能面めいていた。
バンディット: 「シックスソード=サンは知っているだろうが、最近ザイバツがネオサイタマで妙な動きを見せている。時期的な一致もある、偶然で片付けることはできないと判断し、ハイドランジア=サンの調査を命じた」
ディスグレイス: 「……そして現在、アパシーブレイド=サンとの連絡は途絶えたまま。時を同じくして、ハイドランジア=サンの姿も今日は見えていませんわ」ディスグレイスが後を続ける。
シックスソード: 「……なるほど」キリングステインなるニンジャが言っていた事を思い出す。既に手遅れだと。
ノイジーエッジ: 「関係ないと判断するには、状況証拠が揃いすぎている…と」
シャープキラー: 「面白くない事態だね。色々と」低く呟く。
バンディット: 「さらにいえば、デストラクションカッター=サンは昨夜は巡回任務を与えられていたが、その巡回ルートはハイドランジア=サンのアジトの近くを通る。無関係とは考えづらいとは思わんか?」バンディットのそれは質問ではなく確認、あるいは念押しだ。
ノイジーエッジ: 「ええ」
シックスソード: 「まったくです」シックスソードは頷いた
シャープキラー: 「関連がある、と考えるのが自然ですね」
シックスソード: 「状況が”偶然にも”合ってしまっている……」その言葉とは裏腹に、半ば確信したような声だ。
バンディット: 「偶然にも、か」バンディットはシックスソードの言葉を鼻で笑う。
バンディット: 「もしもハイドランジア=サンが我々の懸念通りザイバツの工作員だとすれば、これは大きな問題だ。迅速に解決する必要がある。そこでだ」バンディットは自らのIRC端末を取り出し君達にマップを見せる。
バンディット: 「ハイドランジア=サンのアジトはここだ。ここ最近はニュービー用の寮もパンク気味で、監視の目の届きにくい場所に入ることを認めざるを得なかった」
バンディット: 「お前たちはハイドランジア=サンの足取りを追え。こちらはダイダロス=サンと連携しネットワークから情報を集める。同時に、ザイバツニンジャとの戦闘に備えて部隊も組織せねばならん」
シャープキラー: 「ハイヨロコンデー」
ノイジーエッジ: 「ハイヨロコンデー」怒りを通り越して無感情に
シックスソード: 「ハイヨロコンデー」
シャープキラー: 「自分で拾ってきたニンジャの始末は自分でつける。シンプルですね」冗談めかした口調。たがその表情は硬い。
バンディット: 「そういうことだ」バンディットは真顔で返す。
ディスグレイス: その隣に立つディスグレイスの表情も普段のような余裕は見られない。
バンディット: 「今回の一件はソウカイヤにとっての一大事だ。……気持ちは分かるが、くれぐれも私情に走るなよ」
バンディットは厳しい目つきで君達3人を見る。
シャープキラー: 「もちろんです」真っ直ぐにバンディットを見返す。そして隣のディスグレイスへも。
ノイジーエッジ: 「……分かり、ました」
バンディット: 「では行け。時間が惜しい」
シックスソード: 「……イエッサー」シックスソードは自らがモータルの頃に所属していた部隊の事をふと思い出すと、そう返事をし席を立った。
ディスグレイス: 「……しっかりおやりなさい」ディスグレイスはシャープキラーを見つめる。
シャープキラー: 「わかってる」ディスグレイスに短く答え、席を立つ。
後編へ続く……
NM: いやー きな臭くなって参りました
シャープキラー: きな臭さだぜ〜!
シックスソード: きな臭くなってきたぜ~~~!
ノイジーエッジ: きな臭さがプンプンするぜェーーッ!
: バンディット=サンの上司っぷりもよい…!
NM: シックスソード=サンの憧れの人だからね かっこわるいマネはさせられないぜ!
シックスソード: 上司っぷりで更にソンケイUPよ!
シャープキラー: 偽JK、流石にシリアスモードです
シックスソード: シリアスモードだ……!
NM: ちょっと今回、偽JKが責任を負う感じになってるというか、偽JKの失態が事態を招いたみたいな感じになってしまってるのは申し訳無い
シャープキラー: いいのよー
NM: まあこの辺も一応シナリオの方でフォロー入れるつもりだ
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