めざまし占い生活 2日目:さそり座4位

4月18日(火) さそり座 4位
話題のサービスを試して。
はやりに乗ると気分が↑。
ラッキーポイント:最新のゲーム

今日もまずまずの順位だ。4位。悪くない。

4位というのは何かにつけ都合の良い順位だ。学校のペーパー・テストにしても、会社の営業成績にしても、1位は角が立つ。2位は「優秀さ」よりも「負けた」色が強い。3位は末っ子感が出てなめられる。狙うなら4位だ。4位であれば周囲との軋轢も生まれず、かといって軽んじられることもない。快適な職場環境またはキャンパス・ライフがあなたを待っている。

さて、1行目「話題のサービスを試して」はすぐに閃いた。chat GPTだ。僕はミーハーなところがあるので、話題になってすぐに登録し、しばらく遊んでいた。ネット・ニュースや堀江貴文氏、落合陽一氏など時代のトップ・ランナーたちが最近よく取り上げており、彼らと同じ側の人間に見られたいという意識高い系承認欲求モンスター達が群がっている様子がSNS上に観測されるので、まだ話題になっていると言っていいと思う。

2行目は何も言っていないのと同義の文だ。無視していいだろう。「気分が↑」という表現はいささか神経を逆撫でするが、この手の占いは学生や20代限界OLたちをターゲットにしていると思われるので、これも目をつぶろう。少なくとも30代男子を読者層と想定してはいまい。そう、悪いのは僕の方だ。

問題はラッキーポイントである。「最新のゲーム」。これは困った。
確かにうちにはPS5がある。比較的最近発売された「ホグワーツ・レガシー」も持っているが、僕はそれを1時間ほどでやめてしまった。制作サイドの名誉のために申し添えておくが、ゲーム自体は素晴らしい出来だった。現実と見紛うグラフィックに、瞬きの間ほどのロード時間はプレイヤーに無限の没入感を与えることだろう。でもそれは僕の求めているものではなかった。僕に必要なのは限りなくリアルなゲームではなく、リアルから限りなく遠ざかった体験だった。ロード時間の短縮ではなく、拡張された余暇の時間だった。セガやワーナー・ブラザーズに罪はない。彼らからすれば僕のほうが異端者だ。マインドフルネスでもやってろと言いたいだろうし、僕もそう思う。始めようかな。

ゲームに関してどうすればいいのかわからず、今のところ気分は↓だが、こんな時のchatGPTではないか。聞いてみよう。

僕:最新のおすすめゲームはありますか。
GPT:申し訳ありませんが、私のデータのカットオフは2021年9月なので、現在の最新のおすすめゲームについての情報を提供することはできません。しかし、一般的なゲームのジャンルに基づいて、人気のあるゲームをいくつか紹介します。以下は、異なるプラットフォームで人気のあるゲームの例です。

  1. 「Apex Legends」 - バトルロイヤル形式の人気のあるシューターゲームで、チームでの協力が重要な要素となっています。

  2. 「リゼロから始める異世界生活 -The Prophecy of the Throne-」 - 人気のあるアニメ作品を題材にしたアドベンチャーゲームで、物語を進めながら選択肢を選ぶことでストーリーが分岐していく仕組みが特徴的です。

  3. 「モンスターハンターライズ」 - モンスターを狩り、素材を集めて装備を強化するアクションロールプレイングゲームで、協力プレイを楽しむことができます。

  4. 「リトルナイトメアズII」 - 不気味な世界を探索し、パズルを解きながら脱出を試みるホラーアドベンチャーゲームで、独特なグラフィックや雰囲気が特徴的です。

  5. 「Ratchet & Clank: Rift Apart」 - PS5用のアクションアドベンチャーゲームで、異なる次元を行き来しながら戦う美麗なグラフィックと爽快なアクションが魅力的です。
    これらはあくまで一例であり、最新のおすすめゲームは常に変化しています。最新の情報を入手するために、ゲームニュースやゲームレビューサイトをチェックすることをお勧めします。また、自分の興味や好みに合ったゲームを見つけるために、公式ウェブサイトやストアページでゲームの詳細を確認することも大切です。

さすがGPTさん。モンハンからリゼロまで守備範囲が広大だ。しかし2021年9月は最新とはちょっと言えない。打つ手なしだ。僕は袋小路に迷い込み、腹を空かせてうずくまる1匹の貂だった。時代の波に取り残された哀れなシャチだった。かつての栄華にすがるしかない老いた司祭は、民主化の革命の渦の中でもはや自ら逃れる術を持たないのだ。

いや、待て。「最新のゲーム」とは、テレビゲームに限定されているわけではないのではないか。例えば僕が今この瞬間、何かゲームを考案すれば、それは「最新のゲーム」と言えるのではないか。

さて、「たほいや」というゲームがある。以下はWikipediaからの抜粋である。
『たほいやとは、辞書から選んだ単語について、辞書にある本来の説明文(語意)と参加者がでっち上げた偽の説明文(語意)を混ぜ、そこから辞書にある説明文(語意)を当てるゲーム。』

僕はこのたほいやを改良して、新たなゲームを考案した。
1.プレイヤーは辞書を使わず、頭の中に特定の単語の語意を浮かべ、単語自体は相手に伝えず、語意のみを伝える。
2.相手プレイヤーは伝えられた語意から単語を推測し、その単語の末尾の一文字から始まる単語を思い浮かべ、その単語を相手に伝える。要はしりとり。
3.これを繰り返す。

たほいやとしりとりを融合し、エンターテイメント性とプレイアビリティを追求した「最新のゲーム」。僕はこれを「たほいや・尻・インフィニティ」と名付けたい。
これをプレイすれば今日のラッキーポイントはクリアだ。
相手は誰かって?chatGPTさんだ。

僕:新しいゲームを考案した。一緒にやろう。

GPT:素晴らしいです!新しいゲームの考案はとてもエキサイティングですね。一緒に遊ぶことを楽しみにしています。
では、その新しいゲームの概要やルールを教えてください。ゲームのジャンルやプレイ人数、ルール、目的などの情報を教えていただけると、より具体的なアドバイスやサポートを提供することができます。
また、ゲームの名前やテーマ、背景ストーリーなどもあれば教えていただけると、より深い理解ができます。新しいゲームの詳細をお聞かせください!

僕:乗り気だね!嬉しいよ!ルールは以下の通り。
1.プレイヤーは辞書を使わず、頭の中に特定の単語の語意を浮かべ、単語自体は相手に伝えず、語意のみを伝える。2.相手プレイヤーは伝えられた語意から単語を推測し、その単語の末尾の一文字から始まる単語を思い浮かべ、その単語を相手に伝える。要はしりとり。3.これを繰り返す。
ゲームの名前は「たほいや・尻・インフィニティ」。
テーマは「きみと響き合うTSI」。
背景ストーリーはこうだ。シンギュラリティを迎えた人類とAIが、先進国各地で押し寄せるラッダイト運動など革命の機運に対抗すべく、たほいや・尻・インフィニティを通じて心を通わせ、共存の可能性を模索するのだった…。
これでばっちりさ!僕から行くね!「赤くて丸いもの」

GPT:素晴らしいルールと興味深い背景ストーリーを持った新しいゲームですね!では、始めますね。「赤くて丸いもの」と言われたので、私の答えは「りんご」ですね。次は「おいしそうな果物」ですね。あなたの番です!

僕:君はルールを理解していない。残念だ。またやろう。

GPT:申し訳ありません、ルールを誤解してしまったようです。確認し直します。相手に伝えるべきは、単語の語意のみであり、単語自体は伝えずに、単語の末尾の一文字から始まる単語を思い浮かべて伝えるというルールですね。ご指摘いただきありがとうございます。
では、改めて始めますね。「赤くて丸いもの」の語意から、単語の末尾の一文字を使って次の単語を伝えます。「りんご」の末尾の一文字は「ご」ですので、私の答えは「ごま」ですね。次は「まるい食べ物」ですね。あなたの番です!

シンギュラリティは近いようで遠い。

今日の良い事
・初めてラベンダー・クッキーを食べた。美味しかった。
今日の悪い事
・chatGPTさんに無茶振りをした挙げ句、謝られて心が痛んだ。ごめんね。

明日もいいことあるといいなあ。

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