自助論 【第1章 自らを助けるもの】
【この本の目的】
本書の主な目的は、
若者が骨折りや苦労を厭わず、自己犠牲の精神を避けることなく、好ましい仕事に一生懸命励むことを奨励し、他人の助けや後ろ盾に頼るより、自ら努力して生きよと若者に勧めることである
どんな努力をしたらいい?
若者は人生を楽しむためには働かねばならないこと、粘り強さや努力なしでは称賛に値する目標は何も達成できないこと、そして何より重要なのは、自分の人格を高めようと努力しなければならないことである。
→何故?
それなくしては、高い地位を得ても意味がないし、世俗的な成功を手にした所で虚しいだけだ。
【自助の精神とは】
個人があらゆる意味で真に成長するために欠かせない核の部分。
他の人から助けを受けると、人はそれに甘えて弱くなってしまうことが多いが、自ら助けるもの、つまり自力で奮闘する人は必ず強くなれる。たとえどんなことであれ、いくらかなりとも人から力を借りれば、自助努力に向かう意欲や必要性が少なからず奪われてしまうものだ。
→つまり、自助の精神とは、自分で自分を助けることが出来る精神のこと。
→すぐに人に頼るのではなく、自分の力で克服してやろうと思う考え方。
→もちろん、人の力を借りるほうがいいけど、物理的な面は人の力を借り、精神的な面は自力で乗り越えるということなのでは?
成功か失敗かを選ぶことはできないが、
我々にはもっと他にすべきことがある。それは成功にふさわしい行いである。
→成功か失敗はあくまでも結果。
→一番大事なことは、成功を求めているのであれば、成功するための行動をすること。
何よりも大切なことは、自分に誠実であること。
そうしていれば、夜の後に朝が来るように自然に誰に対してもウソはつけなくなる。ーシェイクスピア