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フリマサイトでトレカの詐欺に遭わないための基礎知識

最近ポケモンカードをはじめた友だち向けにフリマサイトでトレカを購入する際の注意喚起の内容をまとめようと思ったのですが、パブリックにして色んな方に読んでもらったほうが意義があると考えたので note にまとめることにしました。

そのため想定読者はトレーディングカードに関わる人を想定しており、それに倣った言葉選びになる前提で読んでいただけますと幸いです。

普段あまり言わないのですが、記事の内容がよかったらスキのリアクションや拡散いただけると、よりたくさんの人に届くので気乗りしましたらお願いします。

この記事を読むと得られるもの

フリマサイトにおけるトレカの悪質な出品を見分けられるようになります。ポケモンカードに限らず、トレーディングカードを最近始めたという方には、目を通す価値のある記事にするつもりです。

厳密に言うとタイトルの「トレカの詐欺」というのは伝わりやすさを重視した少し強い表現で、購入者の誤認を意図的に狙った悪質な出品というのが正確な表現になります。

前提

まず書き手の立場を明らかにしておくと、ポケモンカードコレクター、プレイヤーを5年くらいやっています。年間にn百万円突っ込むほどのポケモンカード好きで、その中でもメルカリなどフリマサイトでカードを購入することが多々あり、その過程で観測してきたものを列挙していきたいと思います。

また今回タイトルではフリマサイトという表現をしていますが、対象のサービスは言ってしまえばメルカリです。理由はわかりませんが PayPayフリマや rakuma ではこういった出品は目にしたことがほとんどありません。

回避すべき出品事例

ここから具体的に購入の回避を推奨する商品を列挙していきます。

パターン1:激高確パック

激高確にされてしまった伝説のポケモン

激高確というのは造語で、たぶん激しく高確率で当たるパックを想起させたい表現だと思うのですが、写真のカードが高確率で当たるサーチ済みのパックだよ!と謳って出品しています。

写真のミュウはカードラッシュを参考にすると大体8,000円くらいですね。

激高確パック、当たるならお徳そうに見えます。ここで評価を見てみましょう。

これでも一部

当たり前ですが高確率で当たるのであれば、自分で開封して売ったほうが高い利益になります。そんな甘い話あるわけないので、買わないほうがよいです。

パターン2:カードと見せかけてパックを売っている

ご丁寧にカードの裏面まで載せてるところに誤認させるぞという気概を感じます

ぱっと見は、相場12,000~14,000円くらいのシャイニートレジャー収録のナンジャモSARが5,999円で買えるような出品に見えます。

が、この出品ページで販売されてるのはシャイニートレジャー1パックです。出品写真の3枚目に、ちらっとパックの写真が載ってますね。

画像ではナンジャモを売ってるように見せかけて、説明文ではナンジャモを売ってるようにも、パックを売ってるようにも見せる絶妙なテキストで出品しています。(「暗所にて保管していた」は高いコレクションアイテムに使われがちな表現ですね)

複数買った方もいれば
お子さんに買ったという方も

よ~く読めば気づくと思うので、ちゃんと文章読みましょうって話ではあるのですが、相場より安いと「ほかの人の買われる前に早く買わなきゃ!」って力学が働きがちなので、それが難しくなるのも理解できます。

【そのパックの目当てのカード名】収録+パック名+1p みたいな表記で売られていることが多いので、注意しましょう。

パターン3:1BOX分(とは言ってるけど新品未開封の1BOXではない)

写真はシュリンク付きだけど実際送られてくるのはパックのみですね

ポケモンカードなどのトレーディングカードには箱に1枚、カートンに1枚のレアリティ等があります。新品未開封の箱を買うと箱1枚のレアリティは当然排出されるのですが、こういった1BOX分のパック(どこからか集めてきたパック)では当たるかわかりません、というものです。

ただ定価180円のパックを30パック5400円分を3000円で売る理由としては、恐らくサーチ済み(=レアが出ないパック)である可能性が高いと見て不自然ではないと思います。損してますからね。

ただ当たらなくてもいいからパックを購入したいという方のニーズには合っていますし出品にもパックと明示しているので、前2パターンほど邪悪ではないほうかなと思っています。

他にもあげるとキリがないのですが、主要はこのへんだと思っているのでこの3つを認識しておけば80点くらいなんじゃないかなと思います。

おわり


そもそも本当に悪なのか?みたいな観点でいうと、メルカリの利用規約の何に明確にヒットしてるのかは最終的な判断はぼくには出来ないのですが、以下あたりに該当しているのではないかという見立てです。(実際のものでない写真を掲載しているパターンが多いので)

残念ながらこういった邪悪もトレーディングカードの世界の一部には居続けると思っています。甘い話に反射で乗らず、説明文に目を通してからの購入を推奨します。

またもしこれを万が一メルカリの方が読んでいたらぜひ対応をご検討ください。もしトレカプレイヤー目線での課題感の共有などご支援が必要でしたら、わたしの X までご連絡ください。報酬等はいらないのでぜひお手伝いさせてください。

メルカリトレカ杯トレカ部のXアカウントなど、メルカリがトレカのマーケットに力をかけていこうとしているのを感じており、実際トレカ杯の配信を見ていましたが素晴らしいものでした。

一方でこういった邪悪の存在を許していると、トレーディングカードをワクワクして買った人のモチベーションを大きく阻害し、将来のトレカマーケットをシュリンクさせる一端になる可能性もあると考えています。ぜひご一考ください。

終わり!!!

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