エルメスの家具
今日は、少し前、エルメスの家具に出会った時のことを書きます。
なぜなら、先日、ルイヴィトンの家具に出会った人の話を聞いて
あの興奮を思い出してしまったから。
●出会っちゃいました。
とある昼間、友人との銀座ランチのあと、ぶらぶらしつつ
『そういえば私、家具、見たいんだよねー』
(特に買う予定はない)と言ったら
『ここの2階にもあるよ。』と友人。
昔からハイブランドにはあまり興味なく、縁もない私
ちょっとドキドキしながら、ふらりと立ち寄りました。
で、
2階へ上がった瞬間、その後ろ姿にやられてしまったのです。
つい早足になり近づきます。
私、これ好き♡
●最初は見た目から。
最初はそのフォルムに惹かれました。
プリツカー賞をとったスペインの建築家のデザインとのこと。
座面が横に広く、座面が低い。
フレームは華奢で柔らかなラインなんだけれど、
ゆったり感というかどっしり感というか。
繊細なのに芯の通ってる感じ?
あぁ、これ好き♡
●知れば知るほど。
座ってみたら・・・
・私のために作られたの?と思う座り心地
・やさしく受け止めてくれる籐細工の座面
・腰にスッとフィットする柔らかなレザーの背もたれ
・細くて滑らかな肘掛け
私でも、”上質” だとすぐにわかる。
座面の低さも相まって、ほんとーに落ち着く。
はぁ、ステキ♡
あぁ、この椅子に座って暮らしたい・・・
あぁ、この椅子に座って暮らせたらQOL爆上がり・・・
サイドテーブルも同じく、なんとも肌触りのよい柔らかなレザー
この天板の薄さとステッチが、ほんとうに上品で。
はぁ、丁寧な仕事♡
●そんな私をよそに。
友人はデスクに夢中。
さっきの”私の椅子”と同じレザー素材に丁寧なステッチ
デスク自体は薄くて華奢で軽やかなのに
この素材感とのマッチングがもう、しっとり安定感
『うんうん、確かにいいね。』
と、私も座ってみたら・・・
はぁ、ステキ♡
いやぁ、このデスクだったら仕事捗るねぇ
いやぁ、このデスクだったら仕事はりきっちゃうねぇ
『受注生産で納品まで1年かかるってことだから
まずは、発注してしまって
それを励みに仕事、爆走したらいいんじゃない?』
『目標には期限切るといいって言うからちょうどいいんじゃない?』
いいんじゃない?いいんじゃない?
という感じで、興奮が止まらない。
●妄想も止まらない。
『まずは、このデスクを置ける空間をどうするか考えなければ。』
と友人がいうので
うん、そうだねー
壁に向かって置いちゃダメだよー
などと言いつつ
はっ、ウチ、いけるかもしれない!
とイメージが降りてきた
今のあのデスクなくてもいいじゃない?
そして、あの棚も、なんとかなる。
すると、がらんどうな空間に、ポツンとこのデスク。
『こうやって配置するといい感じだなぁー♡♡』
部屋に入るとこのデスクが目を惹くし
緑のバルコニーを眺めながら作業できるし
はぁ、このデスクで仕事したい♡
●そんなこんなで。
次々と妄想がふって湧いてきた私は、
いつもススメている ”インテリアからイメージする家づくり”
あれあり! やっぱりあり! すごくあり!
と思ったのです。
ひとつの椅子やデスクから、どんどんイメージ(妄想)が膨らみ
こんなに幸せな気持ちになれるなんて♡
家づくりにおいて、インテリアは、最終段階で考えることが多いけれど、
私は、『インテリアからはじめる家づくり』をやっぱり推していきます。
●ちなみにだけど。
ざっくりな、お値段書いとくね。
(私の)アームチェア:110万円
サイドテーブル:80万円
(友人の)デスク:300万円
テーブルランプがちょっとわからないのだけど
同じデザインのフロアランプ:230万円
・・・さて。
設計:レンゾ・ピアノ(イタリア)
2001年竣工
都市を照らす〝提灯(ランタン)をイメージ
450角のガラスブロック13000個使用、とのこと。
日差しでキラキラもいいけど
夜のランタン、もステキです。