わずかずつでも備えて行こう
元静岡県民のため、胆振東部地震以前から避難グッズをある程度作っていた私。おかげで被災時にリュックをひっ掴んで動くことができました。
一年に一度、水やカロリーメイトなどの期限を見直して入れ替える時期(春先にやる)になっています。詰めた衣類も、今の自分の体形で入るかどうかチェックします。多分無理っぽいけど。
と、避難道具を作ることにはそれなりに熱意があったのですが、こないだひとつ落とし穴に気付きました。リュックの起き場所です。
鞄ひとつで五キロほどあるため高いところに置くべきではないだろうと、三段チェストの一番下に入れてあったんですが……「これ、地震でチェストが倒れたらリュック取り出せなくなるやつでは?」と理解したのです。遅い。
地震後の二〇十八年末に引っ越した家は以前のアパートより空間が狭いうえ、逃げる時の動線がまだ見定められていません。
以前のアパートは中二階の室内からベランダに出る・玄関からベランダに出る、いずれのルートも逃げる方向が同じでした。今のアパートは玄関側とベランダが逆向きのため、物が倒れている状況によってどちらに逃げるかを決める必要があります。
靴が玄関にあるのでおそらくそちらへ逃げますが、何かに遮られることなくすぐに掴める位置に荷物を二、三個置いておくのが難しい狭さ。
納戸的スペースに入れておけばと考えても(実際そこに予備の水なども入れてある)、もし地震で扉が歪んでしまったらすぐに出せなくなるし……と、悩みは尽きません。
アパートの正面玄関がオートロックのため、胆振地震の時のように電気が使えなくなったら玄関から出られないどころか、最悪生存に関わります。
もし逃げようと外に出て、オートロックがしまった瞬間に停電してしまったら。そしてそれが冬場だったら。
地震で気が動転している時に冷静な判断ができる自信はありません。ちゃんとした着替えもせず雪景色の中に自ら飛び出ることだけは、しないように気をつけなくては。
ただひとつ言えるのは、「あの時もっと備えておけば!」の後悔だけはしたくないという事。わずかずつでも余計なものを減らし、出来る範囲で準備を続けます。
必要な書類なども一括ですぐ持って行けるように、精査しないとなー。
地震については以前こちらの記事で、ためになるかも? なことを書いています。よければご覧ください。
また、有料マガジンに二記事、胆振東部地震被災時のものがあります。
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