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ファンにできるのは、好きでい続けること

文章を書く時、テンション上げのためのBGMを入れたフォルダを再生するのですが、どうも今日は「今聞きたいのはこの曲じゃないな?」となり。
じゃあ何が聞きたいんだろう、と曲探しの旅に出て、色んな音楽のフォルダを渡り歩いていました。

音楽ゲームが特に好きで色々遊んだ時期があり、あの頃聞いた曲のCDは入手できる範囲で買って今も持っています。
その中から再生したひとつに、beatmania2DXの「Freezing atmosphere」という曲があって、巡回の手が止まったのです。

バイオリンのメロディーが印象的な「Freezing atmosphere」、元々好きな曲だったのですが、ちょうどゲームセンターでこれを遊んでいる時期に作曲をされたTwin AmadeuSこと見良津健雄さんがお亡くなりになったのを知ったのです。享年四六歳でした。
この時、beatmania2DXのウィークリーランキング楽曲に「Freezing atmosphere」が一回設定されました。本来はそのバージョンの新曲のみが対象でこの曲は入らないはずなのですが、スタッフによる追悼だったのではないか、と言われています。

Twin AmadeuSさんの件からしばらくして、今度は音ゲーGUITARFREAKS・drummania(現在は二種合わせてGITADORA)に楽曲を提供されていたHandsome JETさんが、お亡くなりになったのを知りました。
バイク事故による、本当に突然のことだったのです。

ギタドラシリーズは熱心に触っていたわけではなかったものの(曲は好きだけど、プレイが下手すぎて長続きしなかった)、ハンサムさん曲は版権「人にやさしく」「みかんのうた」「ファミレス・ボンバー」などを遊んでいたので、この時また言葉を失いました。
これからもきっとギタドラで曲を聞けるだろう、と思っていただけに。

Handsome JET Projectには漫画家のみずしな孝之先生がPVで関わっていて、その事が漫画「いい電子」に描かれていました。
Handsome JET楽曲「哀愁のコリゴリラ」でついに楽曲収録に呼ばれたぞー! と参加してみたら、ただ一言「ウホッ」と言うだけで、印税も発生するわけがなかった……というオチ(笑)。
その後のハンサムさんの逝去からもう十年が経過していると、一連の楽曲の旅で気づきました。

「推し」と同時代に生きていられることは、福音と言えるのでしょう。
けれどもし、いつかお別れがきても、作品を愛するファンがいる限りその人は生き続ける。
作品を作らない人であっても、その人を思い出す人がいる限り、あたたかな感情が巡っていくのだと信じたい。
そんなことを思いながら、また好きな楽曲フォルダを巡るツアーを開催したいと思った令和の十一月です。

他にも何か読んでみたいなと思った方は、よければこちらをどうぞ。

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沢村脩
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