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まだ間に合う!確定申告しないと損!医療費控除でお金を取り戻す3つのステップ

昨年、医療費の支払いが多かった方は要注目です。

医療費控除を利用することで、支払った税金の一部が戻ってくる可能性があります。実は、多くの方が見落としがちな控除対象も数多く存在します。今回は、確実に医療費控除を受けるための3つのステップを、実践的なポイントと共にご紹介します。

STEP1:控除対象となる医療費を把握する

医療費控除の対象は、病院での診療費だけではありません。以下の費用も控除対象となるため、必ず確認しましょう:

  • 通院のためのタクシー代(バス・電車賃も可)

  • 医師が処方した市販薬の購入費

  • コンタクトレンズの購入費(医師が必要と認めた場合)

  • 入院時の差額ベッド代

  • インフルエンザの予防接種費用

  • 通院のための付添人の費用

特に見落としがちなのが交通費です。自宅から医療機関までの往復の交通費は、実費であれば控除対象となります。タクシーを利用した場合は領収書を必ず保管しておきましょう。

STEP2:効率的な領収書の管理方法

医療費控除を確実に受けるためには、領収書の管理が重要です。以下の方法がおすすめです:

  1. スマートフォンで領収書を撮影し、クラウドにバックアップ

  2. 実物の領収書は月別・病院別の封筒で管理

  3. エクセルなどで支払い記録を作成(日付・医療機関・金額を記入)

特に重要なのは、「医療を受けた人ごと」に分けて管理することです。家族全員分をまとめて申告できますが、申告時に誰の医療費かを明確にする必要があります。

STEP3:申告方法の選択と手続き

医療費控除の申告方法は、主に以下の2つです:

  1. e-Taxでの電子申告

    • 自宅のパソコンやスマートフォンから24時間申告可能

    • マイナンバーカードが必要

    • 領収書の提出不要(ただし5年間の保管は必須)

  2. 税務署での窓口申告

    • 申告書と領収書の提出が必要

    • 混雑時期を避けることをおすすめ(2月中旬〜3月中旬は特に混雑)

    • 事前に「医療費控除の明細書」を作成しておくと手続きがスムーズ

【実践的なテクニック】

  • 確定申告会場に行く場合は、開場30分前に到着するのがおすすめ

  • 領収書は「医療費控除の明細書」の記入順に並べておく

  • 計算方法が不安な場合は、税務署での無料相談を利用する(事前予約制)

医療費控除で戻ってくる金額は、(支払った医療費の総額 - 保険金などで補填される金額 - 10万円)×所得税率で計算されます。例えば、年間の医療費が30万円で保険金の補填が5万円の場合、(30万円 - 5万円 - 10万円)×所得税率で還付額が計算されます。

是非、この機会に医療費控除の申告にチャレンジしてみてください。ご不明な点があれば、税務署の無料相談窓口をご利用いただくことをおすすめします。

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