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【FGO】感想 アニメ バビロニア第0話 Initium Iter

おはようございます。シュウ3です。
本日のテーマはアニメ バビロニア第0話 Initium Iterの感想を書く、です。過去のnoteで公開している通り、アニメのBlu-rayを購入しているのですが、その映像を見直しつつ、感想を書いています。Blu-rayでの画質や音質にわりと感動しつつ、見た時の想いを文字にしてみます。

0話 Initium Iter

第0話 Initium IterはFate/Grand Order 4周年フェスのアニメステージにおいてサプライズ上映された。内容としては、いきなり第一部七章をアニメ放送するにあたり、第一部プロローグから第六特異点までを繋ぐお話。

ロマニ・アーキマンと言う男がメインストーリーテラーとなる前半部分。そしてマシュ・キリエライトと言う少女がストーリーテラーを務める後半部分、その2部構成となっている。

本作品はゲームの方のFGOだと第二部の途中で作られており、内容として、それなりのネタバレというか伏線というか、気になるポイントが多く散りばめられているので注目ポイントをまとめてみる。

Initium Iterとは

Initium Iter(イニシウム・イーター)は直訳すると、「旅のはじまり」という意味だろう。第七特異点をアニメ化する上で、はじまりを描く、そんな意味合いが込められているものと思う。

アバン、■■■■■■

ゲームの方のFGOをやっている方であれば気付くかもしれないシーンから始まる。サーヴァントもしくは概念礼装を召喚するときに顕現する魔法陣と三本の円陣。そして、その中心に拘束された状態のマシュ・キリエライト。

彼女にしては珍しく、あるいは、初めて暴走しているかのような行動を起こす。何かに怒り、目の色を変化させ、カルデアの実験室らしき場所で戦闘行動をとった。相手はカルデア実験室の防衛機構であり、カルデア職員であり、カルデアの所長だった。

その手がカルデア所長であるマリスビリーに届く直前に彼女自身が自分の手で行動を停止させた。涙ながらに止めた。仕方なく、あるいは、様子を見るために。

勘の良い方なら気付いたかもしれない。あの時の彼女は彼女にあらず、とある英霊を憑依させた状態のデミ・サーヴァントだった。彼は無垢な少女に心を動かされるが、それでも顕在も退去もせず、ただ眠ることを選んだ。

Aパート、ロマニ・アーキマン

ロマニ・アーキマンは、ある日突然に世界の終わりを予感した。いかにも怪しい、中二病的な予感ではあるが本人は至って真剣である。迫りくる何かに怯えるかのようにしている。そんな中で自身で出来る事を全て最短距離で駆け抜ける、そんな人物。たまーに、どこか、抜けている人物なのだけれど。

彼が従事したのは医療関係だったが、幾多の時間を経て彼はカルデアのマリスビリー所長の元を訪ね、雇って欲しいと直談判した。どうやら知り合いだったようだ。その関係を知るには、まだ、少し先の話。

ロマニ・アキーマンは優秀な医師として頭角を現す。そしてデミサーヴァント計画を知り、憤りを覚えるが、マシュ・キリエライトの主治医を務めることを希望した。

『先輩』の定義について1

マシュ・キリエライトがシヴァから学んだのは、

「先輩・後輩とは教え・学ぶ関係」である。

その考えに対して、ロマニ・アーキマンの解釈は、

「キミにとっての先輩とは、人間として、ごく自然な人。理由はなくとも自分ではない誰かのために行動することが出来る人物」と説いた。

マシュ・キリエライトの中の先輩の定義が更新されたのを、しっかりと刻んでおこう。Bパートのためにも。

カルデア所長の死の真相について

今もなお真実が判明していないカルデア所長であるマリスビリーの死の真相。公式発表では自殺とされているが本編では何者かに銃を向けられ、カルデアスを止めよ、と脅されていたようだった。映像としては何も映っていないが、マリスビリー所長は自分の意志で死を選んだようだった。果たして、謎の人物は何者なのか、そして、何を狙ってカルデアスを停止させようとしたのか、それは2020年4月になってなお、不明である。

カルデアスの火が消える2016年

2016年以降の未来が消失するという事象が発生する。その原因を解析するためにカルデアは特別チームを作る。Aチームの中にマシュ・キリエライトが存在するが、それ以外の7人のマスターにも要注目である。まあ彼らの登場は第二部以降になるのだけれど。

彼との出会い1

ファーストオーダーの準備フェーズにおいて、ロマニ・アーキマンは、カルデア所長に就任していたオルガマリーが「ロマニがいると空気が緩む!」と言われたために空き部屋で引き籠っていた。そんな中で、最後のマスター候補生として、彼が登場する。

Bパート、マシュ・キリエライト

マシュ・キリエライトはホムンクルス・ベイビーである。つまり人工的に作られた人間であり、その生命活動は一般人と比べて約半分程度。ただし、彼女の場合は、デミ・サーヴァント計画の被験者であり、通常のホムンクルス・ベイビーよりもさらに寿命が短い。具体的には、20歳まで生きられるかどうか、と言われている。なお20歳までと言うのは、あくまで安静にしている、かつ、主治医の対応が万全である場合に限られる。例えば聖杯探索を行う上で、その力を行使すれば、さらなる寿命が短くなる。それでも彼女は、その事実を受け止め、特に不満はないと言う。その発言に甚く傷ついたドクター・ロマンは少しずつ、少しずつ、彼女にいろいろなことを教えていく。その過程で外の世界の温度に惹かれるようになった彼女は、外に出て、空を見てみたい、そんな願いを口にするようになる。

その願い自体はひょんな事から叶う事になるのだが、"カルデアの外、カルデアの青い空”を見るのは、本当に本当に、長く困難な戦いを経て、見ることになるのだけれど、それは、それなりに先の話。

フォウさん登場についての謎

マシュ・キリエライトが無菌室から出て、幾らか経った頃に、突然に現れ、彼女の傍に寄り添うように存在した。とあるロクデナシさんから追い出されてカルデアに辿り着いたようだが、一体全体、どうしてここに辿り着いたのか、その真相も良く分かっていない。

彼との出会い2

マシュ・キリエライトに寄り添うフォウさんが突如として走り出す。慌てて後を追う彼女。そして流れる「色彩」という名をもつ第一部のメインテーマ曲。とても卑怯なタイミングで流れる神曲。そうして出会うのは、通路の途中で眠っていた、カルデアに来訪した48人目のマスター候補生だった。それが出会い。ある意味で衝撃的な出会いを果たしたのだった。

「色彩」が流れる中での回想について

ここでは第一特異点から第六特異点までの回想が流れる。その時に語るのは各特異点で登場したサーヴァント。特にマシュに対して、成長を促すような発言をしている英霊の語りである。ん?最初は誰か分からない人物の独白じゃあないかって?その人物の事は、きっと、追々語られるでしょう。

・■■■■■■
・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
・ネロ・クラウディウス
・フランシス・ドレイク
・魔術王ソロモン
・ナイチンゲール
・三蔵法師

『先輩』の定義について2

ファーストオーダーの準備フェーズにおいて謎の爆発により瀕死の重傷を負い、今まさに力尽きようとしているマシュ・キリエライトに寄り添い、手をにぎる彼に対して、マシュは彼の事を『先輩』と呼ぶ。それはドクター・ロマンを通じて更新した『先輩』の定義に沿う人物に向けた言葉だったと思う。

マシュ・キリエライトの成長について

マシュ・キリエライトは当初、純真無垢な存在として語られる。無機質な声で、幼く、特に疑問など無い状態だった。それがドクター・ロマンの影響で少しずつ、色が付きはじめ、目を輝かせるような事が増える。各特異点を通じて、外に出る事や空を見て、多くの人達から多くの事を学んできた。だから無機質な声に色が帯び、彼女は成長していく。その成長した姿に目を奪われるドクター・ロマンは何を想うのか。

そして「人間にはそんな価値があるのか?」という、とある英霊の疑問に対して彼女はその身をもって、その価値を証明しようとしていた。

Cパート

マシュ・キリエライトの目覚めから始まる。舞台は第七特異点に挑む直前。フォウさん寄り添われブリーフィングに向かう彼女。そして次なる旅が始まる、というところで第0話 Initium Iterが終わるのだ。

最後に

ゲームのFGOをプレイしていて、おおよその物語を知っている自分ですが、突然に第0話 Initium Iterが公開されたのは衝撃的でした。それもはじめて出るような情報を織り交ぜつつ、第七特異点までを繋ぐ事を丁寧に行っているように思えました。

例えばカルデア前所長のこと。記憶が確かであれば声が付いたのは、はじめての筈。そして真相は語られなかったけれど、死の真相というか、誰かにカルデアスを停止されるように迫られた、という事実。おそらくは第二部の伏線、根幹の話になるもの、と予想をしています。

そしてそして、第0話のラストを飾るのが、『色彩』という神曲だったのは、かなり、かなーり卑怯だと思った!!!たくさんの事に感動を覚えつつ、Fate/Grand Order 第一部七章 絶対魔獣戦線バビロニアのアニメ本編に、かなりの期待感をもつことになる、そんな体験ができました。

そんな事を感じた第0話、なのでした。


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シュウ3
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