iPhone 13発表に合わせて追加されたiOS 15 RCの新API/シネマティックモード・120HzディスプレイのAPIが追加
新しいiPhoneの発表で楽しみなのが、新ハードに関する新APIの追加。(これらは6月のWWDCの新iOS発表のタイミングでは公開されない)
今回もApple Event終了後にiOS 15 RCが公開され、そのドキュメントを見るとiPhone 13のハードウェア的に新しい部分に関連してそうな追加APIがいくつか見受けられた。
実際に試すのはiPhone 13が届いてからになるが、とりあえずリストアップしておく。
120Hz ディスプレイ関連
iPhone 13 Pro / Pro Maxのディスプレイは「ProMotion」をサポートし、リフレッシュレート 120Hzでの描画が可能になった。
ProMotionはiPad Proでは2017年に発表されたモデルから対応していたが、iPhoneでのサポートは初。
120Hzなんてゲームでしか必要ないのでは?と思われるかもしれないが、たとえば僕が個人開発でつくったSomatoでは「100枚/秒で写真を閲覧」できると謳っているものの、実際にはiPhoneのディスプレイのリフレッシュレート的には60Hzが限界、という問題があった。
iPad Proでは既に100枚/秒が実現できていたが、iPhone 13 Proではついに手元のスマホで100枚/秒の写真閲覧が可能となる...!
で、ProMotion自体はiPadでは以前からあったのだが、iOS 15 RCにて今回の「iPhone初のProMotion対応アダプティブディスプレイ搭載」に関連してそうなAPIも追加されていた。
・CADisplayLink の preferredFrameRateRange プロパティ
var preferredFrameRateRange: CAFrameRateRange { get set }
・CAAnimation の preferredFrameRateRange プロパティ
var preferredFrameRateRange: CAFrameRateRange { get set }
・CAFrameRateRange
struct CAFrameRateRange
WWDC21に関連するセッションもある。
カメラ/シネマティックモード関連
iOS 15 RCではAVFoundationに大量の新APIが追加されている。シネマティックモード、
あるいはその実現のために性能アップしたカメラ、あるいは高品質な動画書き出しに関連してそうな名前のものが多く見受けられる。
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#WWDC21 の勉強メモ
堤がWWDC 2021およびiOS 15についてセッションやサンプルを見つつ勉強したことを記事にしていくマガジンです。NDAの都合上、Ap…
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