GPTベースの翻訳アプリOpenAI Translatorの使用感
こういうツイートを見かけた:
正直もうDeepLより圧倒的にGPTの方が翻訳精度良いね・・・時代の変化が速すぎてDeepL開発チームに同情するレベル。
— Ulara 🇯🇵🇺🇸東京シアトル2拠点生活中 (@ularatter) February 14, 2024
なんとなくそういう気はしてたが、DeepLの⌘C×2で翻訳が走る体験がしっくり来すぎていて翻訳に関してはDeepLを使い続けていた。
いやしかしよく考えたら、利用し続けている理由がショートカットだけなら、OpenAI APIをたたくそういう(ショートカット指定できる)翻訳アプリをつくればいいのでは?というかそういうのもうOSSで出てるのでは?
と思って探してみたらやっぱりあった。
https://github.com/openai-translator/openai-translator
スター数19.9k。既に相当有名なようだ。
インストール方法
Releaseページからdmgファイルをダウンロードしてインストールするだけ。
Go to the Latest Release page and download the corresponding chip's .dmg installation package.
macOSのパーミッションの設定がいろいろあるが他のアプリと同様なので割愛。
今回試したバージョンは 0.3.11
こんな感じで使える:

ショートカットの設定
設定画面の Shortcuts タブから設定できる。
DeepLライクな cmd+c+c は登録できなかった(2回目の同じキーを受け付けない)
まぁしかしショートカットキーで翻訳をトリガーできるわけなので、慣れればこれは問題ないかもしれない。
翻訳品質
WWDCのセッションの概要を投げてみた。
原文
Find out how the new Journaling Suggestions API can help people reflect on the small moments and big events in their lives though your app — all while protecting their privacy. Learn how to leverage the API to retrieve assets and metadata for journaling suggestions, invoke a picker on top of the app, let people save suggested content, and more.
DeepL
新しいジャーナリングサジェスチョンAPIが、あなたのアプリを通じて、人々が人生の小さな瞬間や大きな出来事を振り返るのを、プライバシーを保護しながら、どのように支援できるかをご覧ください。APIを活用して、ジャーナリングサジェスト用のアセットやメタデータを取得したり、アプリ上でピッカーを呼び出したり、サジェストされたコンテンツを保存できるようにしたりする方法などをご紹介します。
OpenAI Translator (gpt-3.5-turbo)
新しいジャーナリング提案APIが、アプリを通じて人々が自分の生活の小さな瞬間や大きな出来事について考えるのを支援する方法を見つけましょう。すべては、彼らのプライバシーを保護しながらです。APIを活用して、ジャーナリング提案用のアセットとメタデータを取得し、アプリ上でピッカーを起動し、人々に提案されたコンテンツを保存させる方法などについて学んでください。
OpenAI Translator (gpt-4-0125-preview)
新しいジャーナリング提案APIが、あなたのアプリを通じて人々が日常の小さな瞬間や大きな出来事について振り返るのをどのように助けることができるかを調べましょう — それら全ては彼らのプライバシーを守りながらです。ジャーナリング提案用のアセットとメタデータを取得するためにAPIを活用する方法、アプリ上でピッカーを起動する方法、人々が提案されたコンテンツを保存できるようにする方法など、もっと多くのことを学びましょう。
GPT 4 Turboも使ってみたのだけど、結局DeepLの翻訳結果が個人的には一番好みだった…
所感
今のところはDeepLの代わりにはならないなと思った。
ただ、OpenAI Translatorは要約・解析・コード説明などの機能も持っており、

OpenAI APIをmacOSアプリケーションのGUIで包んで使う一例として、今後もウォッチしていこうとは思う。
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