Multipeer Connectivityを実際に使ってみてわかったこと
Multipeer Connectivityは近隣のデバイスとのP2P通信を行うためのフレームワーク。Wi-FiおよびBluetoothのP2P通信を利用するため、低消費電力向けに設計されたBLE(Bluetooth Low Energy) / Core Bluetoothと比較して通信速度等の観点でアドバンテージがある。
ただ、iOS同士での通信に限られてしまう(Core BluetoothはAndroidや他のデバイスと通信できる)、アプリがバックグラウンド状態のときには使えない(Core Bluetoothは使える)、という制約が大きすぎて、これまで「Core Bluetoothでいいじゃん」と思い利用したことがなかった。
ただ、登場して10年近く経つ古いフレームワークではあるにも関わらず、近年でもNearby InteractionやARKitの公式サンプルで、iOSデバイス同士のP2P通信を手軽に実現する方法として利用されていたりもする。上述の制約がアプリの要件的に問題がなければ、明らかに便利なフレームワークではある。
というわけでちょっと簡単なアプリを実装しつつ、「ここはどうなんだろう」という部分について調べてみたメモ。
RSSIは取れるのか(≒距離及び近接度推定は可能なのか)
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