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UFC集団訴訟に関してのアップデート #2
本日、新たな動きがありました。
下記のサイト⇩に登録した選手の皆さんの中で、2010年12月16日から2017年6月30日の間に試合をした方には、長い長いメールが届いたと思います。
今回の集団訴訟は、二つに分かれており、一つは「リー選手」ケースと、もう一つは「ジョンソン選手」ケース。
上記に期間に試合した人は「リー選手」ケースとなります。
そして、この「リー選手」ケースに関してのメールが、本日、その時期に試合をし上記サイトに登録した全選手に送られました。
同時に、下記のサイトで⇩その内容、関連書類が数時間前に全て公開されたんですけど、英語オンリーですから、日本人選手の皆さんのために、その内容と重要事項を簡単にまとめたいと思います。
1)次の審議は2025年2月6日、ベガス時間の午前9時15分。
この審議では、現時点でUFC側から出ている和解案を、裁判官が承認するか否が、焦点となります。
2)現時点でUFCから出ている和解案は、UFC側から選手に支払われるトータル額は3億7500万ドル(今日の為替レートで計算すると約580億円)。
さて、そうなると、このお金をどのように選手の間で分けていくのか?が選手の皆さんには一番興味のあることだと思います。
これに関しては、ここに説明が書いてありますので、まとめたいと思います。上記サイトのメニューの中に「FAQ's」というのがあるので、それをクリックしてください。並んでいる数々の質問の中のQ 10。これが、いったいいくら私は貰えるんですか?という質問となります。⇩
これに関しては、もしも2025年2月6日の審議で、この和解案を裁判官が承認されたら、各選手にいくら支払われるかに関しては、それは原告側から出ている「Plan of Allocation(配分計画)」をもとに分配されることになります。
各選手、額が違うので、現時点で正確な額を明記できないですけど、選手たちが受け取るのは、選手によりけりですが、全体の40%から80%。これを選手が試合をして稼いだ額と、選手の試合数をもとに計算されます。
つまりたくさん稼いでたくさん試合をした選手の方が、多く貰えるということです。
ただ現時点で明確に記せるのは、最低でも全ての選手に1試合ごとに1万5000ドルが支払われる、とのこと。
前の和解案では、非アメリカ人選手は、連邦税30%源泉されるというものでしたが、今回の和解案は源泉なし。選手それぞれ責任を持ってアメリカで確定申告し、必要な税金は納めないといけません。
ちなみにWECでの試合はカウントされません。水垣選手、残念!(涙)
3)もしもこの和解案が承認されたら、いつお金が支払われるのか?
これに関しては、まず裁判官が事前承認した時点で1億2500万ドル。つ次に裁判官が最終承認したら1億2500万ドル。そして残りの1億2500万ドルは、2025年6月30日前に支払われます。
4)前の記事でも書きましたけど、この支払いを受け取るには、上記のサイトに登録しないといけないので、選手の皆さんには、登録することを是非お薦めます。
これは選手の皆さんが貰える権利のあるお金です。
一部では、これを受け取ったら、UFCと敵対関係になる、それを恐れて登録しない選手がいると報道されていますけど、これは集団訴訟なんで、このお金を受け取ったからといってUFCから不利な扱いを受けることはないですから、それは気にしないで登録することをお勧めします。
ある人物が、この登録しない選手の分をお金を狙っている動きがあります。選手の皆さん、このお金は皆さんが貰える権利のあるものなので、登録して支払いを受け取ることをお勧めします。そうしないと、全く関係のない人に皆さんのお金が渡ってしまう可能性があります。
5)現在の和解案じゃいやだ!こんなの低い!弁護士が取りすぎだ!と思っている選手は、2025年1月22日までに、ラスベガスのここに⇩手紙を(メールや電話はダメ)送れば、それを裁判官が考慮します。
United States District Court for the District of Nevada
Clerk of the Court
333 Las Vegas Blvd South
Las Vegas, NV 89101
&
そして、そのコピーをここに送らないといけません⇩
Claims Administrator
UFC Fighter Class Action
Attn: Objections
PO Box 58220
Philadelphia, PA 19102
ただこれをやるには弁護士を雇わないといけません。
手紙をどのように書くかに関しては、上記「FAQ's」のQ17を参考にするようにと弁護士にご説明ください。
弊社でマネジメントさせて頂いていた選手、または現在もマネジメントさせて頂いている選手に関しては、これをしたい場合の弁護士費用は弊社で負担しますので、したい方はご連絡ください。