脱受験ビジネスを願って②
時代に逆行する受験至上主義は即刻廃止すべきである。日本の受験文化は世界の恥晒しである。ファミレスでどこどこの学校受かったの?へえ、すごいね!合コンでどこ大卒なの?すごーい!などと話すのは特異な文化である。
学習塾業界、私立学校、受験ママ、受験パパ、受験じいじばあば、それに連なる学歴主義、学閥をもつ団体、企業。さっさとやめよう。個々人の意識が社会を変える。子どもたちを親の課金ゲームの道具にしてはいけない。
もちろんどこで学んだかは、ある程度の記憶力を、持つことの指標になるが。大体どこの試験も知識を得点化して見取る。採点しやすいからである。知識の活用や思考力を伸ばすなどといっても結局は記憶力ゲームとなる。そんなことより社会を、どのような目で見て、これからどうしたいと考えているかの方が大事だ。
abemaでのパックンの発言に全て集約されている。ちなみに彼はハーバード大卒である。個々人が受験に向かって一生懸命頑張る姿は素敵だ。それをサポートする学習塾業界も素敵。でももっともっと広い視野で、のびのびと育てていかなければならないのではないか。
都内の小5、6の受験勉強疲れした子どもたちの目はかわいそうだ。勉強なんて先取りしてしまっているので、学校なんてつまらないと不平を言ってしまう。勉強のできない子を蹴落とし、我はどこを、目指している、お前は公立だろなどとと可哀想なプライドが芽生える。合格を目指し人を蹴落とそうと変にカーストが発生する。彼らの大好きな言葉は、サピ、日能研、筑駒、慶應、桜蔭、女子学院などである。
そんなものより、困ってる友達がいたら助けて、ちゃんとお礼が言えて。悪い事したら謝る。大切な人を大切にできる。友達と協力したり切磋琢磨したりする。家族と仲良く楽しくご飯を食べて寝る。私は教師として1人の人間としてそちらを重視する。何かに頑張っている人を否定しない。たくさん遊びたくさん笑わせる。まだ幼いのだから、愛情をたくさんかけて幸せを感じさせてあげる事が大事。私の2人の娘にはそうしたいと思っている。