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ブラック病院のこと1。

ブラック病院にいた時はどのセクションも当然忙しいわけで、基準ギリギリの人員しかいない。人員の半分は新人だったりしていた。

当然日々は家と職場の往復になってしまう。休みの日はぐったりして旅行になんて行く気にもならない。

そんな中、ミスが重なってしまい行き詰まってしまったスタッフというのが一定数出るんです。

上司から「2、3日休みなさい」なんて言ってくれるはずはなく、毎年70人入って70人辞めていく病院だったので、実務ができるスタッフの負担は大きい。

そこで「環境を変えるか?」と言って異動させる。

当の本人は気分を一新して頑張ろうと思うのだろうが実は「追い込み」で、慣れない部署でいきなり新人の指導をしながら仕事をすることになる。すぐに疲弊してしまい「自主退職」へ向かってしまう。

こちらは人事異動の発表があると「希望の異動」か「追い込みの異動」かわかるので、頭に入れておく。

手術室に来るのは大抵「希望」ではなく、退職までの数ヶ月「経験してみよう、、、。夜勤もないし」言われてきた人しかいなかった。こちらは「少しでも長く頑張ってほしい」と一生懸命教えるのだが、「実は◯◯で辞めるんです、聞いてませんでしたか?」と言われる。

教えても教えても次々に辞めていく。

看護部長は「人はいくらでも入ってくる」というだけで全く耳を貸さない。

仕事が辛くなった看護師を巧みに退職へ誘導するのが流行っていたなあ。

その病院はまだ存続しているので、それを続けているんだろうなあ。とある都市の大病院なんだけどね。

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shu
数秘術からのメッセージを受け取り、自分との対話で豊かな人生を送れますように。