見出し画像

PLAY DEAD SEASON インタビュー2024

-”JAPAN-US TOUR”と題されたキャリア初のUSツアー、SHELTERワンマン、そしてバンドの「今」を含めメンバー全員と振り返った。-

JAPAN-US TOUR 2024日程

-「もう来年アメリカ行こう!」って宣言して、その発想なかったので割と全員「お!いいね!」みたいな。印南さんだけちょっと苦い顔はしてましたけど笑(大塚)-

藤本(SHTNR)
それでは今回のツアーの話を聞いていこうと思うのですが、そもそも今回のツアーの経緯ってどうだったか覚えていますか?最初のとっかかりが何でアメリカへ行こうってなったんだっけ?あんまり覚えてない。。。笑

大塚(Gt)
最初は去年Pswingsetとツアーした時の最終日のFEVERが終わって、翌日のフェアウェルパーティーを幡ヶ谷のお店を貸し切ってやってた時に、確か(酒井)大輔さんが「もう来年アメリカ行こう!」って言ってて、で、Pswingsetのメンバーにもそう宣言していたんですね。で、その発想なかったので、割と全員「お!いいね!」みたいな。印南さんだけちょっと苦い顔はしてましたけど、割とみんな「おお!その発想があったか!」みたいな感じにはなった覚えあります。そんな事を酒井大輔さんが言ってまして、そしたらアニキが即動くわ!って言って動いてくれた記憶ありますね。

藤本
なるほど、そうだったか笑(当時ベロベロだった)。

大塚
そうです。酒井大輔さんが言い出した人ですね。

藤本
酒井は覚えてますか?

酒井(Ba)
覚えてますよ。

藤本
楽しくなっちゃって、アメリカ行こうっていう話になったんだっけ?

酒井
楽しくなったっていうか、前から行こうと思ってたけど、なかなか行けなかったっていうのがあって。

藤本
前って、ずっと前?

酒井
はい、ちゃんと活動してる時ですかね。行きたいなっていう話は前からしていて、けど行けずに活動休止しちゃって、で、このタイミングでいいんじゃないかなっていう感じで、その時に話したと思います。

藤本
活動休止って、結局いつから活動休止してたんだっけ。

酒井
あれ何年なんですかね。2018年10月ぐらいが最後のライブで、その後はライブやってなくて、コロナになって。で、その間に小峰が連絡取れなくなり…。

藤本
そこから小峰を見限って、別のギターを入れて動こう、動かそうって言う話をしたのっていつからなんだっけ?

酒井
見限ってはないんですけど笑、連絡したけど返って来ないんで、見限ざるを得ないっていうか。んで、ムカレカレってバンドのカッチンって奴がいるんですけど、そいつがライブに誘ってくれて、みんなにどう?って聞いたら良いよって言ってくれたんで、じゃあそっから久しぶりにやろうかって言って、最初は大塚居なかったんですけど、シンゾーに頼んで一応復活したって感じですかね。で、そん時にもギター探してたんだけど、そん時たまたま大塚の予定かなんかが合わなくて…、

大塚
今遡って見てみると、あれなんですよ、印南さんが「誰かプレイデッドでギター弾いてくんないかな」ってツイートしてて即LINEしました。あ、2021年の12月17日に連絡してますね。で「久しぶり、マジで?」みたいな感じで、「3月13日にライブが入りそうなんだよね」みたいな。で3月13日仕事が入ってます。って答えて、多分それでそうなったんだと思います。

藤本
それがブッシュバッシュのやつか。

酒井
その時は本格的に活動を再開するとかじゃなくて、カッチンの為ってか、ムカレカレの為に出てあげたいみたいな感じで、とりあえず1本やろうかって言うノリだった。

印南(Vo/Gt)
そうですね、大塚がやりたいって言ってくれたんで、大塚とやって、次に繋がるかどうかは賭けたかったんですけど、まさかのやりたいって言うんだけど、予定が合わないっていう笑、のっけから難しいシチュエーションだったんで、そうっすね、なのでシンゾーくんと1回やってみて、その後大塚入れて、まだやるかどうかもまだあの時、ライブ終わった後は何も考えなかったっすね。で、その後に確かあれじゃないかな、新宿のアルプスでアニキと飲もうって、ただ単に何の予定もなく飲もうって言ってからじゃないですかね。

藤本
あー、あれ。アルプスで飲んだっけ。俺が仕事でめっちゃ遅れて行った日。

印南
安倍晋三が暗殺された日、そう、安倍晋三が撃たれて、やべえ日本ってなってる時の飲み会で。で、アニキが仕事帰りでなんかそれこそSPみたいなスーツ姿で現れて笑

酒井
そうですね、朝まで呑んだ気がします。カラオケボックスとかで。

藤本
うわ、確かに思い出した。

印南
コースケは途中で帰っちゃったけど、なんか俺と大輔とアニキはとにかく朝まで呑んでいました。

藤本
あれでPswingsetとツアーやる?ってなったんだよね。

印南
また「Pswingset呼ぶからやれ!」みたいな雰囲気になって、そこからちゃんとスタジオ入って、で、うちのコースケさんに「いかがですか?」っていう感じですかね。

藤本
1番お忙しい方ですからね。

印南
そう、「どうしよっかな~」みたいな感じでしたよね笑

酒井
あれ?だけど、あの時もアニキなんかエクセルで持ってこなかったっけ。日程とか全部。

藤本
いや、まだその時は日程無いんじゃないかな。ただやるよ、じゃなかったっけ?

印南
はい、翌年の正月に飲んだ時は、パワーポイントで作った懐かしい感じの企画書が配布されたんですけど、あの時はまだ無かったですね。

藤本
なるほど、で、遡ればそういうことがあって、大塚が入って、と言うことですね。それでアメリカ行く行かないで結構悩んでたっていう、バンドの活動をどうしようかっていうところで、今回はこれ、例えば、解散する体で行こうと思ってたって言う話は、しちゃっていいの?

印南
全然良いっすよ。

-井川さんに電話した時の事覚えてます?。最初「その週の金曜日どうですか?」って言ってきたじゃないですか。さすがにそれはちょっと意味わかんなくて、やり過ぎじゃない?って思いましたよ笑(酒井)-

藤本
そう、じゃあね、解散する体でアメリカに行こうっていう話になったわけじゃないですか。で、それの決起集会的な飲み会みたいなのに行って、違うな、その時に私はそれ(USツアー後シェルター公演で解散)を説明されたんだよね。アメリカと最後に日本帰ってきてからのシェルターはもう決まってたんですけども、もう1本追加で行きたいっていうことで、高松の話が出て、その場で井川に電話をして日にちを組んだわけですけども、あれってなんで高松TOONICEだったんだっけ?

高松TOONICE公演

酒井
出てないからじゃないですか?初めてだから。元々やっぱ井川さんには色んなところでお世話になったし、TOONICEできたから行きたいな!っていう話はずっとしてたけど、1回も組めなかったので、解散するんだったら行きたいなっていう。

藤本
もうそれって高松だけの話だったんだっけ?他には無い?思いつくのは、もう本当にポンッと高松が出てきたっていう感じなんですね?

酒井
そうですね、もちろん他も行かないっていうのはおかしいんですけど、ただ、やっぱりアメリカ行きは決まってたんで、そんなに時間もなく、だけど行けるんだったらTOONICEには出たいなっていうのはありましたね。やっぱり。

藤本
その呑んでる時に電話して、たまたまその日が空いてて、その場で4人の予定の確認を取って即決めたっていうところじゃないですか。凄いですよね、なかなかああいう乱暴な組み方は無いなと思いましたけど笑

酒井
だけどその井川さんに電話した時の事覚えてます?。最初「その週の金曜日どうですか?」って言ってきたじゃないですか。

全員
うんうん。

酒井
さすがにそれはちょっと意味わかんなくて、やり過ぎじゃない?って思いましたよ笑

大塚
確かにもうワンマンライブだって、平日の地方で変な東京のバンドのワンマン。告知1週間切ってるって。。。

藤本
向こうの方が上手かもしれないですね。うん、流石です。

全員
井川さんマジでやばい!

藤本
それを含めながら「US-JAPAN TOUR」みたいなタイトルにして行う事になったのですが、今度はいよいよUSツアーの話に入っていこうと思いますが、まずは準備の部分で大変だったことはなんでしょうか。

印南
多分これはコースケさんから言ってもらった方がいいんじゃないですか。

小林(Dr)
準備の準備でしょ。いやでも、印南くんが1番やり取りしてたから。

藤本
そもそも最初は印南のDON GIGLIO経由で、現地のバンド(GLASS ALPHAS)と一緒に回るかもみたいな話もあったよね。でも最終的にそのバンドとのラウンドがぽしゃっちゃって単独で回ることになったんですけども、逆にそれと一緒に僕は並行してブッキングをやってたので、あれはあれで一緒に回ってたらどうなってたのかなっていうのもありますけどもね。そしてツアーと言うか決定的に日本と違うのは、ライブハウスっていうよりも、ただの、もう本当にバースペースの中で演奏ができる場所があって、PAがあるっていうだけで、なので機材の調達っていうのと、あとはそれを運ぶ車の調達、そしてラウンド中に泊まる宿の調達っていう、その3つの調達が必要で、最初は一緒に回るバンドがいれば、そのバンドに機材やバンを借りようかなっていう話もあったりしてたんだけど、今回はシカゴを拠点って考えてたので、最初はヘイマー(HAYMARKET RIOT)のケビンから彼らの機材を一式借りようかなっていう話もしたんだけど、なかなかちょっとね、双方うまくいかなかったりもしてて。結果、ギターアンプ2台とドラムセットをケビンから借りられて、ベースアンプは印南経由でGLASS ALPHASからampegを借りられて。

酒井
でも借りたのが4発入りのキャビだったので、あれだけだとやっぱどうしても負けちゃうんでね、だからほとんどは誰か持ってきてくれた人に当日借りましたね。

藤本
そうなんだ。逆に印南さんとコースケさんは何か準備で大変だったっていうのは?宿手配とかレンタカーの話も出てくると思うんですけども。あと、機材を送ったりっていうのもあるよね。

小林
そうですね。1番はシンバルですね。重量もあるし、こんなに取られるのかっていうくらい金はぶんどられましたね。本当に笑

大塚
結果全部で6万ぐらいでした?

小林
そうね、それとこれアニキにまだ行ってないんですけど。実はシンバルを帰りにUPSで送ったんですけど、まだ帰ってきてないんですよ。。。

藤本
おおぉぉ、マジか…。

小林
今も連絡待ってて、現状探してますっていうステータスです。

藤本
わわわ、マジか。めちゃめちゃショックだなそれは。でもやっぱり手持ちで入るっていう気はなかった感じですか?

大塚
ちょっとやっぱり色々な話を聞くと、観光ビザで入国するからにはその選択肢というか、リスクは極力下げたいなというか、強制送還されてる人もやっぱいるんで、事前に郵送して、もう手ぶらで観光客として行くって言う判断でした。

藤本
帰りも送ったんだね?

大塚
帰りも送りましたね。てか、送った方が結果安かったんですよね。

藤本
そうなんだ、エクストラチャージ取られるよりも?

大塚
重量にもよるのかもしれないですけど、一応全員2万台。

酒井
うん、帰りの方が安かった。2万いくらだ。でも竿無くなったら結構ショックだよ。てかメインがなくなっちゃう。俺メイン送ったし。

藤本
私も最初アメリカに入国した時には、荷物だけなんか違う便に乗せられてどうのこうのっていうのがあったりもしたんだよね。メンバーのギターがロストバゲッジになっちゃった時があった。なので万が一を考えて国内でも飛行機に乗せる時はこの楽器みたいな感じで、メインとサブ分けてたりしてたね、当時は。

大塚
ドラムはまた別かもですけど。他人の竿でライブするってやったことないっすね。

藤本
でもPswingsetの時もそうだけど、最近はみんな手ぶらで来て竿は現地調達って意味だと、ああやって普通に人の竿でペラペラ弾けるっていうのも大したもんだなと思いながら、なんか意外とそういう柔軟性を持って、どこでもやれるような感じにしといた方が本来いいのかなっていう気もします。

大塚
機材で良かったのは印南さんと僕で800のマーシャル使ってて、ヘイマーのケビンも今スリーピースで2発マーシャル同時に鳴らしてるのがそのまんま同じ感じで借りれたんで、割とギター的なところで言うといつもと本当にいつもと近い環境でやれました。そして向こうのバンドもやっぱりその地元で見るとやっぱ普段の機材とか慣れてるので、なんか日本で見るのと全然違うなと思いましたね。本当の実力はこれなんだっていう、なんかその発見はありました。

全員
あー、確かに。

藤本
ありがとうございます。印南さん的に大変だったところは?

印南
なんかいっぱいありすぎて、逆に思い出したくないぐらいだし、忘れようとしてるようなレベルもありますが、なんだろうな。まずベースアンプを探す、まずは調達しなきゃいけないところから、うちのマイク(DON GIGLIO/シカゴ出身)が任せろって言うんですけど、一向にその任せろって言ったきり進捗が返って来なくて、当初不安しかなかったです。

藤本
外人あるあるね。

印南
DON GIGLIOで会う度に「大丈夫!もう任せとけ任せとけ!」っていう風に。そして蓋開けてみたら実はキャビしかオファーしなかったとか。しかも取りに行くのにもそいつの家行ったことなかったっていうし、そのアンプのスペックすらもうよく理解してないっていうか。そういうところのアメリカ人と日本人の違いで、方やアニキからの圧と迫ってくる時間軸の戦いで。あとは宿ですかね。基本的に宿とか取るのは大体俺なんで。で、宿を探すときに、行ったことない土地で、距離感があまりにもわからないというか、ライブハウスからライブハウスの間が5、600キロが最低っていうレベルで。で、どういうとこに泊まるのが1番いいのかとか。アニキが得意なスケジュールっていうのを組むってのがですね、いっぱいいろんな宿を探して、取ってはキャンセル、取ってはキャンセルして、で、めちゃめちゃ探して取って、やっと取り終わったと思ったら、ケビンからメール来て「ちなみにどこに泊まるんだ?」みたいなこと言われて、ここに泊まるよと伝えたら「ここは場所が悪いから家に来い」って言われて、そっからまたホテルをキャンセルしたりして、でシカゴが終わったと思ったら、今度はSelf-Evidentのコンラッドから連絡が来て「ドラムのベンの家に泊まれよ」と。もうちょっと早く言ってよ笑。ってなりましたね。でもこの歳でなかなか自分から泊めてくれとは言えないですよね、やっぱり厚かましい感じになるので。だから、なんて言うんですかね、時間が迫ってくると共にに加速していく日々のスケジュール調整の変更ってのが大変だったし、あと、そのアンプを取りに行くとか、全部その機材をピックアップしなきゃいけないっていうことも考えたスケジュール組みが大変でした。あとやっぱ車っすね。車もちょっとめちゃくちゃ大変でした。アニキに騙されたって笑

藤本
騙してないよ!

印南
アニキに紹介してくれたレンタカーサイトで予約したらその画像がですね、フォードのトランジットって言うバンなわけですよ。で、そのハイエースみたいなやつをここで借りれると。で、車輛の動画もわざわざYoutube探して送ってもらって、これだと、この車種をこの期間この価格だったら借りられるよって。なのでそのまま取ったんですよね。で、普通ならそれが借りられると思い込んでるわけですが、俺とDON GIGLIOのマイクはシカゴに前乗りしてたので他の3人が空港に着くタイミングで、2人で迎えに行って、みんなでそのアンプを取りに行こうとっていう流れを想定していて、空港のレンタカーショップでピックアップして行こうって思って、その指定されたパーキングナンバーに取りに行ったら、セダンが置いてあって、え?セダン?スーツケースすら入らないって、、、、

酒井
て言うか、5人乗れねえんじゃねえのって感じのセダンでしたから。

印南
で、なんかおかしい!みたいになって、店員におかしいって言ったら、その番号に止まってた車は実はナンバーが違かったらしくて、あ~アメリカはやっぱりルーズなんだな~。なんて思いながら改めて案内されたのが、ちょっと大きいオデッセイだった笑。少しだけ大きくなったステーションワゴンで、

酒井
あれだって、旅行バッグ入れたら、いっぱいだったよね、あれも。

印南
で、ドラムセットどころか、アンプすらも入んないっていう。でもなんか隣のマイクとかは「しょうがないね」みたいな感じになってて「なんとかなるよ」みたいな。なんとかならないし、アメリカ人マジで雑だなと、でこの時アニキ居たら全部解決できそうなんですけど、やっぱりアニキ居ないんで、この状況を誰が打破すんだみたいな空気になり、、、、

酒井
で、あれだよね、車探したんだよね。そこの駐車場にでっけえのあったじゃん、

印南
そうそう、希望する同じような車でフォードのバンがあって「あれだよ、あれが欲しいのになんでこれなんだって」もう1回受付に行ったら、1~2時間ぐらい待ちの大行列になってて、で、だからもうそのレンタカー屋から2、3時間ぐらいトータルで出れないわけですよ。で、なんとか自分たちの番になって、向こうも完璧なアメリカ人のおばさんですから、ここはうちのマイクだと思ってマイクに交渉させて、「いや、こいつらバンドでツアーしてるから、こんなんじゃダメだから、もっと大きなバンを用意してくれ!」と言って用意されたのが、なんかシボレーのもうバスみたいなでっかいやつですね。めちゃくちゃでかいやつで笑 で、よくよく調べると、これアメリカツアーに行くバンドは本当気をつけた方がよくて、サイトの写真に惑わされてはいけなくて、あくまでその写真はこのクラスの中の1台の写真なわけですよ。でよく見るとミニバンクラスっていう予約なんですよね。それはフォードのでっかいバンもあれば、オデッセイもある。だからちゃんと細かく事前に設定しとかないと、その中で都合のいいやつをあてがわれるわけですよ。その仕組みを知らないもんですから、写真に載ってるこのバンが俺らに用意されてると思い込んでるんで、もう向こうのいいカモでしたね。だからその当日変更ってか、車種変更の金額とかもどんどんなんか上乗せされて、当初の2倍近い費用を払う羽目になり大変でした笑

酒井
超大変だったんすよ、あれ。

大塚
機材を積むために椅子を取り外すのが、もうめちゃ大変。

酒井
椅子を取り外せなくて、どうやって取り外していいかわかんないから、Youtube見ながら椅子取り外して笑、まだオデッセイの方がマシだったので笑、背もたれも倒れねえから、本当のバスだったの。

大塚
しかも椅子、取り外してた椅子がキャビぐらい重いっていう笑 で、しかも外したあの椅子をどこに置きゃいいんだっていう笑

酒井
で、ケビンの家に置かしてもらったんだけど、ケビンも最初から車置いてくるところに降ろしてくれりゃいいんだけど、最初地下に降ろされてめちゃくちゃ大変だったよ。なんか最後の2個ぐらいだけさ、あの倉庫のガレージに置かしてくれたけどさ、それ以外全部さ、地下に持ってったじゃん。重かった~。あと空港着いた後にさ、すぐ印南くんが空港からそこのレンタカー乗り場までタクシーで行こうって最初言ったんですよ、近いから。そしたらタクシーに乗ったら運転手から「近すぎてダメだ」って拒否されて、いきなり乗車拒否されたんです。

大塚
で、唯一電車乗りました。

印南
連絡線があるから、それ乗りゃいいんだから、こんな乗るんじゃねえってスーツケース積んだ後に降ろされた。なかなかもう、のっけからの洗礼がもう強烈すぎるって感じですね。

大塚
いや、初日しんどかったっすね。だって、空港に着いて、結局出発できたのは3、4時間後ぐらいだったんで。

酒井
ケビン家着いたの夜の8時半とか9時過ぎてたよね。あれ。

印南
そうそう。でもお金は高くついたんですけど、あの時車が用意できなかったらどうなったのか想像したくないですね。

藤本
今回は印南だけ先に前乗りっていう感じで行って、残りは3人で一緒に行った感じですよね。

大塚
そうです。

藤本
じゃあ逆に羽田からシカゴまでの中でなにかありますか?3人の中でこんな感じだったんだよ、みたいな。

酒井
俺は飛行機狭かったっすね。両隣の外人がクソデカかったんすよ。俺と同じぐらいでかいのが3人並んじゃって、俺真ん中だったんです。最悪でした。行きは。

藤本
みんな3人は一緒、同じ便なんだよね?

大塚
バラバラに取ったんで、逆に僕は隣の人が急遽キャンセルというか、乗ってなかったので、めっちゃ広々してましたね。ちょっとその日5時起きで、7時からもう普通に仕事して、空港に着かなきゃいけない時間ギリギリまで働いて行ったんで、最初の飯食った瞬間にずっと寝てて、気づいたらシカゴみたいな。だから1番時差ボケなかったかもしんない。

酒井
こっちは最悪(2回目)でしたね。真ん中だったし。

藤本
うん。ひたすら飯食って酒飲んでた感じ?

酒井
いや、1滴も飲んでないです。もう外人たちがエアコン強くやりすぎるから寒いし。地獄だし、最悪(3回目)でした。

藤本
コースケは?

小林
なんだろう、洗礼を受けたみたいな感じですけど、飛行機ですらアメリカは飯が多いっていうのにはびっくりしましたね。3食がっちり出てきて。全て全部多かったですね。やっぱり笑

藤本
なるほどね。そしてそうこうしていたら無事シカゴについて、先ほどのレンタカーの話に繋がるって言うところですね。

大塚
はい、イミグレもコースケさんと僕はもう顔パスぐらいの一瞬で入管を通れました。1番なんかやる気のなさそうな職員で、大輔さんは普通のレベルっていうか。

酒井
結構言われたもんね、入る時。ケビンの家に行くんだって言ってんのに、どこだどこだって言うし、ここだよここだよって言って、言ったら言ったで何しに行くんだよみたいな。いや、観光ですよみたいに言ったんだけど、なかなか結構時間かかったよね。俺だけね。めっちゃもう。最後は俺の英語が多分拙すぎて相手わかんなくて、何言ってんのかもういいよって言われて入らせてもらい。

藤本
なるほど、そういう感じで無事入国したわけですね。あれ、印南は全然大丈夫だったんでしょ?

印南
そうっすね。俺はANAだったので、日本の航空会社に対してはなんか人種的にもあるんじゃないですか。3人が乗ったユナイテッド航空だけはちょっとこう、こっち来いみたいな感じで、移民系もいるんでっていうのがあるかもしんないですけど、なんか一旦入管終わっても、スーツケースに向けて金属探知機みたいなのをつけられて、バーって行って、で、なんかそこで捕まってた。捕まってたっつうか、なんか、ちょっと「もっかい開けろや」みたいな、もう1回開けさせられてましたよ。しかも出口手前で、これがうちのメンバーにされたらやべえなと思ってて、何も持ってきてなかったけど、もし機材を持ってきていたら、、、と思いました。

藤本
そうだね、見た目とか挙動や所作なんかでね。ちょっと職員はみんな鼻が利くというかね。ちなみに物販は送った分とは別に持って行ったのもあったんだっけ?

酒井
Tシャツはみんなで持って行きましたね。

印南
そうだ。物販はみんなで持っていったし、エフェクターはちゃんと自分のスーツケースに入れて持ってきましたよ。でも全然パスできて。

酒井
俺も。みんなそうだよね。

印南
だから当時コースケの友達が全員追い返されたっていう時期とはまたちょっと雰囲気変わってきてるんで。

小林
うん。

藤本
なるほど、そして先ほどのレンタカー屋の件があり、なんとか車をゲットして、夜8時半とか9時に無事ケビン家について、着いた時にLINEのビデオ通話で連絡もらいましたけども、

大塚
とりあえず車の椅子を外してから宴が始まったって感じなんですよね。

印南
そうっすね。そん時は1番大輔が大変っていうかね、よく飲んでたよね。 コニャックみたいな。

酒井
そうそうそうそう。なんか変な、ブランデーとウィスキーの間みたいなやつ。果実酒っぽいやつだよね。酒が無くなって、それを飲めって言われて飲んだらめちゃくちゃ濃くて。

印南
で、テキーラみたいにショットで始まって、気づいたらもう大輔、なんかもうピロピロやってて笑

酒井
でも飲んでんのって、ステイシー(ケビンの奥さん)だもんね。

大塚
そうっすね。

印南
ケビンはそんな飲まない。

大塚
多分家にお邪魔した瞬間からもうテンションおかしくて、いきなりお土産だって言って、大輔さんが100均で買い溜めた日本のお土産を渡すと同時に「本日の主役」と「お誕生日おめでとう」って言う襷を付けてケビン夫妻の写真撮るっていうところから始まりました。

酒井
いやあれ、相当喜んでたよ!

大塚
入りからおかしかった。

藤本
いきなり初対面で行って、だいぶ暴れてんなと思ったけどね。ホントに。

印南
あともう1人、マークっていうWAILIN STORMSのドラマーがいたんですよ。で3人で迎え入れてくれて、こっちはこっちで謎にマイクがいるわけですよ笑 そのマイクがまたちょっと厄介で笑 まず俺らはケビン家に初めてお邪魔するわけですよね、そして初対面じゃないですか。本来はケビン家に行く前にマイクをマイクの実家に下ろすはずだったわけですよ。

藤本
うんうん。

印南
まずベースアンプをマイクの友達に借りて、その後サウスシカゴのマイクの家に行ってから、ノースシカゴのケビン家まで行く予定なのですが、マイクも行きたいって話になって、で、俺らが良いよって言えないじゃないすか。

藤本
うんうん、まあね。

印南
だからケビンに「もう1人外国人、アメリカ人がいるんだけど、良い?」ってチャットして「うん、全然いいよ、おいで」ってなって。でもマイクもどうやって帰んのかなって思ったわけですよね。そしたらあいつはウーバーでもなんでも帰れるからって言ってたんですけど、着いてから一向に帰る気配無くて。しかもあれ、あいつめちゃくちゃ楽しんでた、誰よりも笑

酒井
誰よりも盛り上がってて。DON GIGLIOの曲流しまくってた笑

印南
腹立つのがHAYMARKET RIOT知らないっていう。同じシカゴ出身で同じエモーショナルハードコア畑なのに全然知らなくて、名前は聞いたことあるとか言ってて。俺が空港に行く途中で聞かせてあげて、かっこいいねとか言ってた。なんか誰よりも陽キャで、なんなら後半ステイシーをちょっと半分ナンパし始めてちょっとケビンがムカついてました笑

全員
わははははは。

印南
ケビンちょっと陰キャなんで、あんまり大声で楽しんだりしないキャラだから。

藤本
彼はめちゃめちゃ真面目だからね。

印南
付き添いのマイクは、勝手に冷蔵庫開けてビールとか出して、で、俺らは俺らでステイシーと一気大会とかして、で、コースケ、あれだもんな。大輔をなんか担ぎ上げたんだろ?

小林
そうだよ。ケビンの家の前で寝ようとしてたから、

印南
めっちゃ寒いっすよ、シカゴって。

酒井
夜、俺、もうここで良いとか言い出して。

印南
夜15度ぐらいですかね。

藤本
外でってことでしょ。あの庭でってことでしょ。

印南
庭で、そうです。

藤本
全く、何時まで結局飲んでたの、あの日。

印南
いや、結構飲んだんじゃないですかね。3時ぐらいじゃないですか?

藤本
まさにサタデーナイトか。で、マイクも泊ったの?

酒井
普通にリビングで寝てましたよ。いや、ケビン家って最高でした。もうずっとケビン家でよかったっす。

印南
ハウスショーってどんなとこつったら、ケビン家の地下みたいなとこでやってるって訳で、あそこでライブをしてるって、とんでもない音漏れなわけですよ。

藤本
うんうん、そんなもんだけどね。しかもそれが夜9時ぐらいからスタートして、夜中の2時ぐらいまでやってたりするからね。

酒井
いや、マジで超迷惑ですよ。

藤本
だけど、意外と何にも言われないんだよね。あとはほら、コロンバスでコースケが見たようにコインランドリーでやったり、ああいうのがほとんどだね。だからノンPAでボーカルだけPA取るスタイル。スタジオライブの延長だよね。だからドムスタでやってるような感じでっていうのは結構多いっすね。うちらも昔コーヒーショップでやったりしたし。

印南
ケビンのそのスタジオって言っても、ほぼただ単に地下の部屋なんで、防音全然できてないんで、めちゃめちゃやりづらいっていうか、申し訳ないっていうか。

藤本
なんかちょっとビビっちゃうよね。家の一室で単にやるだけの感覚なんだけど、あれ?こんなに音出して大丈夫とか?ドラム叩いていいんですか本当に?みたいなね。

酒井
いやぁ~ケビンが作ってくれたあのポテトのやつがめちゃめちゃうまかったっす。朝6時ぐらいから用意してくれて。

印南
うん。3時間ぐらい用意して。

藤本
は?3時まで飲んで3時間ぐらいしか寝てないのに?

酒井
はい。しかも最後ケビンと一緒に俺味噌汁飲みました。

大塚
あー、飲んでましたね。

藤本
頼むよ。彼はほんとに凄い人なんだからね、なんだかんだ言っても。もうちょっとさ、丁重に接しなさい。雑なんだよ、対応が。

印南
あとは、ケビンで言うと英語で向こうでは話すじゃないですか。そして大体俺に話しかけて、俺がこう理解してみんなに伝えるっていう感じになっちゃうんで、俺が一旦英語で受けるわけですよ。で、わかる時とわかんない時があって。で、なんか「Is everything okay? You need help?」みたいなこと言ってきて、それが丁度ライブ終わった後かなんかで、そん時にちょうど腹減ってるって大輔が言ってたから、何かできることないか言ってくれって言うから「お腹空いてる」って言っちゃったんですよ。夜中の3時にライブ終わって、もう翌朝すぐ出なきゃいけないのに、今めっちゃ腹減ってる、コースケも腹減ってるとか言うから、で「There hungry.」とか言っちゃったんですよ。そしたら「は?」みたいな顔されちゃって笑、やばって思って「ごめん、なのでレンジだけ貸してくれって笑」って言い直しました。「なんかご飯ある?。みたいな言い方に聞こえたかも笑!」「まだお前ら俺に作らせんのか!」的な、ちょっと一瞬やべえ空気になって慌てて「なんでもない、なんでもない!」って笑

酒井
それで俺、レンジ借りてサトウのご飯食べたもん。

印南
その時間でもケビンは仕事してんすよ、Macbookで。夜中だけど仕事はデザイナーだから。あとアメリカ人は夜あまり風呂入らないから、うちら全員風呂に入ろうとして、風呂入って良い?って言ったら「今?」みたいな顔されて笑「タオル必要なの?」みたいなこと言ってたから、いや、いいんだけど、みたいな感じ。問題無いって言ったら、クローゼットからタオル出してくれ。なんかすげえ悪いことしちゃったな、と。

藤本
そう、風呂問題はね、本当にそう、あんまり入らないからね、あの人たち。どんだけ汗ビシャだけども、Tシャツだけ着替えてそのままとか、あともう家によってはボイラーのお湯だったりするから、立て続けに入るとお湯がなくなっちゃうんだよね。そういうのもあって海外の人の家では結構シャワー貸してくれっていうのが言いずらかった記憶があります。

大塚
そうなんすよね、ケビンが朝飯作ってくれてるその初日に勇気振り絞って聞いたら「オッケー」って。もうまだその時は全然テンション高かったんで、良かったと思って、ついでにもう聞いちゃおうと思って。タオルとかある?みたいな。

藤本
てかさ、タオルはもうなんとかしろよ。自分で

酒井
タオルはいっぱい持ってったんですけどね、バスタオルがなかったんですね。

藤本
バスタオルなくたっていいだろ。お前…。ってかなかなかケビン家から離れなくなってますが、

酒井
ケビンとの思い出はまだまだいっぱいあるんで!(初対面)

-個人的にはバーリントンバーでやったライブが僕入ってからで1番手応えあるライブできた気がします。なんか主観じゃなく単純になんか出来と、あとリアクションも含めて。初日が本当にピークだった。(大塚)-

シカゴ公演

藤本
バーリントンバーに行きましょう。初日日曜日の夜のバーリントンバーはいかがでしたか。まず会場はどういう会場でした?

大塚
普通のライブハウスみたいな感じでした。手前がバーエリアで、その奥にライブウスがあって、ライブハウス行く人は追加チャージを払うという。入場料が必要っていう形態の結構おっきい箱でしたね。

酒井
コービー(Pswingset/Ba*ソロで弾き語りで出演)が良かったっすね。それだけでもう30分ぐらい話せちゃいますけど。コービーの普段の喋り声と歌声が一緒すぎてちょっとツボに入れました。でもすげえ客呼んでくれたんすよ。しかも、コービーのギャラを俺らに全部くれました。

藤本
おお、素晴らしい。

大塚
いや、すごい助かりましたよ。

藤本
あとそうそう、もう1つはね、全然知らなくて。

酒井
Denudeってバンド。Shellacみたいでしたよ。そしてベースがめちゃくちゃうまかった。でも多分俺らが知らんだけで、彼らはヘイマーと世代的には一緒で、多分普通にベテランのローカルバンドですね。

印南
お友達みたいな感じだったよね。

酒井
ポスター持って来たのDenudeの人だよね。ドラム。

藤本
本当、シルクスクリーンのポスターは持っといた方がいいっすよ。本当に。ああやって作ってくれるのありがたいことですよね。ホント。

印南
うちも額に入れて飾りましたよ。

藤本
どうでしたか?とりあえずアメリカの大地で1本目のライブっていうのは。当然リハ無しだから、事前に会場の余力があればリハをやらせてくれよって一応ケビンには伝えてたのですが「ちょっと確認しとくね」とは言わてたんだけど、結局無かったんでしょ?

酒井
オープン前のやつは無いです。なので転換してそのままスタートっていう感じです。俺はどこの会場でもそうだったんですけど、アメリカってあんま返し(モニター)って無いじゃないですか。それが逆にめちゃくちゃやりやす
くて、別にいらねえなっていうあっちの感じの方のが日本のライブハウスよりやりやすいかもしんないです。

大塚
てか、単純にその返しがいらない理由って、日本のライブハウスみたいな、こう、防音するために吸音されてないんで、全部がもうデッドの正反対というか、ちょっとの音量でもしっかり鳴るんで、なんかモニター環境とかは全然どこでやっても良かったです。

藤本
逆にコースケなんかは自分の音がうるさすぎて聞こえないとか、そういうのは特に?

小林
ああ、全然なかったですね。むしろなんかモニターも勝手に、じゃあドラムだけだったのかな?モニター全部どの会場も自然と返ってきてたんだよな。うん、なんかそれがすごいやりやすかった、何も注文もしないで。

藤本
注文1回もなし?

小林
そう、いいバランスで勝手に返ってきてましたね。めちゃめちゃやりやすかったです!

藤本
印南の歌(声)は。

印南
聞こえましたよ、ちゃんと。逆に言うと音量はでかいんですよね。返しも転がしが大きくて、特にバーリントンバーは普通におっきいライブハウスっていう、俺の中では。なのでやりづらくなかったし、ステージも大きかったんで、初日からとてもいい環境でやらさせていただきました。

藤本
なるほど。これってシカゴから始めてって、セットリストってずっとある程度同じので、何日かやってみてっていう感じ?それともなんか日によってこう変えてったりとかしてた?

大塚
前半後半で大きく分かれてましたよね。で、1本目が終わって、それを踏まえて「いややっぱなんかここ変えよう」みたいなのをちょっとずつ変更していって、毎日同じってことはなかったですね。

藤本
あ、そうなんだ。

大塚
あと個人的にはバーリントンバーでやったライブが僕入ってからで1番手応えあるライブできた気がします。なんか主観じゃなく単純になんか出来と、あとリアクションも含めて。初日が本当にピークだった。

酒井
俺は2日目が1番ピークでしたね。うん。もうなんかもう終わっちゃったかなって。

藤本
前半がピークってすごいな。

酒井
初日と2日目がマジでライブ良かったのと、マジで対バンもめちゃくちゃ良かったんで。うん、あそこがやっぱ最高潮だったかもしんない。

印南
シカゴはやっぱり知り合いが多いわけですよ。HAYMARKET RIOTももちろん憧れのバンドで対バンもできましたし、コービーや彼の家族もいて、でマイクもいて、彼の友達家族もいて、みんな顔見知りなわけですよね。で、その前の日とかもみんなでずっと飲んでますから、なんかこうホームみたいな感じですね。アメリカで1発目なのに、なんか日本よりもホーム感あるみたいな。最前でコービーとマイクがもう発狂してるわけですよ。ライブ中ずっと。もうそうやって、なんつうんですか、もうオーディエンスが盛り上げよう感があって、なんかシカゴいいなって思いましたね。

藤本
時間は何分。セットだと30分?

酒井
45分ですかね?

印南
初日はシカゴの時は結構ルーズで、全然細かいタイムテーブル教えてくれなくて「何分やっていいのって?」って聞いたら1時間以内にセッティング含めて全部終わらせてくれりゃいいよみたいな。そんな感じで適当だから、終わったのが本当遅くて、HAYMARKET RIOTが確か23時半ぐらいからスタートしたんじゃないかな。そこにびっくりしたんですよね。向こうは終わるのが遅すぎるっていうか。

藤本
うん、確かにそれはあるね。逆にすごい時間に厳しいところは、普通に演奏中でもフェーダー全部下げられるからね、オーバーしてっていうのもあって、PAがこうやってたもん(喉元を切るポーズ)。
はい、ありがとうございましたシカゴ。さあまたそれで、一旦ケビン家に戻ってさっきのね、夜中の3時頃帰って来て、腹減ったとか言い出したりした訳ですけども、いよいよ次の日から本格的に移動することになりました。ミネアポリスです。これは朝出てった感じ?

酒井
そう、8時ですね。

藤本
ナビはGoogleマップで?

酒井
そうです、で、最初俺らも運転したことなかったんで、印南くんぐらいしか運転したことなかったから怖くて。で、2日目から俺が運転し始めたんだっけな、確か1日目は運転しなくて。しょっぱな右折間違えて、

藤本
出た出た。はいはい。

酒井
で、もう正面衝突しそうになって、で、それから大丈夫だったんですけど、

大塚
そのナビが面白かったっすね。ナビ入れて、お、やっと高速乗ったと思ったら「次の信号、500キロメートル先を右」とか、めちゃくちゃ先の案内してくる。そんだけずっと真っ直ぐ。

藤本
そうだね、しかも向こうはマイル表示だったりするから、なかなかキロ換算しないとよくわかんなかったりするとは思うんですけども。やっぱりずっと印南が運転してた感じ?

酒井
いや、ミネアポリスは俺ら運転しました。コースケが。あれだよね、会場からケビン家まで運転したりしたよね。

小林
そうだね。そこで最初だったかな。うん。

酒井
コースケは飲まないからね。

藤本
でも、ほんとに今回は交通事故も、警察に止められることもなかったっていうことで、なかなかいい移動距離でしたけども、事故もなく帰って来れたのは良かったなとは思います。

全員
はい。

-めちゃくちゃ俺の中ではこの日のライブが1番良かったですね。反応もすごかったし、ライブハウスの人も超気に入ってくれて、全部ビールただで飲んでいいよ!って言ってくれたし、お客さんの反応もミネアポリスが1番手応えあったかなっていう感じでした。(酒井)-

ミネアポリス公演

藤本
そして続いては、ミネアポリスに無事につきまして。ラーメン屋に入り、コースケの名言が出たと。

大塚
「寂しい気持ちになる。」

藤本
寂しい気持ちになるラーメンを食べて。あれは何?思いのほか早く着いちゃった感じで、ちょっと近所を徘徊したら、おや?っていうものがあったってことですね。

大塚
ですね。

藤本
わかってはいる、いるけど、とりあえず入ってみるかと。

大塚
提供が遅すぎて、結果的に遅刻はしましたね。

酒井
めちゃくちゃ出てくるの遅いんですよ、ラーメン笑

藤本
さあ、Self-Evidentも今回初対面っていうことになりましたけど。会場入りしてどうでしたか?

酒井
狭かったっす。

大塚
あ、ステージが狭いだけで、ライブハウスはでかいです。で、ライブハウス的には喫煙ルームみたいのがあって、隣の外にあるんですけど、バルコニーみたいなところでそこがめちゃくちゃ良くて。で、あとはあそこのライブハウスは店員の人がめちゃめちゃ良かったっすね。セキュリティの黒人がいたんですけど、印南さんがでかいバンを入れるのに手こずってたら「どけっ!」て言って、運転変わってそいつが入れてくれたんす。あと、バスドラを片手で運んでくれたんで笑

印南
ボブサップみたいな。

大塚
セキュリティの、なんて言うんでしょう。エントランス兼任の人。

酒井
で、めちゃくちゃ俺の中ではこの日のライブが1番良かったですね。アメリカの中で。なんか反応もすごかったし、ライブハウスの人も超気に入ってくれて、全部ビールただで飲んでいいよ!って言ってくれたしあそこがやっぱりすごかったっす。お客さんの反応もミネアポリスが1番手応えあったかなっていう感じですか。あとSelf-Evidentがめちゃめちゃかっこよかったです。

藤本
最初、ブッキングのやり取りをドラムのベンとしててね、月曜日じゃないですか、だから「ちょっと申し訳ないんだけど月曜日って頼める?」みたいな話をしたら「全然やるよ」ってなったんだけど、何回かやり取りしてる中で「本当に月曜日なの?」みたいなくだりもあって、そりゃ月曜嫌だわなぁって笑

酒井
だけど、お客さん来てましたよ、めっちゃ。

藤本
月曜日みんな嫌だよなと思いつつも、逆にそういう手応えや反応だったりとか、動員だったりとかっていうのを聞いて、すごい安心しました。私は。

酒井
最高でしたね。ミネアポリスはほんとに。ベンの家もめちゃくちゃよかった。

藤本
ベンの家がすごいってどんな感じで?彼はドラムの先生かなんかやってるはずなんだけど。

酒井
そうなんですか?ドラムセット3台ありましたよ。あとバーベキュースペースみたいになって、

印南
まず庭があって、かつデッキがあって、でっかい庭には、でっかい、なんて言うか、よく日本の公園にありそうな子供用のジャングルジムがあって、あとなんだ、ブランコがあって、駐車場があって、ガレージの中が、車を普通入れるはずなのにスタジオになってるわけです。でSelf-Evidentはそこで毎週日曜日に練習してると。だから多分トータルで100坪位はあると思いますよその2階建ての家もピンボールあったり、

酒井
あと、ドラムセットが無駄にいっぱいあるよね。

印南
そうそうそう、リビングにもドラムセットがあって、子供部屋にもドラムセットがあって、多分、ベンの寝室にもあんじゃねえかなと思いますけど。いや、よかったよね。部屋もね、4つ5つぐらいあって、

藤本
じゃあ次ミネアポリス行ってもベンの家に泊まれるってことだな。

印南
しかも最終的に友達の客たちがあの家に集まってきて、全員で打ち上げしました。

酒井
トムが作ったビールを持ってきてくれてたみたいで、そこでみんなトムのビール飲んで、そしたらなんか勝手に客が来始めて、

大塚
その中の1人がYoutubeやってる。

藤本
なるほど、例のあげてたやつね。本当にローカルコミュニティというか。でも、よかったですね。で、ライブ終わってから、機材出す時にこう、モーセの十戒のように客が分かれてすげえ良かったよって言われたりとか。

酒井
そうっすそうっす!あれはそのミネアポリスのライブハウスの、さっき言った喫煙所みたいなところに行ったら、もう総立ちで「メチャクチャ良かった!」って言われました。

藤本
それですごい気分を良くしたってことですね。他にミネアポリスで何かトピック、思い出、これ言っておきたいみたな事ってありますか?

酒井
Self-Evidentとの思い出が濃すぎますね。

印南
物販は1番売れたんじゃないですか。しかもその中のお客さんがそこで買えばいいのに、帰った後にわざわざbandcampで買ってくれるんですよ。CDとTシャツを。「いや、(物販に)寄ろうと思ったけどちょっと帰っちゃったから。良かったよ、また来てね。」みたいな感じで。

酒井
良かったよね。多分1番良かったんじゃない。アメリカの中で。

印南
いや、そんなことないよ笑 その中では最後のコロンバス。もうめちゃめちゃ反応良かった。別に毎日良かったけどね。でも初日もね、話戻っちゃうけど、あのバーリントンバー。実は俺、物販に居たからわかるんだけど、いろんな人が買ってくれる中で、もう「物販をやるわ」みたいな感じの人が現れるんですよ。

藤本
手伝います系の人、何故か居るよね、現地のおせっかいさんと言うか、そう言うコミュニケーションの取り方をする人。

印南
Tシャツ買ってくれつつ、俺ら雑なんでサイズごとにちゃんと綺麗に並べてないから、買ってくれた後に全部のTシャツのたたみとか並びを全部やってくれる、すげー親切な女性がいたり、他にもイベンターの人とか、他所のライブハウスの店長とか見に来てて「次も来いよ」みたいなことは言ってくれました。

酒井
あと、あれ持ってった方がいいですよね。カード決済使えるやつ。

藤本
あれはね、日本のやつは持って行けないんですよ。あくまで日本用なんで。

印南
初日はバーリントンバーでマイクの弟のマリオっていう、いかつい奴がいるんですけど、そいつも見に来てくれてて、マリオがまずなんかPayPayみたいなやつでお金を受け取ってくれて、マリオの現金を俺がもらうみたいな感じで物販を対応しました笑

藤本
良いねぇ、立て替え系でやってくれたりした訳ね。

印南
いやホント、キャッシュレスマジ大事ですよ。アメリカ行くバンドはもうキャッシュレス対応の準備をしてないと。なので後半2日間はPswingsetのジョーダンの携帯をずっと持ってました。パスワードは30回ぐらい聞きましたけ笑

藤本
はい、ミネアポリス終わりました。ベンの家に泊まりました。朝また起きました。カンザスに向けては何時出発ですか。

酒井
毎日8時ぐらいですよ、多分。基本早かったっす、朝は。

藤本
6時間ぐらい走る事になるからね。いよいよカンザスに向けて出発しました。道中は何かトラブルとか無く?

酒井
なんもないです。

藤本
いいですね。じゃあもう基本的に何か音楽かけながら、ずっとのどかな風景を見ながら、本当、風景変わんねえなって言いながら、

小林
音楽は、あれですね、bluetoothが使えない車で、普通の携帯のスピーカーとかで聴いてました。

藤本
Wi-Fiがあればradikoとかで日本のラジオ聞いちゃったりね。アメリカでJ-WAVE聞く的な。

全員
あー、その手もありましたね。

藤本
今回は長い長い移動時間の暇つぶしみたいな、寝る以外の暇つぶし対策ってのは用意したの?

酒井
意外とその前日の話とかずっとしてました。会う人たちみんなやっぱ結構個性的なんで、振り返ってゲラゲラ笑って、飽きたらthreadyarnの246を聴いて笑

-会場に着いて自己紹介するんですけど、そこで(酒井)大輔さんは「I’m Daisuke!」って言ったら「お前がダイスケかー!」みたいな感じで反応が1人だけ違ってて向こうで有名なのかなと思ったら、みんなが言ってるのはアニキの事で笑。(大塚)
でも途中から説明するのめんどくさいから「俺がダイスケだよ!」っていう話をして成りすましてて、Lafayetteなんかも「来年俺たちアルバム出すから頼むぜ!」って話してるけど「オッケーオッケー」とか全部オッケーで返しておきました笑(酒井)-

カンザス公演

藤本
そしてカンザスに到着ね。コースケはクリスとの出会いもそうですが、

小林
そうですね。本当にいいドラム叩く人でした。あと、なんだろうな、でもやっぱりカンザスは1番治安が悪い印象が強かったかな。

藤本
え。そんなに悪いんだ?

小林
結構悪かったです。コンビニみたいなとことかもレジがガラス張りで防犯してあったりとか、黒人がなんか訳のわかんないイヤホン売りつけてきたりとか笑

大塚
やっぱ歴史に根差した貧富の差を1番感じた町ですね。

酒井
ライブハウスの隣にもホームレスみたいな人いっぱい居ましたもん。危なかったよね、しかも今回のツアーで1番、その汚れ(歴史)を感じさせる会場でしたね。

藤本
へーそうなんだ、そんな感じだ。

酒井
あとこれ、長髪でこう、なんつうの?ポニーテールにならないレベルのところで結んで後ろに垂れ流すスタイルのおっさんだらけで笑。あと最初のバンドのキーボードの人、めちゃくちゃヤバかったです。とんでもねえキーボー
ド弾いてた。えー、なんだっけ名前。すごかったんだよな、あいつ、なんてバンド名だったか忘れちゃったよ。

印南
SIBLINGS。

酒井
あのバンドはすごかった。ニューウェーブでしたよね。

小林
シューゲイザーでドリームポップかな笑

酒井
いや、だってドラムはエレドラっすよ!しかも、しかもさ、ライブやる1分前まで彼女とキスしてるんすよ。なんなんだよこいつ、馬鹿って!で逆にLafayetteはもう衝撃的に良かったっすね。うん、日本で間違いなく人気出ると思いました。

印南
FEVERとかで見たらめっちゃ映えそうな気がします。

大塚
ありそうですね。

酒井
ギターの人がめっちゃ森くん(MIRROR)に似てるよ。嘘、似てはないけどステージングが似てるでしょ。顔で弾く系。

印南
ここのギターの名前もケビンですね。ギター、イコールケビン。

藤本
そうなんだよね、またいっしょで紛らわしいんだよな。

大塚
紛らわしい話で言うと、会場に着いて向こうのバンド1人1人に「PLAY DEAD SEASONのギターのリョウタ!」みたいな感じで自己紹介するんですけど、そこで(酒井)大輔さんは「I’m Daisuke!」って言ったら「お前がダイスケかー!」みたいな感じで反応が1人だけ違ってて、

全員
そうそうそうそう。

大塚
だからなんで?みたいな感じで大輔さんも向こうで有名なのかなと思ったら、みんなが言ってるのは藤本大輔(アニキ)さんの事で笑。

酒井
でも途中から説明するのめんどくさいから「俺がダイスケだよ!」っていう話をして成りすましてて、Lafayetteなんかも「来年俺たちアルバム出すから頼むぜ!」って話してるけど「オッケーオッケー」とか全部オッケーで返しておきました。

藤本
やめろよ、おまえ、、、

酒井
大丈夫ですよ。クリスだけはちゃんとわかってて「そいつはアナザーダイスケだ」って言ってました笑

藤本
そりゃクリスはわかるだろ。クリス以外のメンバー全員からメールが来て、もうすごいヒストリーをこう、色々と、なんか自己紹介みたいにすげえ事前にされましたよ。

印南
Lafayetteって最近始めたバンドではなくて、

藤本
そうそう、元々クリスがやってた最初のバンドかな。うん、歴史あるよ。もう本当に地元の友達で作ったっていう。ただ、何の作品も録音することなく途中で終わっちゃったから、今度出すのは初めて録音した作品になるのかな。しかもリハに入らずにスタジオに入ってそのままと録ったっていう感じだね。SHINERのベースのポールに録ってもらって音がクソ良いです。

大塚
ベースボーカルの彼もめちゃくちゃあの歌も良いし、ベースも良いし、そう、5弦ベースなんですけど、最後の曲の本当最後まで全然弾かなくて、なんで5弦使ってんだろうと思ったら、最後の曲の1番盛り上がるところで5弦の1番低い音出て、その瞬間にピーク迎えましたね。やっぱめっちゃかっこよかった。うん、あと店長がなんかすげえ陰キャっぽい、すげえ愛想悪くて話しかけれないみたいな、そんな感じの方で。最終的に精算の時に「これだけしかバック渡せなくてごめんな」って言ってしれっとこう、ギャラを出してきて申し訳ないって言って、なんとTシャツ買っていきました。

藤本
ありがたいじゃないですか!Tシャツいくらで売ってたんだっけ?

大塚
20ドルです。しかも対バン誰もTシャツ売らないんすよ。だから相場がわからなくて最初焦りました。

藤本
それでショーが終わり機材を積んでLafayetteとじゃあありがとうね、また日本で会おうよなんつって別れて宿に行ったと。

酒井
そうです。もう来年行くよって言ってましたけど、

藤本
え?

酒井
だから、あれ?アニキやってんのかな?みたいな、なんか言ってましたよ!

藤本
マジすか?ま、話ときます。。。。そして宿は初モーテルでしたかね?ツインを2部屋取った感じですか?誰にも気を使わずにシャワーを浴び、トイレを使え、ベッドを占領して寝れるっていう感じだったと思いますけども。

大塚
でも、その日がゴキブリ部屋だった。

全員
ゴキブリ部屋です。そう、ゴキブリ部屋。

酒井
あと、治安悪そうでしたね。あそこのモーテル。だって、モーテルの中に警察巡回しに行きました。

藤本
危ないもんね、本当。でも何も起こらず良かったです。さてゴキブリ部屋に宿泊して次の日だけ本当にブッキングを入れれなくて(オクラホマのTRAINDODGEに頼んでたけど叶わず)、諦めて移動日にしたわけですけども。これは本当丸1日走ってたわけですよね。ずっとこれもスレヤンの246を聴きながら走ってた感じですか。

酒井
もちろんそうっすね!

印南
その日は近くのモーテルまで行って、ステーキ食べて、バーで飲んで、

藤本
本当に移動して終わったわけですね。

大塚
ステーキうまかったっすよ。それまでずっとハンバーガーかピザ、あとサブウェイとか。

酒井
もうカンザス来たら、カンザスの食べ物なんだろうなと思ってたら、ウェルカムピザなんですよ。デリバリーでその前の日もベンの家でピザ。ピザに振り回されてます。

藤本
あれ?チャーニーズは食べなかった。

酒井
それは次の日食べました。あ、最終日。最終日ですね。

藤本
結構中華とインド。インド料理だからカレーは結構あったりするんでよく入ったりするけども、やっぱり定番はほんとピザだな。ピザもホールじゃなくて、もう切られて三角な状態で2~3ドルくらいで売ってたりするのをよく食べたりとかしてたかな、あとはライブハウスによってはご飯出してくれるとこがあるんだけども、僕ら行った時は基本的にビーガンの人たちと一緒だったから、豆料理しか出てこなかったんだよね。だから当時は凄く味気なくて、逆に隠れてピザ食べてたかも。そんで飛んでアクロンでございます。アクロンはPswingsetですね。Pswingset初日。

-Pswingsetのメンバーの方がなんか結構久々みたいな感じの雰囲気で、彼らの中でもなんだかんだ楽しんでましたよ。でも遡ってみると去年の日本のツアーと今回で最高6連続PLAY DEAD SEASONと対バンなんで笑(印南)-

アクロン公演

小林
アクロンはなんか1番綺麗なライブハウスだった印象ですね。あと都会だったし、楽しかったよね。

酒井
Pswingsetと合流してすぐの呑んだのが良かった。もうPswingsetも多分この10年で日本でのライブが1番多いんじゃない?

藤本
そんな感じか。

酒井
そのぐらい。そう、彼ら別にアメリカのバンドじゃない。

藤本
いや、でも今回日本に来る前に3日間くらいInto It. Over It.とavailableとあそこらへんでツアーやってたんだよね。3本ぐらい。22年の9月かな。

印南
なので、俺らよりもむしろコービーはその間に俺とも会ったり、なんか日本に残って呑んだりしてるんで。なんかPswingsetのメンバーの方がなんか結構久々みたいな感じの雰囲気で。俺らもそうだけど、彼らの中でもなんだかんだ楽しんでましたよ。でも遡ってみると去年の日本のツアーと今回の俺らのツアー、最高で6連続PLAY DEAD SEASONが対バンなんで笑

全員
やり過ぎ笑

印南
だいぶ腐れ縁になってきました笑

藤本
最初ジョーダンと話してて、出てくれんのはコロンバスだけかなと思ってやりとりしてたんだけど、結果2か所ちゃんとやってくれる事になって助かりました。どうでした?アクロンでのライブ?アクロンは入ったの?

小林
広いから余計に人が少ないのが目立ったって感じです笑 しかも広い、広かった。

大塚
でもお客さんのノリは良かったっすよね。毎回そうすけど。

印南
うん。怪我してた人も居たよね。PDSの時が他のバンドの中でも1番やっぱり盛り上がってたんですよね。で、その中でカップルの女性がもう発狂して途中で暴れて頭ぶつけて、彼氏が運び出して、そのまま消えました。

藤本
プロレスかよ…。で、そのライブが終わってLINEでビデオ通話の連絡もらったのが打ち上げの時ですね?外でやってたのが。本当はこれが最後のPDS、最後のツアーだっていうような感じでラウンドして来てると思うんだけど、多分色々とみんなの思いが変わってきたのかなっていうのは電話をしてて思ったんですけども、そういう感じでしたよね?

大塚
やっぱ向こうで、新たに出会うバンドと交流を深めて、次また日本でみたいなこと言われるたびに心がズキンと来てました。その時俺たちはもうPLAY DEAD SEASONやってなくてね?普通に前売りでFEVER行って違うバンドと対バンしてるの指で咥えて見てるっていうのが、

藤本
彼女を寝取られる男の気持ちというか、絶対嫌だみたいな、

酒井
いやもう俺たちの方が仲良いのになんでお前らが対バンしてんだみたいな、多分そういう気持ちになるなっていうのを逆算して感じた瞬間ですね。4日目ぐらいになると

藤本
て言うことでいいんですかね、印南さん。

印南
でもあれですね、そのタイミングでアニキからLINEが俺に個チャで来たわけです。いつもはPDSとアニキのみんなのグループLINEでこう、ツアーのコミュニケーションしてるのに、

藤本
うん、

印南
ファイナルの告知の日が翌日に決まってて、でそん時に「解散します」っていう予定だったのを、個チャが俺のLINEに来て「撤回するタイミングだろ?考え直すタイミングなんじゃねえの?」って言われて、なんで俺だけに送るんだよ!みたいな。で、どうしよっかな、なんて返そうかなって思ってて、車の中でコースケと運転してる時に話して「こういうLINE来たけどって」で、後ろでは大輔と大塚が寝てるわけですよ。正直アメリカでの反応は楽しいよねっていう話をしてて。でも結論が出ないならそのままアニキに相談してみたらいいんじゃないかとコースケが言って。別にうちらは仲が悪いわけじゃないですけど、活動の方向性とかを迷った、迷うわけですよね。日本でやっててもこれ以上は特に先もないなっていう中で、アメリカだとなんかみんながまた来てくれとニーズがあるなんて、こう思ってる中でアニキに1回相談してみた方がいいんじゃないかって言って会話が終わったわけです。で、その後そのアクロンやって打ち上げでPswingsetがアニキと話したいと言うわけですから、電話して、Pswingsetも居てじゃあ一緒にアニキをちょっといじろうみたいな感じの電話だったんですけど、約束の日がもう迫ってたわけですから、アニキからはそれよりもどうすんだ?みたいな流れになり、俺は他の3人に聞いてくださいって言って笑、俺が辞めたいって最初に言い出したから、だから俺が意見言うってのは俺はちょっとおかしいんじゃないかなと。自分で言い出して、みんなの気持ちを変えてるわけですから。そこから俺がどうこうするっていうのも変な話なんで、まずは他の3人がどう思ってんのかっていうのはアニキと話してほしかったなっていうのがあります。

酒井
最後の帰る時に話したと思うけど、その前の日かな、ゴキブリハウスの時に大塚と2人で話してたんだよな、その話。印南くんとコースケは、多分俺と大塚が寝てた時に話してたかもしんないけど、俺と大塚は2人でゴキブリハウスで話してたんだよその話を。このまま辞めんのはちょっとな、みたいな。アメリカだけでライブやりたいねって。

大塚
ですし、車内でコースケさんと印南さんが話してる時、実は俺起きてて、大輔さんにそれを言いました。

酒井
俺、寝てたよね。普通に笑

大塚
寝てましたね、多分。そこで起きてたら完璧なんすけどね。

酒井
その話は、だから2人ではしてたんですよね。印南くんとかコースケには言ってなかったけど。ただアニキからLINE来てたのは知らんかったし、ちょっと話してみようかって話はしてたんだよね。2人で。っていう感じですかね。

藤本
なるほど。本当にこういうのって、行ってみないとわかんなくて、バンドがどれだけニーズがあるかもわからないし、本当に全然反応もなくて、客もいない状態だったら、すごい悲惨なツアーになる。そんな可能性もあったわけだしね。ただ今回は色んなバンドに協力してもらってるからそんな悲惨な目には合わないと思っていたし、逆に移動時間がすごいあるのでめちゃめちゃ話す時間はあるよなっていうところは思っていて、これをどうやって4人でこう揉めずに乗り越えて帰って来るかなっていうのもね、個人的には1つの見どころだったのかなって自分では思っていました。

酒井
全く揉めなかったっすね。

藤本
うん、余力があるとね、自我が出るから足並み揃わず揉めるんですよ。ただ、余力がないとみんなでこう守って戦って進んでいかなきゃダメだから揉めないんですよ。どっちかなと思ったんだよね、本当に。でも揉めないっていうのが1番良かったですよ。今回は本数も少ないしね。

印南
そうっすね。俺らまだちょっとこう、しんどいギリギリ手前で帰ってきたけど、10本とか15本やってたらまたどうなったかわからない。でもまたじゃあ来年行きましょうかってなっても、それはそれでまたスケジュール組むのも大変じゃないですか、お金も含めて。だからちょっとすぐに何ができるかとか、どういう事ができるかってのはまた別だとは思うんですけども。

藤本
あれ、じゃあ結果的にしばらくまた続けるっていうことでいいんですかね。これは、

全員
・・・・。

藤本
全員フリーズしてる。

印南
まだワンマン終わったばっかなんで、あんまり考えたくもないっていう感じなんで。

酒井
ニーズがあればやるしかない。やりたいなと思います。ニーズがあれば。

-コロンバスは全員良いライブしてたんじゃないかな。(小林)ジョーダンが1番良かったって、今まで見てきた中で、ベストだって。なんかこう、日本みたいな嘘くささは無かったですね。(印南)-

コロンバス公演

藤本
はい、ちょっとその辺はまた最後に聞くとして、ツワー話進めて最終日のコロンバス!これはもう移動自体も2時間ぐらいで行っちゃった感じでしたね。にコロンバスへは。

印南
そうっすね。俺がやらかした日ですね。売り上げ全部コーヒーショップに置いてくるっていう。

大塚
そうでしたね。

酒井
これアニキに言ってないですね。

大塚
アクロンで泊った朝に、Pswingsetのメンバーたちと朝にコーヒー屋で待ち合わせようみたいな感じで、コーヒー奢ってくれたんですよ。めちゃくちゃ美味しいコーヒーを。で、そこ行った後、ドライブスルー専門のハンバーガー屋があるからそこで飯買って出発しようみたいになって。で、そのハンバーガー屋に着いてお金を払おうと思った瞬間に印南さんが異変に気づいて、あれ?みたいな笑、これは!ってなって、すぐコービーが前に居たコーヒーショップに連絡を取ってくれて、確かに忘れてるよってなって取りに行って、

酒井
バック全部忘れちゃったんだよ。

大塚
と言ったロスが3、40分ありました。

印南
バックですね、全売り上げが入った。。。

藤本
それ、あれじゃないの。肌身離さず持ってたわけじゃなくて、

印南
肌身離さず持ってるバッグを、その時だけ、とりあえず置いてんでしょうね。会計時に。

藤本
あー、でもよかったね。

印南
慣れって怖くて、その時、アメリカに俺は既に2週間ぐらいいたんで、もうほぼ慣れて管理能力が弱まってましたね。結局何も盗まれなかったんですけど、そういうことがありましたっていう。

藤本
いや、危ないね。でも、パスポートとかはまた別でしょ?

印南
パスポートも入ってたのかな。

酒井
入ってたよ。全部入ってたって言ってたよ。

印南
うん。なのでカンザスだったらやばかった。

酒井
確かに間違いない。ニキニキがいっぱいいるからね。

藤本
最終日のショー自体はどうでしたか?イベントはいろんなバンドが出て、コースケ的にはなんかようやく最後にして面白いライブだったと言っていた記憶がありますが。

小林
そうですね。なんか大学が近いからすごい若者も多かったし。うん、カルチャー度がめちゃめちゃ高い町だし、あと、なんかアメリカの、いわゆる古い街並みみたいなのもすごい自分の中でツボに入って、めちゃめちゃ好きな街でした!すっげえブリブリな人たちがいっぱいコインランドリーの中で大暴れしてましたね。

藤本
なるほどね。ブリブリと言えばみんなは常備薬というか、そういうのは持って行ったりはしたんですか?

印南
俺はシカゴに先に4日間位バカンスみたいな感じで楽しんでた時に、マイクの家族とかがピザとかハンバーガーとか振舞ってくれて毎日食ってたら、食べ過ぎか脂なのかで胃酸が逆流し始めて、なんかもう本当にこんな経験日本
でしないんですよ。毎日油っこい物を食ってるから、なのでコースケに頼んで太田胃散買って来てもらいました。

藤本
胃薬ってことね。

酒井
コースケは便秘だったんでしょ?

小林
そうです、生まれて初めて便秘になりました。2日目ぐらいで。

藤本
環境が変わるとなるよね。どのタイミングでしたらいいんだって我慢し続けると出なくなるっていうね。ハコのトイレも汚いし。

酒井
大塚なんか、毎日めちゃくちゃウンコしてたよ。

大塚
そうっすね。俺だけあんま日本と変わんなかったですね。

酒井
俺、腹痛かったのは正露丸で治りました。4時間位痛かっただけ。

~暫く糞だけにクソトーク

藤本
さあ、コロンバスで無事最後の勝負が終わりまして、そこから逆にある種1番の難関、地獄の移動、

印南
あ、コロンバスの思い出。 静カニと一緒にツアー回った静岡のライブを見に来てた方で、騒弦でやった時かな、その時のライブ見てた人がたまたまコロンバスの企業に転勤になり、でも転勤してまだ半年か3ヶ月ぐらいらしいんですけど、まさかのPLAY DEAD SEASONが来るって事で見に来てくれて、なんか凄く嬉しかったですね。

藤本
えー!凄いね!

酒井
全部物販買わせましたもん。

藤本
買わせたとか言うなよ。買ってくれたんでしょ。

酒井
あと面白いのが、なんかどっかの国から来たカップルがいたんですよ。どこの国だか忘れちゃったんですけど、そいつらもすごい俺らのバンドめちゃくちゃ良いって言ってくれて、めっちゃTシャツ欲しいんだけどみたいに言われ、買ってくれって言ってたら、最初のバンドのやつが、俺らのTシャツじゃなくて自分のバンドTシャツを俺らのTシャツだよって言って売ってました。

藤本
ごめんどういう事?

酒井
カップルがライブ後に「さっきの日本人のバンドのTシャツどれ?」って違うバンドの物販で言ったら「これだよ」って言って自分のバンドのTシャツ売ってたって事です。

大塚
そういう事やりかねない極悪な音のバンドでした。めちゃくちゃうまいのに見た目が水道橋博士みたいな感じで。

印南
電撃ネットワークみたいな!

酒井
ジョーダンの娘さん初めて見て、超可愛かったね。双子。

印南
娘ちゃんめちゃめちゃ可愛いよね。そしてお客さんも超盛り上がったね。少ないんですけど。1人1人がめっちゃ、なんつうんすかね1人1人のポテンシャルが高いって感じ。

大塚
対バンしたMt.Airってバンドが、見た目ただのおじさんなんですけど、白髪のおっさんで、やってる音楽はめっちゃなんなんすかね、こうアンビエントなウィスパーボイスで、

酒井
綺麗な歌なんだよね。

大塚
スリーピースでひたすらハモりまくってるカントリーバンドなんですけど、なんか本当はラウドな音楽が好きだとかいう人で、俺らの音源も事前にチェックはしてくれてて楽しみにしてるんだよって言われましたね。

酒井
ライブ終わった後もなんかもう多分俺より10個ぐらい上なんじゃないかと思ったんですけど、めちゃめちゃ熱い思いを伝えてくれて。

大塚
「パーフェクト」だと言ってきましたんで。で、音源とか買ってきましたけど、対バンの人もお客さんもずっとめちゃめちゃ良いんですよ、反応が。対バンの人が俺らの事をメチャメチャなんて言うんすかね、激推しして褒めてくれたのは、1番良かったのはこの場。

印南
俺もコロンバスが1番ライブしてて楽しかったかな。楽しかったっていうか、なんかこう、1番エモかったです。最終日っていうのも相まって、多分。

大塚
そうすね、なんかこう、疲れと、演奏力がこう、なんつうんすかね、演奏力が疲れを超えたような、あるじゃないですか。

全員
うん、うん、うんうん。

大塚
表現が難しい。

藤本
コースケ的にもそんな感じ。

小林
僕自身はあれですね、なんかカンザスあたりってフロント3人が超絶疲れてたんですよ。で、なんか僕だけちょうどカンザスの日に便秘が治ったんで笑、めちゃめちゃテンション上がって「ウンコ出た!」って笑 で、めちゃめちゃ元気になって!

大塚
サラダしか食ってなかったからっすね。多分食物繊維のおかげですね。

小林
そう、そっからもう肉食うのやめたんで、カンザスが1番いいライブはしてたですけど。でもコロンバスも良いライブ。うん、コロンバスは全員良いライブしてたんじゃないかな。

藤本
いいっすね。オーラスにふさわしい感じで。

印南
ジョーダンが1番良かったって、今まで見てきた中で、ベストだって。

藤本
凄いね。まあまあ、おべんちゃらも入るかもしんないけども、東京でのライブを差し置いて、この場所のライブが今まで見てきた中で1番良かったっていうの、良いですね。

印南
お客さんの反応が、もうなんかちょっと、ちゃんとこうビックリして、発狂してたみたいな感じでした。なんかこう、喜んであげようみたいな、なんかそういう、なんかこう、日本みたいな嘘くささは無かったですね。「At The Drive-Inを見たような感じがしたよ」みたいにも言われて。

藤本
それは多分言い過ぎ。

大塚
はい、盛られましたね。

印南
コースケはナンバーガール好きの外人が居て「アヒト・イナザワ意識してますよね?」って言われてました。

小林
うん、ってしてねえよ!

藤本
なるほどね笑、ありがとうございました。じゃあもうコロンバス終わったら早々次の日帰国っていうことで、そこからダッシュで何時間。5時間ぐらい走ったんだっけ。

酒井
あれきつかったっすよ。なんだかんだ多分7時間ぐらい走ってたかと。

印南
いや、結局トータル8時間、9時間だよ。

藤本
コロンバスからシカゴ。

印南
いや、シカゴっていうか、結局、機材返さないといけなかったんで、もうぐるぐる回る。その中でみんな場所が離れてるから。それが1番きつかったですね。アメリカツアーで最終日の運転が。

酒井
やっぱり泊まらないとダメだなと思いました。そのぐらいキツかったね。また夜の道が、アメリカの夜走りの道が悪いんすよ。めっちゃ。

藤本
まあ、街灯がないからね。

酒井
で、コースケが「怖い怖い怖い怖い!」ってずっと言うから、

小林
止まって見えるんですよね。風景が変わらないから。全然動いてる感じがしない。。。

藤本
それで動物とか飛び出してきた日にはね、大変だから。

小林
怖いですから。いっぱい死んでましたもんね。

酒井
いっぱい死んでた。動物が。しかもちょっとそれ、ライブ終わったのが1時ぐらいなんですよ。もう別れを惜しむどころか、直ぐ行かなきゃダメだから、じゃあなみたいな。で、1番最初コースケは酒飲んでないんで運転するって言って、次の運転手は俺だろうなと思ってて、で、寝たいじゃないですか。疲れてるし。で、そこで印南くんがバンドの話始めたから、寝れなくなっちゃって。もう全然俺寝れねえ。で、そしたらやっと終わって寝れるかなと思ったら、コースケが「大輔くん変わっていい?」とか言って来てふざけんな!と思って俺が変わったら、全員爆睡しやがって。

小林
いや、俺頑張って起きてたよ。ラルク曲を掛けて励まそうとしてたもん。

藤本
夜道走りながら割と真面目に今後どうしていくかみたいななんか話したんですね。。。

全員
はい。

酒井
で、なんかそれが終わったから、よし、やっと終わった。みたいな感じにの空気にはなりましたね。で、そっからずっと運転きつかったな、あれ。あれが1番アメリカで辛かったですね。

-個人的には、このタイミングでのツアーで良かったかなと思いますね。なんか昔言っても通用しなかったんじゃないのかなみたいなのはなんとなくあった気はします。なんか今ようやくちゃんとバンドとしてなってるんじゃないのかな。(小林)-

藤本
でもなんだかんだ言って、みんなやっぱその日に出国しなきゃダメだったんだっけ?

酒井
いや、そういうわけじゃなくて、なんかその日に予約して、

藤本
だって俺、最初印南がなんかもう月曜日には東京にいなきゃダメだみたいな話になったから。。

小林
でも俺は。そうでした。

藤本
じゃ、ダメか。そっかそっか。

酒井
俺は普通に平気だったんですよ。次の日も休みにしてたんで。大塚なんかその後飲みに行ってたもんな。

大塚
そうそう、夜から会食入ってましたね。日本戻って、西麻布のテルマー湯に行った後に。

藤本
ありがとうございました。それでは最後に今回のアメリカツアーを総括するとしたら?

大塚
やっぱり、この前のシェルターやってもそうでしたけど、お客さんのリアクションが、やっぱり日本人だからっていうのもあるのはもちろん重々承知ですけど、全然直接的ですよね。

酒井
ライブが終わった後もそうだし、やっぱそれは嬉しいですよね。ただ活力になるっていうか、もっとやりたいなとか、そういう気持ちになれるような感じではありましたけど、そこは全然違かったなと思いますね。

藤本
こんなんだったらもっと前に行っときゃ良かったなっていう感じですか。

酒井
はありましたね。正直俺は個人的には。

藤本
最初Pswingsetが来た時は2014年かな?すぐ翌年とかに行きゃよかったなみたいな?

酒井
って言う気持ちは俺は個人的にはありましたけど。ただ、そん時に行ってるとまた感情は違うかもしんないですけどね。

大塚
個人的な事を言うとは加入してちょうど今2年で初ライブからアメリカでやっとスタートラインに立った感があるというか。

藤本
大塚って初ライブってPswingsetのツアーだっけ?

大塚
いや、初ライブはStiffSlack単発で新幹線で行った時のやつですね。VACANTとのツーマンで、その後音作りとかも結構色々試行錯誤していく中で、やっぱ結局印南さんはSG使ってるから、やっぱハムバッカーじゃないとやっぱ勝てないと思ってレスポールを導入してみたりしてて、でもこれも正解な気がしないなとずっと思ってはいて…、でアメリカ行くためにちょっとレスポール持って行けないし、より軽いSGはどうかと、Pswingset来た時にジョエルに貸したSG持ってるし、あれを持って行くのが丁度良いかなと思って、1度日本でスタジオでちょっと試そうと思って弾いた瞬間にコースケさんに「それだよ!それ!」ぐらいの感じのリアクションもらって、で自分もこれ絶対正解の音だなっていう、結構いきなり確信に変わって、なんだよ最初からやっときゃよかった、ってちょっと思ったのと、あとなんかアメリカ行った時に、行くまでもですが結構リハちゃんと入れたりとか、あと、なんて言うんでしょう、曲数もある程度、全曲とか、ワンマンでやるために曲を結構さらって練習したりとかはできたんで、アメリカ初っぱな1日目のシカゴで、パフォーマンスに関しても、もう最初からこれでやっとけば色々良かったんだみたいな、あとSGの軽さとか音作り面で割と印南さんとちゃんとギターとかもやっぱ絡めれる、その音作りとかも含めて、結構色々、なんか正解がわかったんで、やっと、割と固まったライブが、こういうバンドですっていうライブが、やっとできたなっていう感触があったのがシカゴでしたね。

藤本
なるほど、

大塚
やっとバンドとしてガッチリ固まったのに、これで解散すんのかって言うのを、寂しく思ってました。

藤本
コースケさんは。

小林
個人的には、このタイミングでのツアーで良かったかなとは思いますね。なんでか、なんだろうな、なんか昔言っても通用しなかったんじゃないのかなみたいなのは、なんとなくあった気はしますね。なんか今ようやくちゃんとバンドとしてなってるんじゃないのかなって言うのとか、あと個人的には、今もう散々他のバンドとか色々やってて、ドラマーとして今自分自身はすごく自信がある状態なので、そこでアメリカ行けたのは本当にいい経験になったと思っています。はい。

藤本
ありがとうございます。印南さん、何か付け加えるとしたらありますか。

印南
そうっすね、やっぱ大塚入って完成されたなって気はしますよ。小峰には申し訳ないけど。だからもし小峰と当時一緒に行ってて、その後小峰がもし失踪してたらもう1回リスタートなんで、またもう1回アメリカ行かなきゃいけないっていう事になったかもしれない。この空間、グループが演奏だけじゃなくてですね、久々にこう4人で長い時間過ごすって事が、なんかちゃんと演奏にも生きてんじゃないかなって。だから、それを持ってるから、みんななんかまだ一部ね、辞めたくないっていう気持ちになってるのかなって言う感じかなって後半特に思いましたし。お金とか家族、経済的な面で言っても、当時そんな余裕を持って出来たかと言うと、わからないし、それこそ道中で喧嘩してたと思います。

藤本
大人になった余裕って言う部分もあるのかね。

印南
ある意味、卒業旅行のつもりで行きましたけど、その余裕があったからこそ、楽しめたのかな。ホントに楽しもうっていうのがすごく俺の中でテーマで。昔はPLAY DEAD SEASONはちょっとこう尖って、粋がるじゃないですけども、全方位に尖るみたいなサウンドと、ステージングも含めて、イメージを作ろうっていう気持ちはありましたけど、最近なんかもうそんなもん全く無いですね、もうLafayette見てニコニコ演奏してるのが羨ましいなぐらいに思いましたから。なんかバンドとして一皮剥けた感はこのアメリカでありますね。行けて良かったなと思います。

-2曲目あたりで「あ、アメリカ人いねえ」みたいな笑(大塚)-

SHELTERワンマン公演

藤本
ありがとうございます。それを踏まえてというか、良い経験というか体験をしながら戻ってきて、そして満を持してのその解散ライブとならなかったシェルター(ワンマン)。ゲストでSZKNに出てもらうのは変わらずでしたけども、すいませんね、行けなくてね(まさかのコロナ罹患で当日欠席)。で、チョロっと撮ったビデオはさらっとは見させていただきましたけど、意外とライブはサラっとやったね。

大塚
2曲目あたりで「あ、アメリカ人いねえ」みたいな笑

藤本
なんか意外とサラっと、しれっとやってんな~って思っちゃったな笑

大塚
いやいや、でも5曲目ぐらいからターボ掛かった感じはしませんでした?

藤本
結局、全何曲?

大塚
本編で14曲。アンコール入れて16曲。

藤本
時間にすると、あれ?それでも1時間ぐらい?80分はやんなかった?

酒井
1時間じゃないですか、多分トータル1時間ぐらい。14時ぐらいに終わったんで、

大塚
なんだろう、なんかその期待してた感じとはまた違った感じ、思い描いてたものと。

酒井
ステージ上はあんまアメリカとそんな変わってない。独りよがりってか、バンドよがりになってるのかどうかはあれですけど、別に悪くはなかったかなとは思います。

藤本
「最後に今後の活動は?」ってな話を聞こうと思ったんですけど、

酒井
全然今は何もノープランで、そういう話だとやっぱアニキに聞いてみようっていう堂々巡りがあるわけですよね。ちょっと活動方針が、定まってはないよね。

藤本
なるほど、また要打合せですね!じゃ逆に何か最後言い忘れた事、これ言っときたいなみたいな、これ差し込んどいてください、これ言い忘れてたみたいなの何かあれば。

全員
大丈夫です!

藤本
それではありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?