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イタリア家族旅行 Day5 (フィレンツェ)

フィレンツェも 3日目になりました。今日は早起きをして、アカデミア美術館でダビデ像を見ることにします。これまでバチカン美術館もウフィツィ美術館も事前にチケットを入手してラインをスキップしていたのですが、アカデミア美術館は当日券で入場するため 8:15 開場の 5分前に到着するように出かけました。すでに 50人くらいの行列が出来ていて、美術館に入るまでにちょうど 1時間かかりました。アカデミア美術館は小さな美術館なので小さな子供連れには向いているかもしれません。入場してすぐに 3人の男女の大きな彫刻があり、逃げようとする女性と、逃がさないように捕まえている男性の 2人の動きは分かるけど、その男性の足の間でうずくまっているもう 1人の男性は一体何をしているのか。この人だけ場違いではないか。と言うのが鑑賞中に我が家の中で出た疑問でありますが、謎は解けておりません。
少し進むと、他に見せるものはないんですと言わんばかりに、いきなりクライマックスのミケランジェロのダビデ像が現れます。一点勝負がむしろ我々には嬉しい。ダビデ手前にミケランジェロの未完成作品が並べられていますが、他に置くものがないからとりあえず置いとくか感があります。しかし、それにしてもダビデ像の迫力は圧巻です。バチカン美術館で山ほど彫刻を見ましたが、1人でこれだけ存在感がある作品は他にありませんでした。これだけのお客さんを集め続けている作品を生み出したミケランジェロもすごいですね。ダビデの目がハート型であるという情報をわこちゃんに教えてもらうまで知りませんでした。

アカデミア美術館から一度ホテルに戻って休憩することにしました。私も含めて家族のみんなにも旅の疲れが出ている気がします。
少し休憩してから買い物のために1人で出かけて近所のスーパーマーケット (Conad City) で 1.5リットルの水を 2本追加購入して、帰りの道中、普段すごい行列が出来ているジェラート屋さん (Gelateria dei Neri) が開店直後で誰もお客さんがいなかったので思わず立ち寄って店員さんオススメのフレーバーのジェラートをいただきました。美味しかった。
ところでホテル前のシニョーリア広場にはポセイドンの勇壮な像が置かれているのですが、いつも公園に戻ってきた時に真っ先に見事なお尻が目に入ることから家族の間では「おしりプリ広場」と呼ばれておりフィレンツェの長い歴史と美しい街並みに、そこはかとない親しみやすさを追加する、家族の誰が名付けたか分からないけど良いネーミングだと思います。

ホテルの部屋ではカードゲームをするのが定番ですが、フィレンツェ滞在中はラブレターというゲームが流行しました。やってみるとなかなか面白く良く出来てます。ただ引いた瞬間に負けが確定する王様カードは不評でしたね。どんな王様やねんって話です。

今日の晩御飯は予約していたイタリアンレストラン (5e Cinque) に向かいます。途中、ヴェッキオ宮殿を見学しようと早めに出かけたら見学終了していたので本屋さんとピッティ宮殿でお店が開くまでの時間少し時間調整をしました。レストランは暑いと不評でしたが料理はシンプルで美味しかったと思います。チーズフォカチャなどいただきました。帰りにどうしてもジェラートが食べたい次女がミントの味のジェラートを食べていました。これまでのローマでもフィレンツェでも長女も長男も水以外の何かを欲しがるということがなくて、記念にこれ欲しいとかならないもんなんですね。よく考えたらこれまでに買ったものといえば、ただただ実用的な私とわこちゃんの革のカード入れと財布のみでお土産も何も買ってないのでこのままのペースで質素に過ごしたい所存です。

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