見出し画像

イタリア家族旅行 Day1 (ローマ)

今日のハイライトは
「溶け落ちたジェラートの前で地団駄を踏む次女ちゃん」です。暑すぎてどうなるかと思った。

家族の夏季休暇はローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアとフランスのニースを巡る10日間の旅を予定しています。初日、ローマはカリフォルニアの快適さに慣れた我々家族にとって余りにも暑く、旅の始まりから暗雲が立ち込めていました。
まず、空港からローマ市内に向かうバスのチケットを買うのに失敗して人数超過で乗れなくなってしまいました。バスというより相乗りワゴンだったからです。でも代わりに乗ったレオナルドエクスプレスが快適だったので結果的には正解だったのかもしれません。
駅で2日間バス乗り放題のチケットを買ってナボナ広場まで向かいます。小さな路地をみんなでスーツケースを押しながらホテルまで歩きます。路地は石畳で風情はあるけど、綺麗とは言い難い微妙な雰囲気です。でも道端に出ているイタリアンレストランは何処も美味しそうに見えました。
ホテルは無人チェックインのアパートメントでしたが、暗証番号を入れて無事に入れた時はホッとしました。
すぐに出かけて近所のレストランでお昼ご飯を食べました。パスタ、ニョッキ、カプレーゼを頼んで暑かったけど、外の席で食べました。みんなの顔も赤くなって暑さに耐えている様子でしたが、よく頑張ったと思います。
次にパンテオンに向かいました。チケットを購入してると思ったら、購入していたのはオーディオガイドのみでした。イタリアの美術館の予約システムは総じて分かりにくいです。結局長い行列に並んでやっと入れたパンテオンの中での一番人気は彫刻でも絵画でもなくベンチです。ベンチありがとう。公園の木陰で休憩するかのように、パンテオンの中のベンチで休憩する人が多く見られました。子供たちはオーディオガイドを真面目に聞いてくれていた様子です。
次にジェラート屋さんに向かい、みんなでひとつづつ好きなフレーバーのジェラートを食べていたのですが、外の暑さに負けて次女のストロベリーチョコジェラートが溶けて流れ出し、赤と茶色の混ざり合った地獄色のアイスが手から肘へと伝う不快感から次女の機嫌がどんどん悪くなる様は見ていて緊張感がありました。今日のハイライトです。
近くにあるトレビの泉までそのまま歩いて行きました。日本はどこでも自販機で水分補給が出来ますが、ローマにはボトルドリンクを売っている場所がほとんどありません。みんなこの暑さの中を、どうやって生き延びているんでしょう。
最後にコロッセオまでバスで移動して、外から30分くらい景観を眺めて過ごしました。2000年ほど前に人々が闘い殺し合うのを観る舞台として造られたものが残ってるのも凄いし、闘技場という文化も改めて考えると凄い。人の闘争本能を演芸にしてたわけだもんね。その頃、日本では平和に集まって鞠を蹴っていたわけだから、その辺りの歴史の違いも面白いです。

コロッセオの前で休憩


そして無事にホテルに戻り、みんなでカードゲームなどして過ごしました。我が家の近頃最も長い1日として記念に残る日でした。みんなそれぞれに日記も書いてくれた。本当にみんなよく頑張ったと思います。
最後に妻ちゃんと手を繋いで2人でバチカンまで散歩しました。いい締めくくりでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?