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イタリア家族旅行 Day6 (ヴェネツィア)

今日はチェックアウトをしてヴェネツィアに向かう日ですが、電車まで時間があったのでホテルの前にあるヴェッキオ宮殿を少し見て回りました。五百人広間は文字通り500人で何らかの決起集会が出来そうな大広間ですがアカデミアやウフィツィの人気と比べると訪れる観光客も寂しい印象です。一度はレオナルドダビンチが広間の片方の壁画、ミケランジェロが反対側の壁画制作を開始していたものの途中でなんやかんやあって断念してしまったという話です。もし完成していたら芸術の神々による向かい合う大壁画の競演として最後の晩餐を超えて、フィレンツェどころかイタリアを代表する観光スポットになったであろうに勿体無いことです。なんで幻と消えてしまったのでしょうか。それはなんやかんやあったからです。
しかし現存する壁画が実は二重壁になっており、今見えている壁の裏にダビンチの描きかけの作品が隠されているという話があるらしいです。絵の中に「探せば見つかる」という隠しメッセージもあり、調査の結果二重壁も確認されているらしいので可能性は高いようです。夢がありますね。家族で隠しメッセージを探し、家に帰ったら映画「インフェルノ」を見ようと話をしながら宮殿を後にしました。朝の探索成果としては十分だったと言えましょう。

フィレンツェで 3泊した airbnb の宿ですが、中世から続くような歴史を感じる建物と素晴らしい眺めの部屋でいい経験になりました。この部屋で家族集まってラブレターのカードゲームで遊んだことはきっと忘れません。
駅まではシニョーリ広場の近くから駅前まで行ける路線バスで移動しました。バスを待ってる間に第二次世界大戦時のアメリカ軍のコスプレをした映画かテレビの撮影クルーがジープとトラック数台に乗って目の前を通り過ぎて行きました。「今の何?」と盛り上がる長男と「えっ、通った?」と気付いていなかった長女の反応の違いも面白かったです。
フィレンツェの駅で発車の時間までフードコートで過ごしましたが、長男はマクドナルドを美味い美味いと食べていました。イタリアのマクドナルドは美味いらしいです。
ヴェネツィアまでの新幹線は今回も満員でした。テーブルを囲んだ向かい合わせの4人席が予約出来ていて良かったです。長女ちゃんが楽しみにしていたポテチとスポンジケーキのサービスは今回はありませんでした。電車で出るスポンジケーキだけを楽しみにフードコートで何も食べない選択をした長女の心中を察すると気の毒で涙が止まりません。
駅に着いて改札を出ると、目の前に運河と走る舟と小さな橋が見えます。ヴェネツィアの典型的な景色が広がっていて、遂に来たという高揚した気分で盛り上がります。ホテルまで水上バスで行こうかと思ったのですがチケット代が思ったより高かったので歩いて向かいました。ヴェネツィアの宿も airbnb で予約しましたが、3階建ての日本の一軒家みたいな綺麗な宿でした。
ゴンドラライドを予約していたのでサンマルコ広場近くまで歩いて移動しましたが、映画に出て来そうな街並みに長男はしきりに感心していました。
ゴンドラは家族で貸し切って 30分間、細い水路を出発してからグランドカナル、その後少し海に出て戻ってくるコースでした。私も初めて乗りましたが、水辺の豪華な建物と遠くに島々と、周りを走るたくさんの舟が見えて、川岸には何本もおしゃれ棒が立っていて辺り一面水面がキラキラ輝いている中をゴンドラに乗って進む景色は他では見れない唯一無二の体験だったと思います。家族にも大好評でゴンドラに乗って本当に良かったです。
その後、予約はしていなかったんですが評判の良いレストランで晩御飯を食べました。5人は座れなかったのでテーブル 2つに別れてボンゴレスパゲッティを美味しくいただきました。

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