お笑い芸人さんを大尊敬しているお話
2年前に、ゼミきっかけでnoteを始めたけれど、ここ最近全く更新していなかったなーと思い、最近思っていることを久々に、つらつらと書いてみる。
私は大学に入ってから、それまでよりも格段にお笑いコンテンツを観るようになった。
きっかけは、兄弟漫才師のミキさんと、ラジオ。
高校三年生の受験期に、友人の影響でミキさんにどハマりし、受験が終わった3月、全国ツアーの単独ライブを観に行った。
ミキさんは、兄弟ならではの自然な掛け合いが魅力だ。
単独という自分たちだけの舞台で、自由に、楽しそうに披露している漫才は本当にどれも面白くて、自然と笑みが溢れるし、手を叩いて大爆笑していた。
同時期、M-1ツアーにも行った。
M-1決勝、準決勝に残った実力者たちが出演するライブ。ここにもミキさんが出演していた。
このライブも本当に面白くて、テレビでは味わえない笑いの臨場感が最高で、この2つのライブをきっかけに、生のお笑い鑑賞の楽しさを知った。
そして、大学進学とともに、劇場に行くようになった。
もちろん、そんなにお金があるわけもなく、「通う」ほど足を運べていたわけではないが、たくさんの劇場でお笑いを観た。
お笑いのために作られた劇場で観る笑いは格別で、いつでもこの生のお笑いに触れられる東京って最高だなあと思った。
そしてもう1つ、大学上京とともに芸人さんのラジオをたくさん聞くようになった。
私の出身地、名古屋ではTBSラジオや文化放送を聴くことができない。
だが、東京に出てきてからは何だって聴ける。
山里亮太の不毛な議論、バナナムーンGOLD、ハライチのターン、かまいたちのヘイ!タクシー!、アルピーdcg、ミキの深夜でんぱ、和牛のモーモーラジオなどなど、たっくさんの芸人さんのラジオを聴くようになった。
センス抜群のリスナーさんと作り上げる笑いの番組は、最高のひと時である。
また、大学3年次にコロナ禍になってからも、時間が増えたことで、聴取する芸人さんのラジオやお笑いコンテンツが増え、お笑いにのめり込んでいった。
そして、私は卒業論文も「お笑い」をテーマに書いた。
そのために、沢山の本や論文、記事を読んだ。
これまでの大学生活と、それを締めくくる卒業論文の執筆を経て強く感じていることがある。
「お笑い芸人さんって凄い。」
お笑い芸人は、人を笑顔にするお仕事だ。
沢山の人を笑顔にするために、日々踠き、苦しみ、生きている。
このコロナ禍で、私のようにお笑いを求める人たちが増えた。
だからお笑いコンテンツも増加した。
こんなご時世だからこそ、みんな笑っていたい。そうやって、沢山の人がお笑いを求めている。
芸人さんはそれに応えるように、そして自ら笑いを求めていない人たちにすら笑顔を届けられるように、ただ「笑顔になってもらいたい」一心でお仕事をされている。
思い返せば、私は大学に入り、お笑いにのめり込む前にも、沢山のお笑いに救われてきた。
友人が少なく、学校に居場所がなかった小・中学生の頃、唯一自然と笑顔になれたのはテレビでお笑いやバラエティ番組を見ている時間だった。
受験期になかなか結果が出ず苦しい時期も、お笑いを観ている時間だけは笑っていられた。
そうやって、沢山のお笑いに助けられ、生かされてきた。
そんな私のように、ふと観たバラエティ番組やお笑いのコンテンツに笑顔にされ、助けられてきた人たちはこの世にたくさんいると思う。
理屈抜きに、沢山の人の「笑顔」だけを追い求めるお仕事。
なんてカッコいいんだろう。
よく、「売れる芸人は一握りだ」なんて言葉を聞く。
そうだと思う。
どれだけ面白くても、賞レースの決勝や準決勝に残っても、まだ世間に知られていない芸人さんたちはごまんといる。
そんな、なかなか結果が結びつかないお仕事でも、収入が低くても、私たちを笑顔にするために毎日のようにネタを考えたり、ネタ合わせをしたり、笑いに生きる芸人さんたちがたくさんいる。
本当に大変だけれど、本当に素敵な職業だ。
私は、そんな芸人さんを大尊敬している。
私は、この忙しない世の中を生きる沢山の人たちは、これからも、芸人さんが生む沢山のお笑いに救われるのだろう。
お笑いというエンターテインメントはいつだってなくてはならない。
私も4月から、そんなエンタメに携わる企業に就職する。
芸人さんたちが生む沢山の笑いを、より多くの人に届けられるように、より沢山の人たちを笑顔にできるように、私も、頑張ります。
残り2ヶ月半の東京での生活も、後悔ないくらい、思う存分、お笑いを楽しみたい。
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