備忘録:「猫猫怪異譚望帯」
はじめに
いつもご視聴ありがとうございます!
初めましての方は…何故この記事を読もうと思い立ったか少し興味がありますね?
一応説明しておきますと、この記事は拙作「猫猫怪異譚望帯」の世界観…的なものの書き連ねとなっています。最低限読めるようにはなっているハズですが、備忘録なのでね。読みづらくてもご愛敬ということで…
あと、まだ楽曲の方聴いてないって方は聴いてからきてください!!
先にネタバレされてから聴く、という聴き方を全否定するするつもりはありませんが、ウチはまずはネタバレなしで向き合うのが良いと思いますので!
では、始めてまいりましょう。
大テーマA 「猫は九生を生きる」
…題名下手くそか?
とりあえず一番大きなテーマは「猫」です!曲名も猫猫怪異譚望帯ですし…
(あ、読み方は「びょうびょうかいいたんぼうたい」です。読みづら!)
猫、といえば生態側では体の柔軟さだったり、夜目が利くことだったり
オカルト側ならかぎしっぽとか、黒猫のジンクスとか…いろいろありますが
今回取り上げるのはこの二つです!!
「死期を悟ると身を隠す」
「九つの生を生きる」
なら、この曲の世界観では猫は九生を生きるのか?というとそこは決まっていません。重要ではありませんので。重要なのは人間視点(春日部つむぎボーカル視点)ではこの迷信を信じているということです。
大テーマB 「憶えていく、忘れていく」
こっからは歌詞も引っ張ってきて話します。
なので少し遅いですが歌詞全文ドン!
歌詞全文
お伽噺があると信じてた
再開を果たすいつかを 空想に誓ったんだ
呪いだって願だって何だってさ
「明日こそ叶う」を重ねるものだから
忘れないって決めていた 瞳の色描いていた
「おやすみ」って嘘を吐いたね あの日咲いた花を見てたよ
いつかを願って願って春を待った 喜びを花で飾り立てる様に
解けた糸が絡み合い ふたりで笑える未来まで
「待つよ」
遅くなった星を願う
らった たったらったら らたらたら
魔法だって嘘だと言わずに信じてた
らった たったらったら らたらたら
9回君と出会えたなら良かったのに
いつか消えてしまうから憶えてたいよと
絡まる糸を払って前を向いて
歩いていけるって信じたって だって
信じさせてよ
想いだって愛だって何だってさ
苦しくなるのなら捨てちゃえばいいのにな
回らない針をなでる 幕引きが迫っていた
「おやすみ」って嘘を吐いたよ いつか散った花を見てたよ
「さようなら」は隠して
歌って歌って冬を待った
哀しみまで雪が覆い隠しますように
咲いた徒花を折って今 澄んだ終わりを願ったから
立ち止まったあの日の歌を歌う
らった たったらったら らたらたら
続いた未来を君が夢見るのなら
らった たったらったら らたらたら
九回転後また出会えたら
って夢を 隠して歌う
人間視点 憶えていくこと
歌詞に書いてない部分を付け足す感じで書いていきますね✨
一番、春日部つむぎさんがボーカルを務める部分は人間視点での歌となります。
猫(小夜ボーカル)との関係ですが、猫は既に死んでいます。寿命か、病気かは決まっていませんが、最後まで仲は良好でした。ただ、死に際には立ち会えませんでした。最後の言葉は「おやすみ」だったのでしょうね。
そして、「猫は九生を生きる」という迷信を信じています。
元からオカルトに傾倒していたかといえばそうでもありません。食事の前には手を合わせたりはしたかもしれませんが、それも神を信じているからではないでしょうね。
「魔法だって嘘だと言わずに信じてた」のは迷信を否定しないためです。健気ですね~
(脱線しますが、健気なのは報われても報われなくてもそれぞれ良さがありますよね!!)
そして、迷信に対するスタンスは「明日こそ叶う」を重ねるというものです。
だから「憶えていくこと」というスタンスになるのです。消極的継続といった感じですね。
猫視点 忘れていくこと
二番、小夜さんがボーカルを務める部分は猫視点になります。小夜さんは初採用ですね。
あと、投稿日は小夜さんの誕生日だったみたいです。おめでとうございます🎉
「いつか消えてしまうから憶えてたいよと
絡まる糸を払って前を向いて
歩いていけるって信じたって だって
信じさせてよ」
この部分は人間視点に向けたメッセージとなります。
猫視点では、例え自分のことを忘れても、前を向いてほしいと考えているわけです。
前を向くのは先がある者の特権であり、責務だと思います
しかし、人間側が選んだのは過去に留まるために自己を変容させること。これは猫視点では到底容認できない訳です。Bメロ前半はぶっちゃけそれに対する愚痴です。
あと、話しておくことは時間軸ですね。
Bメロ時点での時間は生前。身を隠して死ぬ間際です。
それ以降(サビ前~サビ終わり)は死後、少なくても人間側がオカルトに傾倒した後です。
後は上手く言語化できないので各自で考えてください!!貴方の解釈を尊重します!!可能なら教えて!!それで助かる命があります!!!
小テーマ列記
ここからはアクセントとして組み込んだテーマの列記になります。
※行数取らないために元ネタはテキスト埋め込みリンクになります。
※ボーカル変えた諸事情と同じ理由で開示できない部分も、元ネタがあることだけ書きます。
「再開を果たすいつかを」:はるまきごはん「再開」に着想を得ているかも
元ネタリンク YouTube ニコニコ
「瞳の色描いていた」:【非公開】
「解けた糸が絡み合い ふたりで笑える未来まで」
運命の糸(ギリシア神話)、赤い糸(まあ説明不要でしょう)
「遅くなった星を願う」
流れ星に三回願い事を唱えると叶う。
つむぎさん起用の過去曲「彗星に気づけない」を元ネタとして置いておきます。
元ネタリンク ニコニコ
「回らない針をなでる 幕引きが迫っていた」
止まった時計。没イラストでは懐中時計を握っていました。
「歌って歌って冬を待った」:『楢山節考』深沢七郎
さいごに
はい!という訳で「猫猫怪異譚望帯」の設定備忘録でした✨
これからはこんな感じで記事に残していきたいですね(そうしないと忘れちゃう💦)
予定は未定。ただいつかは次が完成すると思います!
ではまたいつか!!