岡本太郎展に行ってきました‼︎
今回は東京の上野で開催されていた岡本太郎展に行ってきました。いま岡本太郎展は愛知県美術館で行われています。東京都美術館での開催は終わってしまいましたが、展示の内容はほぼ変わっていないと思います。少し前の話になります。僕が岡本太郎展に行ってきて個人的に思ったことを書きたいと思います。この記事を読んで少しでも「行ってみたい…!」と思ってくれると嬉しいです。
なにかパワーを感じる岡本太郎の作品
まず、この展示会に行って初めて生で岡本太郎の作品を見ました。言葉ではうまく表せないですが、その作品からは何か力強い生命力のようなものを感じました。「どういうことかよく分からん...。」と思った方も多いと思います。とりあえず岡本太郎の作品を見たほうが早いと思うので展示されていた作品をいくつか載せたいと思います。
どうでしょうか。どう思うかは人それぞれですが...。岡本太郎の作品は力強い赤を基調にした作品が多いなと感じました。調べてみると岡本太郎本人も赤色が好きだったそうです。僕は岡本太郎の作品が好きで写真や本などで作品を見てきましたが、実際に見てみると多くの作品は僕が思っていたよりもサイズが大きく迫力がありました。それと、この展示会にはかなり多くの作品が展示されていてかつボリュームもあります。僕は約3時間ぐらいで周り終えました。岡本太郎の作品に興味があったり好きな人、実際に生で作品を観たことない人はぜひ行くことをお勧めします。
太陽の塔(模型)
岡本太郎の作品の中でもかなり有名な「太陽の塔」。1967年、岡本太郎は、3年後に迫った大阪万博の統一テーマ、「人類の進歩と調和」を具体的に示すテーマ館のプロデューサーに指名されます。建築チームは、シンボルゾーンを覆う巨大な屋根を持った基幹施設のプランを作成。そしてこれを見た岡本太郎は、この合理的な近代建築に対する、非合理的存在が必要であると直感します。こうして水平な屋根を突き破る高さ70メートルの太陽の塔ができました。展示館内では小さいサイズではありますが太陽の塔とその内部の模型を見ることができます。内部の模型には生命の進化の過程を辿る300の生物が取り付けられられており、大阪万博という人類の進歩の象徴の場所に対し、その反対の人類の根源をテーマにしているらしいです。こんなテーマがあったなんて知らなかった…。内部の様子を360度様々な方向から見てみると新しい発見があるので面白いです。
大衆に向けた作品たち
岡本太郎は50年代になると、新しい前衛運動を推し進める活動と並行して、芸術の外側の世界への発信を始めました。この時期に手掛けた仕事にパブリックアート(公共空間に置かれる芸術)があります。彼は作品を売らなことで有名だったそうです、その理由として所有されることで作品が公開されないということがありました。彼にとっての芸術とは、映画やテレビ、ラジオなどのマスメディアと同時に大衆に広く共有されるものであり、全国に70か所以上に設置されていることになる彼のパブリックアートはその実現でした。さらに岡本の仕事は、大衆が手に入れ使うことができるプロダクトデザインにも及び、機能主義や合理主義ではなく生活の中に生活感のあふれる遊びをもたらし「人間と対等づらをするような」ユニークな作品が多く生み出されていたそうです。このよう様々なメディアを通して芸術を人々の生活に溶け込ますことで、より人間と芸術との距離が縮まっていたのかなと思いました。
雰囲気ぴったりの音声ガイド
そして今回は音声ガイドというものもあります。ナビゲーターは俳優の阿部サダヲさんです。僕は実際に聞きながら周りましたが、展示されているところに書かれていないことを解説していてくれていたり、学芸員さんの特別解説などなど聞くともっと楽しめる情報を話してくれました。他に僕が個人的によかったと思ったのは、阿部サダヲさんの話し方がこの岡本太郎展と相性が抜群に良かったことです。そのおかげでこの岡本太郎展により没頭できました。うまく伝えることができませんが…。聞けばたぶん共感してもらえると思うので、ぜひ聞いてみてほしいです。音声についてですが会場で音声プレイヤーを借りることもできますが、こちらのアプリから解説音声を購入することもできます。ここで買うと期限内であれば場所を問わず何回でも聞くことができるのでお勧めです。
ゆっくり見たいお土産コーナー
お土産のコーナーもかなり充実しています。僕は閉館ギリギリだったためあまりよく見ることができませんでしたが。この展覧会限定の本、フィギュア、ぬいぐるみ、生活雑貨などなど岡本太郎の作品が好きな人は欲しくなるようなグッズがたくさんありました。僕が個人的にお勧めしたいのはタローマンのガチャガチャです。缶バッジには昔の特撮のレトロなデザインがプリントされていてかわいいです。その時僕はちょうど特撮が好きな友人にタローマンを勧められていたので、このガチャガチャを観た瞬間「これは欲しい!!」と思い自分の分と勧めてくれた友人の分も即買いました笑。かなり気に入っています。まだタローマンを見たことがないという人はこちらから是非見てみてください。お勧めです。
最後に
岡本太郎の作品は昔から好きでした。ですが、それぞれの作品にどのようなテーマがあったのか、どのような経緯で作ったのか、それをこの展示会で知ることができました。作品のことを知ると今までとは別の視点から観ることができます。もし岡本太郎の作品に興味がある方がいたらぜひ見に行ってみてください。(こちらから予約が必要です。)