「世代じゃないのに」という言葉が嫌いな話
私は末っ子で、歳の離れた兄弟がいる。
故に、自分が生まれる前、細かく言うと90年代初頭より前に世に出たコンテンツを知っていたりする。
私はテレビゲームが大好きだ。
要因として上述の家族構成が故に、生まれたて間もない頃にはファミコン、スーファミ、メガドライブ、PCエンジン、ゲームボーイ、ゲームギアなど様々なゲームハードが家庭に揃っていた。
社会人になると、自分よりだいぶ歳の離れた人と多く出会う。ゲーム好きの方に自分が好きなゲームの話をすると、九割九分九厘「え、〇〇知ってるんだ!世代じゃないのに?」みたいな事を言われ続けてきた。正直ウンザリしている。
そもそも物事を知るタイミングというのは自分が身を置いた環境や出会った人の影響など様々な要因があり、世代じゃないからといって自分が生まれるより前に存在していたものを知らないとは限らない。
なのに。
別にええやんけ。世代じゃないから知らない筈と決めつけないでくれ。みたいな気持ちでいっぱいである。
私も30代を過ぎ、会社などの環境を始めとして自分よりだいぶ歳の離れた人と接する事も増えてきた。なので自分は自分より年下の人には絶対こういう事は言わないでおこうと誓っている。
要は決めつけられる事が嫌いなのだが、自分にされて嫌な事は絶対に他人にはしたくない。だって文句が言えなくなるから。
ただ、自分と同年代の人もたまに「今の若い子は知らないと思うけど〜」みたいな発言をしている。
はぁ?
知ってるかもしれんだろ。
ましてや今は大情報時代だ。ネットを漁れば世代関係なく自分が知らない事を知る機会はいくらでもある。
あとこういう言葉が嫌いな理由がもう一つあって、そういう事を言っている人に対して「老いた気持ちになってんじゃねーよ」とどうしても思ってしまう。
以前投稿した老いるのが怖いという記事にも書いたが、持論として「老いは老いと認めた瞬間に始まる」と思っているので、老いを認めているような発言をする人にはどうしてもそういう感情が出てしまう。
我ながら相当面倒臭い性格をしているなと思っているが、性分だから仕方がない。