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人生での5つの大きな転換期〜21歳から25歳
知的であり前向きで、意識的に上昇しようと生きている人の人生では、5つの大きな変換期、成長の機会があると秘教心理学では言われ、「5つの危機点」と表現されています。
1 肉体の占有。これは4歳から7歳までに起こり、それまでオーバーシャドーしていた魂が肉体を占領する
2 魂がアストラル体を占有する思春期に起こる危機。この危機は一般の人々には認識されておらず、一般の心理学者も、一時的に現れる異常として漠然と感じているだけである。彼らはその原因には気づいておらず、結果しか認識していない
3 メンタル体が占有される21歳から25歳の間に起こる同様の危機。このとき、人間はエゴの影響力に反応し始めるはずである。進歩した人間の場合は、しばしばそのようになる
4 35歳から42歳までに起こる危機。この時期に魂との意識的な接触が確立され、三重のパーソナリティーは、1つの単位として、魂の衝動に反応し始める。
5 生涯の残りの年月、魂とその媒体はますます強く関係付けられ、56歳から63歳の間に起こるもう1つの危機へと導かれるはずである。その人間の将来での有益性は、そして魂がこの媒体を老年に向けて使用し続けるか、もしくは内在する実態が徐々に撤退するかは、この危機によって決まる。
今、探求しているのは、秘教心理学第2巻(上)です
3 メンタル体が占有される21歳から25歳の間に起こる同様の危機。このとき、人間はエゴの影響力に反応し始めるはずである。進歩した人間の場合は、しばしばそのようになる。
メンタル体とは、別名「識心体(しきしんたい)」「精神体」「知性体」と言われている、私たちの精神、思考、知性に関わる光の身体です。
21歳から25歳の間に、私たちの精神面、知性面において「危機」という名の目覚めが起こります。
この頃、「エゴの影響力に反応し始める」と書かれています。
「エゴ」とは、一般では「エゴイスティック」「エゴが強い」など、良くないものと捉えられていますが、秘教では「エゴ」とは魂のことを指しています。
秘教学では、メンタル体内に魂「エゴ」があると考えられています。
21-25歳の間に、思考や知性面において、魂からの影響力が出始めるということです。
思考、知性での発達や、生まれてきた目的や使命を探し始めたり、自分らしい生き方や表現をし始めたりするのではないでしょうか。
私の場合も、振り返ればそのような時を過ごしていたと思います。
21歳から25歳といえば、学生から社会人に移行する時。
私は外資系IT企業に秘書として入社し、社会人としての一歩を踏み出しました。
ご存知の通り、学生生活と会社員生活は全く違います。
その上、私は本社に配属されたため、だいぶ年長の方々に囲まれ、思い描いていたキラキラした会社員生活とはちょっと違うスタートを切りました。
若く未熟でもあり、秘書は私の質とも合っていなかったので、周りの方にもご迷惑をおかけしたと思いますし、自分なりに苦労しました。
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