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ケベック・修道院リトリートその3〜癒しとは

夏休みに行ってきたカナダ・ケベック州Monastère des Augustines修道院ホテル併設美術館ツアーの続きです


美術館には、17世紀からの修道院と併設病院での興味深い歴史が、わかりやすく展示されています。

宿泊者は滞在中いつでも見られるため、私はすっかり嵌ってしまい、入り浸っていた程でした。

私がここで一番関心を持ったことは、癒しと奉仕、信仰とスピリチュアリズム、心身の健康との繋がりです。



これは、シスター達が患者さんのために作っていた「薬」の道具類です。
日本で漢方薬が医者の手によって調合されていたように、西洋でもハーブを調合して手作りで薬を作っていたわけです。今のアロマセラピーの源流です。

オーラソーマの創始者ヴィッキーさんも、ハーブを使って足の治療院に来られる患者さんのためのクリームやローションを作っていました。その歴史が、今のイクイリブリアムオイルやポマンダー、クイントエッセンス等プロダクツ類に繋がっています。

DVDによると、Monastère des Augustinesのシスター達が作った薬、特に咳どめのシロップはとても効果が高く、当時は遠くの病院からも多くの注文があり、調剤法を学びに来られていたそうです。

作り出したものには作り手のエネルギーが宿りますから、シスター達の美しく、かつ困難さを乗り越える強靭な思いが乗っている薬は、さらに効果が高かったのだと私は思うのです。

ここで調合されたハーブティーを頂きましたが、今まで飲んだことのないエネルギーを感じました。少し値が張りましたが、思わず全種類購入してしまうほど素晴らしかったです。

もちろん、現代医学も怠ることなく、研究されていました。



シスター達が患者さんとどう向き合ってきたのかが、このように象徴的に現されていました。

ここには、こう記されていました。

Fear not, I am watching over you... Man, woman, old or young... your rank and birthplace mean little me. It is your suffering that calls for my touch, my training, my compassion and my prayer.  For you I will deploy the treasures of humanity, without regard for my time. Fear not, I am watching over you.
恐れないでください、私はあなたを見守っています...男性、女性、老いていようと若者であろうと......どの階級であろうとどこの生まれであろうと、それらはほとんど私には意味がありません。 あなたの苦しみは、私が触れることや私がしてきた訓練、思いやり、私の祈りを呼び出します。 あなたのために、私は人類が持つ宝を展開していくでしょう、私の時間に関係なく。 だから恐れないでください、私はあなたを見守っています。


毎日が患者さんへの奉仕と祈り。休みもほとんどなく、それが天に召されるまで繰り返される訓練と修養の日々は、どんなにハードだったことでしょう。
それを乗り越えて行くハートの愛の強さは、何物にも代え難い、人類の宝だと思います。

ここで体験した全てのことをシェアしたかったのですが、あまりにも深すぎて、それはどうも不可能のようで 笑

ただ、癒しに関わる仕事をしている1人として、このエネルギーに触れられたことは、素晴らしい恩寵の1つだったことは間違いないと思うのです。

続く

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