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「優しすぎるお母さんに甘やかされてます」
『お母さん、宿題出来たよー』
「はーい」
お母さんが、お菓子とジュースを持ってくる。
「あ、そうだ。この前のテストどうだった?」
『出すの忘れてた、ごめん!』
『はい、これ!』
「95?!」
「よく頑張ったじゃーん!」
そういって、頭を撫でてくれる。
「じゃあ、今日は特別にご褒美ね。」
そう言って、太ももをぽんぽんと叩くお母さん。
僕はありがたく、膝枕させてもらうことにした。
この年齢で、おかしいと思われるだろうけど
僕らにとっては、ごく自然な話だ。
なぜなら、繋がりを超えた、愛があるから。
<血>という、繋がりのない、僕らだから。