【LeSS】シャペロンのコミュニティをご紹介します
株式会社シャペロンのエンジニア、Nozawaです。
弊社の開発部門では、大規模スクラムフレームワークであるLeSSを導入しています。LeSSにはコミュニティという有志の集まりで形成されるグループが存在します。
本記事では、シャペロン内のコミュニティについてご紹介したいと思います。弊社に入社を検討される方に少しでも参考になれば幸いです。
LeSSにおけるコミュニティとは
LeSSにおけるコミュニティとは何か、その目的は何かについてご紹介します。ご存知の方は読み飛ばしてください。
コミュニティとは
コミュニティとは、有志の集まりで共通の関心や話題があり、お互いに知識を深めたり議論や対話を通じて行動を起こすような情熱をもったグループのことです。
コミュニティの目的
コミュニティの目的は「学習」と「複数チームでの合意形成」です。
学習
知識の共有、学習、スキルの向上に注目します。
複数チームでの合意形成
プロダクトレベルや全社レベルで解決しなくてはならない課題を扱います。
参考図書
Craig Larman and Bas Vodde. 榎本明仁 監訳. 『大規模スクラム Large-Scale Scrum (LeSS) アジャイルとスクラムを大規模に実践する方法』. 丸善出版. p.269-270
シャペロンのコミュニティをご紹介
シャペロンには以下のようなコミュニティがあります。
これらのコミュニティは知識の共有や複数チームでの合意形成が行われています。
定例会が開催されてそこで相談や情報共有されているもの、slack上で参考になった記事を共有するようなもの、勉強会を開催して知識を共有するようなもの、様々です。
バックエンドコミュニティ
フロントエンドコミュニティ
PdMコミュニティ
E2Eテストコミュニティ
データ分析コミュニティ
アジャイル開発コミュニティ
デジタルマーケティングコミュニティ
製薬業界勉強会
バックエンドコミュニティをご紹介
私が現在主として参加しているコミュニティがバックエンドコミュニティですので、そちらについてご紹介させていただきます。
バックエンドコミュニティでは隔週1回で30分の定例会を開催しています。
そこでは上に書いた合意形成を主に行なっています。
定例会の運用方法
定例会は以下のような運用をしています。
議事録ページのアジェンダの欄に事前に話し合いたいことを書き込む(以下の画像参照)
定例会時にアジェンダの内容について討議する。討議の結果、必要であればプロダクトバックログアイテムを起票し、スプリントのフロー内で抱えている課題を解決させる
アジェンダに書き込みがなければ挨拶だけして解散する
定例会開催の理由
例えばアーキテクチャをどうするかや、そろそろ静的解析ツールを導入した方がいいのでは?などのテーマはリファインメントやプランニング時には話す時間が作れない、かといってSlackでチーム横断で皆に呼びかけて会議を設定するといった動きを何度もとるのは少なからず心理的なコストがかかる。といった課題感があり、コミュニティで定例会を開催するという動きを取りました。
開催してみて実際どうだったか
実際に開催してみると、思っていた以上に参加してくださる有志のメンバーも多く、チーム横断的に討議する場が必要とされていたことがわかりました。
毎回アジェンダには誰かが書き込みしてくれていて、盛り上がりをみせています。今のところ挨拶だけして解散する日はまだありません。直近では、30分だと話し切れないから開催時間を60分にしようという話も出てきました。
また、コミュニティから起票されたバックログアイテムもいくつか出てきており、少しずつですがコミュニティが機能してきていることが実感できています。
最後に
シャペロンの開発部門では組織拡大に向けて少しずつLeSSのフレームワークがうまく機能するように改善を繰り返しています。
今回はシャペロンのコミュニティを紹介しつつ、コミュニティという側面からどのように組織やプロダクトの課題を解決しているかをお見せしました。
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弊社に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ以下の Entrance Book をご覧ください!
他にもシャペロンの開発部門の様子がわかる記事がありますので、そちらも読んでいただけると幸いです!