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充電器廃人学生によるミニ四駆の充電器についての考察

みなさんこんにちは、ショーヤです。
皆さんはミニ四駆の充電器に興味はありますか?
ミニ四駆で使える充電器は、手軽なものからハイエンド機種まで様々で、初めての人はその機種の多様さや、扱いの難しさに戸惑うと思います。
私は高校生までずっとアルカリ電池を使用していて、大学生になり、お金に余裕ができてから充電池を使うようになりました。そこから、充電器へのこだわりが強くなり、多いときで20台くらいの充電器を持っていました。そんな私が充電器に対する考え方を記述していきます。あくまで個人の考えなのでこんな考えもあるんだという程度で見てください笑

【そもそもミニ四駆の充電器にこだわる必要はあるのか?】
ミニ四駆において電池の性能はモーターの次に速さに影響します。性能の高い電池と低い電池では、その他の改造が同じでもタイムに数秒の差が生まれることがあります。
ミニ四駆の充電池はニッケル水素電池であり、エネループ、エボルタなど、一般的な充電池と同じです。ニッケル水素電池には、速さに繋がる長所と、クセがある短所があり、一般的な充電器では長所を引き出せません。高性能充電器を使うことで、短所を補い、電池をベストな状態にすることができます。細かい説明は省略しますが、場合によってはアルカリ電池より速くなることもあります。また、電池の状態は充電した充電器によって異なってきます。そのため、充電器にこだわりを持つことは大事なのかなと思います。僕みたいにやりすぎは良くないですが笑

【充電器用語解説】
まず、充電器を扱うなかでよく出てくる単語をいくつか解説します。
・電流
単位はA(アンペア)。ネオチャンプの場合、充電電流は大きいほどパワーが出ますが、上げ過ぎには注意です。
・電圧
単位はV(ボルト)。ニッケル水素電池の終止電圧は1.2Vと知られていますが、満タン充電直後は1.5Vを超える場合があります。
・デルタピーク(Δピーク)
デルタはギリシャ語であり、数学において微細な量を表すときによく使われます。
ニッケル水素電池は満タン充電になると少し電圧が下がる特性があり、電圧の最大値から降下した電圧をデルタピークと言います。
ほとんどの充電器はデルタピークを検知することで充電を終了します。
・セル
直訳すれば「細胞」ですが、ここでは「電池1本」を意味します。ミニ四駆は電池2本で動くので、「2セル」となります。
・1C充電
ニッケル水素電池における最も基本な充電方法で、電池の容量と同じ電流値で充電する方法です。ネオチャンプは950mAh→0.95A=約1Aで充電すると1C充電になります。この方法で充電した場合、約1時間で充電が完了します。2Aだと2C充電、3Aだと3C充電になります。
・サイクル
サイクル(cycle)は周期、循環などの意味を持ち、充電器のサイクル機能は充電、放電を繰り返すモードになっています。ブレークインの他、リフレッシュにも使われます。
・ブレークイン
主に新品の電池やほったらかした電池のパフォーマンスを高めるために行われます。具体的には充放電を繰り返し、安定した電圧降下特性を得ることを目的にしています。


【ミニ四駆で使われる充電器の種類】
①家庭用充電器
家庭用充電器は家電量販店にも普通に流通している一般的な充電器です。
タミヤからもネオチャンプ専用充電器としてクイックチャージャーが発売されています。

クイックチャージャーPROⅡ


この充電器は充電するには問題ないのですが、放電機能(リフレッシュ機能)が備わっていない問題があります。
リフレッシュ機能は電圧降下が早くなる電池のメモリー効果を取り除くために搭載されましたが、最近の充電器は、電池の改良によりメモリー効果はほとんど現れないとしてリフレッシュ機能をとっぱらい、充電専用になってしまいました。家庭で使う分には問題ないと思いますが、ミニ四駆で使う場合はリフレッシュ機能がないとタイムが伸びない場合が多いです。なので、この様な充電器はレースをガチる人にはオススメできないと思います。

(メモリー効果のグラフ/パナソニック公式サイトより)

電池のメモリー効果(パナソニック公式サイトより)

②マルチチャージャー(ミドルクラス充電器)
少し扱いは難しくなりますが、実戦に適した充電器になります。この辺りから家電量販店で買うことが難しく、通販やラジコン専門店でよく売られています。
家庭用充電器よりパワフルかつ放電機能もあり、充電電流や放電電流を設定できます。また、電池をはめるスロットも付いており、家庭用充電器と似た感じに扱えますので、ステップアップに最適です。価格は大体5,000円〜10,000円程で、シェアが高いのはHitec X4 Advancedシリーズ(SKYRC NC1500、NC2600)、ISDT C4シリーズ、POWEREXなどです。

③ラジコン用高性能充電器
更なる性能を追求するためにラジコン用充電器も使われます。
ラジコン用充電器の利点はスロット一体型の充電器より大出力で充電することが可能で、それにより、電池からより大きいパワーを引き出すことが可能になります。ただ、このような充電器にはスロットがついていないので、別途電池ホルダーが必要になります。また、現在新品で売られている充電器より、昔の充電器がよく使われています。その理由は、15年ほど前ラジコンがニッケル水素全盛期だった頃は各メーカーからニッケル専用高性能充電器が次々開発されていましたが、ラジコン用バッテリーがリポ、リフェに移り、それ以降ニッケル系バッテリーのための充電器が開発されなくなってしまったためです。よって、ミニ四駆ユーザーでラジコン用充電器を使う人は、現在売られている充電器より、昔の充電器を好んで使っています。代表的な充電器は、iCharger 106b+、iCharger X6、セルマスター、レコードブレーカー、フロントラインなどです。

以下より、自分が所有している、また過去に所有していた充電器について解説します。競技におけるより良い充電方法についてはまだ未熟なため、各充電器の機能を中心に記述していきます。

【Dlyfull UT1】


Amazonで2,000円弱で売られています。
この充電器の特徴は、2,000円とは思えない高コストパフォーマンスにある思います。
具体的には、4本同時に1A充電、0.5A放電が可能な他、十分なブレークイン機能も備わっています。
同じような機能を備えたHitec X4 Advanced miniが4,500円、Dlyfull(PS POWER) NT1000が3,000円であることを考えると十分なスペックです。
接続には5V 2A以上のUSB電源が必要で、電力不足だと充電電流に制限がかけられるので注意してください。


【POWEREX MH-C9000】

この充電器は初心者にも上級者にも使われる充電器です。
充電、放電、ブレークイン、リフレッシュアナライズ、サイクルとかなり多いモードが特徴です。
液晶も大きくて見やすいです。
この充電器で充電すると、電池に負荷をあまり与えず、優しい特性に仕上がると言われています。
上級者はサイクル機能を使ってブレークインやリフレッシュ作業を行っているようです。
MH-C9000PROになってからサイクル機能が省かれてしまったので、新型が出てもなおこの旧型が高値で取引されています。
相場は大体10,000円前後です。

【ISDT C4 / C4 evo】

C4(左)とC4evo(右)

現在ミニ四駆で使われる充電器の中でもかなりシェアが高いものだと思います。この充電器はブレークインから基礎充電までこなす多機能充電器です。
この充電器の主な特徴にまず絞り放電があります。普通のリニア放電だと容量が空っぽになる寸前で終わるのですが、絞り放電を使うと充電した容量を確実に減らしてくれます。こうすることで、電池管理がやりやすくなります。
さらに、ブレークインに最適な活性化モード、分析モードも備わっており、これ1台あれば基本的に十分だと思います。
新型のC4evoには新しく破棄モードが追加され、ほぼ0Vになるまで放電します。このモードの使い道は、破棄の他、デッドショート(詳しくは調べてください)もあると思います。
唯一の欠点は、充電に電圧保護機能が付いており、ネオチャンプの場合満タンまで充電できません。evoなって若干改善されていますが、パワーに物足りない人は継ぎ足し充電用にまた別の充電器を買うことをオススメします。

【iCharger 106b+系充電器(アンチマター 、サンダー、リアクター、ヘマタイト)】
この充電器はミニ四駆界で使っている人がかなり多いのではないでしょうか?
元々はiCharger 106b+がオリジナルであり、セイキからAtlantis AL106b+がOEMで販売されました。その後、今主流のアンチマターなどが出回りましたが、これはOEMではなくコピー品となります。また、106b(10A 250W)の他に、206b(20A 300W)、306b(30A 1000W)もあります。

iCharger 106b+

この充電器の特徴は、まず先程説明した絞り放電があることです。この機能は設定の Discharge Reduce から変更できます。

(106b+における絞り放電の電流、電圧の変化)

106b+における絞り放電の電流、電圧の変化

また、モータードライブ機能でモーター慣らしもできる他、発泡スチロールカッターとして使えるフォームカット機能も付いており、ニクロム線を繋げばブレーキスポンジの溝入れに使えます。
また、これは意外と知られてはいないのですが、Logview Studio (現在配布停止中)を使うことで、充電、放電のグラフを取ることができます。グラフはExcelにも出力可能で、工夫次第で電池の選別も容易に行えます。

Logviewで取得したグラフをExcelで編集している様子



【マッチモア セルマスター 】

セルマスター(初期型、白液晶)

この充電器も最高峰充電器として有名です。
ラジコンでニッケル水素が主流だった時代に開発され、多くのユーザーに使われていました。
今は廃盤となっているので、ほとんどが中古で売られています(相場は10,000円〜25,000円程、後述するカラーバリエーションによって変わります)。
この充電器の特徴は、とにかく多機能かつ高精度であるといったところでしょうか。
モードはリニア充電の他、3ステップ充電、パルス充電とかなり幅広いです。
3ステップ充電(CTXチャージ)は、指定した容量で3段階に分けて電流を変化させて充電します。上級者はこれを巧みに使いこなして自分好みの特性に仕上げています。
3ステップ充電時にパルス充電(フレックス充電)も設定できます。これは元々ニカド電池の活性化のための機能ですが、上級者はニッケル水素にも使います。パルスの幅は9段階で設定できます。
電圧検知が非常に繊細で、充電中に少し本体を動かしただけで誤検知で充電を終了することがあります。電圧は小数3桁まで表示されます。
ただ、充放電時に常時回転するファンが非常にうるさいです。測ってみると75dB以上ありました…。プラチナ後期の静音ファン仕様やVGチャージャーは若干改善されてますが笑
この充電器のカラーバリエーションはかなり豊富で、初期型(ホワイト液晶)、プラチナ(反転液晶)、マークライナート(青アルマイト、反転液晶)、アンディムーア(紫アルマイト、反転液晶)、タミヤ VGチャージャー(青アルマイト、反転液晶のOEM品)と主に5つあります。特に紫とVGチャージャーは希少で、中古で2万円を超すこともあります。
さらに、昔のプロRCドライバー使用の非売品もあり、僕が確認しただけでも赤、緑、ピンクなど沢山ありました。

画像は上から
セルマスター  プラチナ
マークライナートリミテッド
アンディムーアリミテッド
タミヤ VGチャージャー
非売品のセルマスター(赤)/Facebookより
非売品のセルマスター (緑)/メルカリより

セルマスター プラチナ
マークライナート リミテッド
アンディムーア リミテッド
タミヤ VGチャージャー
非売品のセルマスター(赤) Facebookより
非売品のセルマスター(緑) メルカリより


僕はフリマアプリに張り付いて昔のラジコン引退勢が破格で出しているのを見計らって購入しました笑(購入したのはプラチナで6,500円でした笑)
昔もかなり人気の充電器だったので、セルマスターに関してはこのようなことが頻繁にあります笑

【ヨコモ YZ-110 PRO】

この充電器も有名です。オリジナルはIntelliPeakのICEチャージャーで、ヨコモはOEM品となります。他にもCheckPoint TC1030や、イーグル CDC ver. 7.0も同じものとなっています。
この充電器は、まず4ステージ充電が可能で、セルマスターよりも1段階多いです。(温度センサーを繋がないとこのモードは作動しません!中古で買う際は温度センサーが付属されているか必ず確認してください)
さらにモーター慣らしも可能でかなり多機能です。
液晶の情報量がとにかく多く、グラフも表示可能です。
全体的に106bの強化版(ニッケル水素に限る)みたいなものだと思っています。
中古の相場は大体6,000円前後になっています。


【マッチモア サイレントチャージャー】

HPI ACDC パトリック

セルマスターと同じくマッチモアから販売されたものです。バリエーションはDCタイプ、ACDCタイプ、HPIから販売されたACDCパトリック(OEM品)があります。
この充電器はセルマスターと見た目が似ていますが全く別物です。モードは充電と放電しかなく、サイクルモードが省かれています。また、デルタピーク、カット電圧もほぼおまかせで、設定するのは電流だけというかなりシンプルな仕様なので、初心者にはオススメかもしれません。充電中の電圧がかなり高かった覚えがあります。
中古での相場は3,500円〜7,000円くらいです。

【イーグルレーシング CDCチャージャー ver.6.0/B】

この充電器にはノーマルピーク(リニア充電)、ファジーロジック(リフレッシュ充電)、パーシャル(保管用)、ブースティング(追い充電)の4つの充電モードがあります。また、20Aの大電流放電も可能です笑
この充電器は充電中50秒ごとに10秒間電流を止めて様子見します。個人的にこの動きは少し気に入らないです…。また、電流値の設定が充電直前ではなく離れた設定画面で行うので面倒くさいです。
相場は大体4,000円前後です。


【マッチモア Dr.4K】

こちらは充電機能がない放電器です。
単セルで6Aの大電流放電が可能です。
0.9Vカット放電の他、時間を指定してより深い放電をすることも可能です。(液晶など目視できるものがないので勘に頼るしかないですが笑)
相場は大体6,000円前後です。かつてポテンシャルレーシングさんからスペーサー付きで新品が売られていました。

【マッチモア CTX-D2】

こちらも放電専用のものになります。
ヨコモからYZ-CMSがOEM販売されています。
Dr.4Kとは違い、この放電器は5Aで放電します。また、30Aパルス放電もできますが、ネオチャンプで行うと電池が死ぬと思っているのでやったことはないです笑
当時は定価4万円で売られており、PCに繋ぐことで放電グラフが見られるのを売りにしていましたが、PCリンクケーブルもソフトも開発が中断され、発売未定になってしまった不幸な製品です笑
カラーバリエーションはセルマスターと同じ4つと、ヨコモのシルバーの5つが用意されています。(タミヤのOEM供給はありません)
相場は大体8,500円前後です。現在はポテンシャルレーシングさんからスペーサー付きで17,000円くらいで新品が売られています。

【シャインテクニカ バランⅥ】

独自のアルゴリズムを搭載した放電器です。この放電器はイコライジング機能に優れており、放電完了時に全ての電池に同じ容量が残っている状態をつくることができます。バリエーションは1.5A、3A、5Aで、電流が低いとイコライジングに優れ、電流が高いと大電流放電のクセ付けができるようになります。昔はエナジャイザーとの組み合わせに適していると言われていました。相場は1万円前後といったところです。ZERO MAX仕様だと2万円前後になる場合があります。

《持っていないけど有名かつ気になる充電器》

【レコードブレーカー、フロントライン】

ストレート社の充電器です。
今まで紹介したものは放電機能も備わっていましたが、この2つは充電専用となります。
2つに共通する特徴として、微細な電圧検知を可能にするDCIシステムを搭載しています。
また、セルマスターでも解説した2ステップ充電、3ステップ充電が可能です。
レコードブレーカーコンペティション、フロントラインはパルス充電が可能で、電流を大きくするインパクトパルス、電流を現象させるスタティックパルスから選択できます。
フロントラインにはDCIに加え、あらゆるデータからバッテリーの状態を把握し、パルス充電を制御する4EDチャージシステムが搭載されています。
中古での相場は7,000円〜14,000円くらいです。

2022 2/28追記

Twitterのフォロワーの方からレコブレコンペティションをお借りしましたので、簡易ながらレビューをします。
まず、操作のしやすさはセルマスターに慣れた私からすると少し扱い辛く感じました…笑 モード選択は基本的になく、充電のステップ数を選んでリニア充電とステップ充電を切り替えます。
その反面、液晶表示は見やすい部分があり、パルス充電中はそれを表すマークが点滅したり、ピーク電圧からのデルタピークを数字で表示するなど、データ閲覧はセルマスターより良いような気がします笑
パルス充電はフロントラインと同じインパクトとスタティックです。インパクトパルスは予想通りと言いますか凶暴で、ストレートの安定化電源の電流計が常にピクピクしていました笑(パワーマスターレジェンドの電流計では3.5A充電で9Aを表示していました…汗)電圧も余裕で4Vを超えていました…
一方でスタティックパルスはインパクトパルスと比べると電池に優しいパルス充電でしたが、間隔はセルマスターよりかなり短いと思います笑
電池の仕上がり温度は、インパクトパルスを使うとめちゃくちゃ高くなります笑 ちなみにフロントラインの方が温度が低いと聞いたことがありますが…笑
セルマスターは高性能な割に扱いが楽ですが、レコブレはそれに比べて気が抜けないなぁという印象でした笑
でもその分自由に設定が可能なので、ホントのガチ勢向きだなといった感じでした笑

【グラウプナー ポラロンEX】


この充電器はとにかくカッコいいので使っている人がまあまあいます笑
スリムな筐体に2系統出力端子を備え、さらに液晶タッチパネルを搭載したハイテク感あふれる充電器です。
通常の充電に加えてモーター慣らしも可能で、ラジコン用の機能としてサーボテスターやブラシレスモーターテスト機能、タイヤ/リポウォーマー接続機能を搭載しています。
カラーバリエーションは画像の3色に加え、正規輸入販売メーカーであるヨコモの限定イエローカラーの4つあります。
相場は大体2万円〜3万円くらいです。(安定化電源込)

【ストレート フォートレス】

こちらは放電専用となります。
放電器のなかでもすごい多機能なものになっています。
まず、最大放電電流が35Aと強力で、絶対的内部抵抗、実測内部抵抗が表示されます。
3ステージ放電も可能で、3段階に分けて放電電流を調整できます。
さらに徐々に電流を上げたのち、カット電圧に達すると絞り放電を行うラピード放電を搭載しています。
また、専用PCソフトのセルマネージャーを使うことで放電グラフの記録が可能になります。
相場は大体2万円前後になっています。

【エナジャイザー 1時間チャージャー】


この充電器は家庭用充電器のなかではよく使われているものです。
付属の充電池(約2,500mAh)を1時間で充電できるので、充電電流は家庭用充電器としては高い2.5Aになります。しかも4スロット同時にこの電流で充電できます。高電流で充電できるのでパンチのある電池に仕上げられると言われています。現在日本では販売されておらず、海外通販サイトやフリマアプリで買うことが可能です。価格は大体8,000円です。
また、同じエナジャイザーから15分チャージャーが出ていますがこちらは使用しない方がいいです。充電電流が4本で4.2A、1本2本だと8.4Aだと私は記憶しています。こんな電流で充電したら電池が爆発する可能性があり大変危険です。

【爆弾充電器について】
先程紹介したものより更に扱いが困難な充電器を「爆弾充電器」と呼んでいます。
これは扱いを間違えると電池が爆発する可能性があるからです。
爆弾充電器と呼ばれる充電器は主に昔のニカド専用充電器が多いです。
ニカド充電器のデルタピークはニッケル水素のものよりかなり深く、充電をやめていい頃になっても充電し続けます(危険)。更に温度センサーがないものも多く、発熱しやすくなっています。
これらの充電器は充電直後にかなり高いパワーを引き出せるので、主にフラットレースの追い充電に使われるようです。ただ、ジャパンカップのような充電器持ち込み禁止の大会ではあまり活躍はしないだろうと思っています。
価格はかなり安く、1,000円〜3,000円あたりで購入できるものがほとんどです。
代表的な充電器
KO PROPO BX-212(画像はヤフオクより)

ヤフオクより

TEKIN BC112(BC112 A/画像はヤフオクより)

BC112 A(ヤフオクより)

シャインテクニカ デルコム(EXP除く)
(デルコム 2900B/画像はヤフオクより)

デルコム 2900B(ヤフオクより)

フェンスカーが流行っている海外ではPCの安定化電源を改造した爆弾充電器もあり、充電中に2本で4.6Vというバカみたいな数値を出すものもあります笑笑
画像はインドネシアの cas bom と呼ばれる自作充電器で、ただ定電流を流しているだけで、デルタピーク検知もないかなり危ないものがほとんどです笑(画像はYouTubeより)

YouTubeより

【結局どの充電器を使えばいいの?】
ここまで色々な充電器を紹介しましたが、この中からどの充電器を使えばいいのかと言われると、正解はありません!笑 実際、ミニ四レーサーが使う充電器は個人によって違いますし、安い充電器であれ、高い充電器であれ、自分が使いやすいものを選ぶのがベストだと思います笑
高い充電器は安定化電源が必要になったり、持ち運ぶのが面倒だったりします。また、電池による速さは充電器の性能のみならず、電池の個体差にも影響するので、いい充電器で充電したからといって速くなる保証はありません。
自分はHitec X4 AdvancedもしくはISDT C4 と106b+の2台があれば十分だと思います。何十台と充電器を買っても、性能と扱いやすさを考えると結局ここにたどり着きます笑
以上が僕の考える充電器についての記事になります、また何か情報を得たら追記しようと思います。

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