蓮ノ空3rdライブ スリーズブーケ公演のMCから見えた、103期から104期への移行への配慮

しょうゆ @showyou

「ラブライブ！蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」はリアルタイムにイベントが進行するということで、プロジェクト2年目の4月に新1年生が加入しました。新規に加入するという事は既存の曲なども割り振りが変わるという事で、期待半分不安半分で見ていたファンも多かったはずです。中でもその1ユニットであるスリーズブーケは前年の異次元フェスでHoliday♾️Holidayが爆発的にヒットしたため、2人から3人に変わることを不安視する方も多かったと思われます。

そして昨年の12月1日に3rdライブ スリーズブーケ単独公演があった訳ですが、その際のMCが凄く心を打たれたので載せておきます。私の記憶違いとか解釈違いが多いかもしれませんのが、ご了承ください。

このライブは全てを3人で歌ったわけでは無く、2曲目に初期曲の「水彩世界」、更にもう2曲を103期での二人で歌う構成を取っていました。それ以降櫻井さんも加わり104期verで進みました。アンコールでは前の2ユニットの公演同様、「水彩世界」を3人で歌うという構成が取られました。 その後にキャラ映像による幕間があり、そこでは櫻井さん演じる吟子が「(梢が花帆のために書いた)水彩世界に、私が加わって演じていいものか」と葛藤する場面がありました。

その後一曲歌った後に、キャストの3人によるMCが行われました。ここでの櫻井さん、そしてそこからの楡井さん(花帆役)花宮さん(梢役)のMCで作品や仲間を大事にするのが見えて心を打たれたので記しておきます。

詳細は明日1月8日の21時から配信される3rdライブの映像を見て頂きたいですが、櫻井さんは普段の饒舌な口調から一転し話すのがゆっくりになり、103期版と104期版の優劣の話をせずに「私はスリーズブーケが大好き」「今日の私はがんばれていたか」の話だけをしていました(ちなみに年末のファンミーティングでも、スリーズブーケの曲を歌った感想で、彼女は同様の挙動をしています)。
また楡井さんは「今日は103期〜104期までの振り返りライブをしたけど、私にとってはスリーズブーケの事が好きな子が新しく加わり、横に並んで歌ってMCを話し終えるところまでが振り返りだ」と言い切り、会場を沸かせていました。
更に花宮さんは「スリーズブーケは他2ユニットに比べても明らかにファンの評価は厳しいはず。感想をpostして欲しい。”今日の花宮動き悪かったな”とか言うのも見に行きます」と、若干おちゃらけながら話していました。

櫻井さんはもしかしたら初めての通しての出演に感極まってたのかもしれませんが、私には”明らかに言ってはいけない単語”を避けて選んで話していて、そこが凄いと感じました。今回のMCにおいて「104期も良かったですか？」という言葉は、櫻井さんは避けるべきでしたが、103期組の楡井さんと花宮さんは使って問題ありませんでした。これは、公式側からファンの好みを誘導してしまう可能性があったためです。

一方で楡井さんの言葉はキャラ、作品としての”吟子”だけでなく、櫻井さん自身も含めて104期スリーズブーケだと言っているように思えました。

また花宮さんの話は、上の方で書きました”前年の異次元フェスでHoliday♾️Holidayが爆発的にヒットしたため、二人から三人に変わることを不安視する方も多かった”という話に繋がってくると私は考えています。この話の続きで「”今日の花宮動き悪かったな”」とスリーズブーケでは無く自分一人を挙げたのは、楡井さん櫻井さんを庇っているようにも見えました。

私はスリーズブーケの中でも特に櫻井さんが好きで普段まめな朝のあいさつpostや豊富なファンサービスを喜んでいるのですが、それだけでなく言葉の選び方なども上手いので見返しみて欲しいと感じました。

最後に余談ですが、一度103期版眩耀夜行を見返してみて、3rdライブ版の櫻井さんの立ち位置がどこかも見てもらいたいです。

なおこの感想文は、以下の本を読みながら思いつきました。蓮ノ空の配信番組WithMEETsでも出てきた本になります。また前半しか読めていませんが、「推しの語り方」と言う身近な題材を扱いつつも、文章の出し方、書き方について書かれていると感じています。

本日明日配信されます、蓮ノ空3rdの配信上映のリンクも置いておきます。アーカイブは無いため、その時刻でしか見られないことをお気をつけください。今日のドルケストラも、Proofと言う曲への入り方が上手いので、見て頂けると幸いです。


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