【Netflix】この映画が面白い②【Amazonprime】愛と正義とビートルズ
映画の醍醐味とは何だろうか、短いものだと100分程度、非日常を垣間見れる高揚感、必ず何かしらの感情の変化をもたらされる約束された時間、その中でもまた更に面白いものを見つけた時の感動はひとしおだ。
この映画が面白い2回目
Netflixで「アイ・アム・サム」を観ましたか?
https://www.netflix.com/title/60021799?s=a&trkid=13747225&t=twt
ハンディキャップをテーマにした映画は少なくない。
レインマンやフォレストガンプはその筆頭だ。
今回紹介するのはI am Samだ。
スターバックスで働く主人公のサム。
知的障害により知能は7歳程度だ。
ホームレスの女性がベッドをもとめるために彼と一夜を共なのにしてしまう。(彼は性に対しての認知も7歳程度なのでセックス自体もよくわかってなかったみたい)
その後子供ができてしまい、女性は逃げ出してしまう。(ここでなぜ中絶しなかったんだってつっこみが入りそうだが、キリスト教では中絶はタブーなので、産んで養子にが普通の選択肢だったりします。ドラマのGLEEでもクインは普通に出産するじゃない?)
そんなこんなでサムはシングルファザーになるのだが、周りの友人たちの愛で彼ら親子は愛をはぐくみ暮らしていた。
名づけのシーンで娘にルーシー・ダイアモンドと名付けるくらい、彼はビートルズの大ファンだし、ルーシーも同じくビートルズが大好きだ。
周りの人間関係も良好で、同じコミュニティーの中にいた同じく障害を持つ友人たちもルーシーを愛していた。
中でも外出恐怖症のアニーは子育てのほぼすべてをサムに教えて手を貸していたほどだ。
ルーシーは7歳を超えるころ、サムの知能を超えることに抵抗感を感じていたが徐々に成長していった。
娘と同等かそれ以下の知能しかないサムは今後のルーシーを育てる養育能力が無いのではと指摘されてしまう。
ルーシーは施設で保護されることになった。
そのことと戦うために法廷で争うことになったのだが、そこで出会った弁護士リタともひと悶着あるも、サムは人々の人生を変えながらルーシーとの生活を求めていく。
概要はこんな感じだ。
ただこの映画、まったく悪人らしい悪人が出てこない。
サムから見たら悪人なのだろうが、ルーシーを思っての行動であったり、法廷で争う検察側の人間ですら愛にあふれ正義にあふれた人間だと私は思う。
正しいことが必ずしもいい形ではないし、幸せはどんな形でも作れると思う。
誰かを糾弾するとき、最大限の想像力と俯瞰で一呼吸おいてかんがえる。
そんなことに気づかせてくれる映画だ。
All You Need Is Love
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