ポイント動画検討をすすめたい!
先月ようやく魂天になることが出来て、その際はたくさんお祝いして頂き本当にありがとうございました!そして昇天を機に、晴れて正式に雀魂エンジョイスクールの講師にもなり、人に麻雀を教える機会が増えました。個人的には麻雀を打つよりも麻雀を教えることの方が好きなので、私に牌譜検討を依頼してくださる方がいることは本当に嬉しい限りです。依頼はいつでもお待ちしてます!
検討後はエンスク内でアップロードするのですが、ありがたいことにエンスクを代表する講師であるてんてんさんをはじめ、多くの方からお褒めの言葉を頂いております。そこで、今回は私が普段行っているポイント動画検討について、作成過程とその魅力をお伝えできたらと思います!
ポイント動画検討が出来るまで!
1、問題点の抽出
依頼を受けた際は、まず牌譜を全体的に見ます。その際に、違和感を感じた場所とその簡潔な内容をメモに残していきます。リストアップが終わると、結果影響度が大きく、頻度が多く、明確に損だと分かるものを優先して、動画で伝えるポイントを2〜3点に絞ります。この際、以前教えた内容を再び選ぶこともあります。選ばなかった内容に触れないことを勿体無く思うかもしれませんが、少ない牌譜で依頼者の問題点を網羅するのは厳しい上に、相手に一度に膨大な情報を伝えても内容が薄まって何も印象に残らなければ逆効果です。教える側としては、以前教えたことを再び指摘した時に「あ〜、なんかこれ前も言われた気がするかも??」と相手に思ってもらえれば上出来ぐらいの心構えを大事にしています笑 自分にも相手にも過度な期待をしないようにしたいですね!
2、資料の作成
まずはその動画で伝える内容をスライドにまとめることで相手が視覚的に勉強する内容を把握してもらいます。
そして各内容に対応する場面をNAGA解析レポートで開き、牌効率を教える際は麻雀牌表示ツールを用います。牌姿を使って伝える際は、同じ部分を省略したり口頭での説明にとどめず、出来るだけ視覚的にわかりやすいよう意識して、似た牌姿でも丁寧に並べて説明するように心がけています。
3、下読み
収録をする前に口を動かしながら頭の中で簡単な原稿を作ります。この作業をサボると余計な間が出来て相手に伝わりづらくなるのは勿論、トリミング作業やリテイクが増えて、かえって余計な手間を増やしてしまいます。そして説明を考える際は、自分が話したいことではなく相手が悩んでいる内容に寄り添った説明が出来るよう、可能な限りセオリーを引用したり、過去の自分がよく間違えた記憶を思い出すことを大事にしています。また相手のレベルを考えて些細な補足や例外には触れすぎず厳密性よりも分かりやすさを重視しています。
4、収録
BGMも含め音量に注意しつつ、出来るだけ説明中のノイズが入らないように気をつけます。収録後は自分でも一度聞いて確認します。
5、完成!
こうして動画が出来上がります。折角なので最近作った動画を載せておきます。少し慣れてきた今でも10分に満たない動画を作るのに2時間以上かかることが多いです笑 ただ動画を作ってる時は麻雀を打っている時よりもあっという間な気がしますね〜
ポイント動画検討のメリット
相手への負担が少ない
10分前後で終わるので仕事で忙しい人や長時間の座学が苦手な人もこれなら気軽に取り組めると思います。また時間の拘束がないので日程を調整したりする必要もありません。
内容が伝わりやすい
対話形式ではないため質問には柔軟に答えにくいものの、少ない内容を丁寧に説明するので相手も自分の問題点を理解しやすいのではないかと思います。また時間が短いのでわからなくなった時に見返すしやすく、似た悩みを抱える第三者が見る際も手軽に見られるのではないでしょうか。
最後に
このポイント動画検討を思いついたきっかけは私がリーダーをしているNANAリーグにおいて通話や長時間の拘束が出来ないものの、まだ基礎が不十分なチームメイトに対して、どうすれば効果的に教えられるかを考えたことにあります。ポイント動画検討は雀豪〜雀聖の方には相性が良いみたいで、致命的な悪手が目に見えて減った時は本当に嬉しかったし、やや特殊な自分の教え方にも少しだけ自信を持つことが出来ました。今ではこの経験を活かして、バイト先の麻雀店の新人アルバイトの雀力育成も任されることがあり、仕事にも役立っています笑
エンスク講師の中には優秀な方が本当に多く、私もあまり高度なことは教えられないものの、麻雀を教えることへの情熱は人一倍あるつもりなので、今後も自分の持ち味を活かしながらこれまで自分が教えてもらった恩を少しずつでも返していくことが出来るよう一生懸命頑張ります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
質問等あれば気軽に聞いてください〜