システムデザイン大会(社内アイデアソン) を突撃レポート!
経緯
SHOWROOM事業のサーバーサイドエンジニアは隔週水曜日が出社日となっており(2023年1月現在)、数少ない出社日でお互いを知ったりコミュニケーションを増やすといった目的で、催し(ハッカソンやボードゲーム会など)をしています。
そういった催しの一環で、システムデザインに興味のある方が多かったことや、スキルの向上にもなりそう ということで 「システムデザイン大会」 と題したアイデアソン を開催することになりました。
概要
お題は 「SHOWROOMを今一から作った場合の理想的なシステム構成と現実的なシステム構成について考える」 です。
SHOWROOMはギフティングやコメントを通じたリアルタイムなコミュニケーションを主軸としたライブ配信サービスです。
パフォーマンスや想定される負荷の要件を満たす技術選定や、より早くユーザーへ価値を提供するために最適な設計は何かというのを考える会となりました。
当日の様子 in 貸し会議室
2チームに分かれて、インフラサービス等の情報収集 → チーム間共有 → システム構成の議論・資料作成 といった流れで大会当日は進みました。
雰囲気は、興味のある技術を調べつつ、それによりサービスがどう良くなるかをゆるく議論するといった感じです。
インフラに詳しいエンジニアから色々教えてもらえたりもしたので、「インフラ自信無いぜ…」って感じでも楽しめました。
発表内容について
Aチーム
サービスの特性上 特定の部分(配信ルーム周り、ユーザー関連)のみ変更が多いことや、クライアント依存の処理に課題を感じ、 "BFF + マイクロサービス" 型のシステム構成を提案しました。開発の分業や運用面での自動化を行いやすい設計により、より早くユーザーへ価値を提供する狙いです。
Bチーム
負荷やコストを課題に感じて、CDNのより効率的な活用と、できる限りスケーラビリティの高いマネージドサービスを使うような構成を提案しました。この構成により、ルームの入室やランキングの生成が速くなること等を期待できます。このチームは理想的なシステム構成を検討する際に、良さげな(気になる)技術を具体的にどこで使うかといった議論が活発でした。
やって良かった点
1.インフラの知識のボトムアップ
SHOWROOMはインフラの構成が多岐に渡っており、普段アプリケーションをメインで触るエンジニアが全貌を把握するのは難しいといった状況です。そういった課題感の中で、インフラを主にみているエンジニアと議論しつつシステム構成を考えるというのは今後につながる良い経験でした。
2.交流
2週間に1度の出社日やMTGのみだと、お互いのことを知るのが難しい気がしています。そんな中でもこういった場があると、仲を深めるきっかけになるので良かったです。
終わりに
この手の催しって運営の方が頑張らないとなかなか進まなくて難しいなあと思っているのですが、システムデザイン大会は開催までの段取りや当日の流れもスムーズで、運営してくださった方々には圧倒的感謝でした。
ハッカソン企画は他の参加者からの評判もよく、次回は 「エイプリルフール関連の機能を考えるハッカソン」 の開催が決まっています。次回作をお楽しみに!
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